キアヌ・リーブスの「地球が静止する日」
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前々から見たいと思っていた『地球が静止する日』、ようやく見ました
人間の形態を持って地球上で生まれ出る宇宙人”
という設定は、いろいろと想像を掻き立てられて面白いなと思いました。映画では語られない主人公クラトゥの住んでいた世界、クラトゥの真の姿、球体の乗り物のことなどなど、思わず宇宙に想いを馳せてしまう。
一番親しくなった地球人の女性科学者へレンが、人間になる前はどんな姿だったのかと質問したときに、「それを知ったら君が怖がる」と答えたところは、高度な文明を背景に余裕を見せる宇宙人とも受け取れるし、キアヌが言うから決まっちゃって、女性を怖がらせないように配慮する地球人的な優しい男性とも受け取れて、不思議な感じ。
地球環境に適応すべく地球人男性の容姿を持って生まれ出ているから、人とは違う能力にちょっとだけ秀でた優秀な地球人を見ているような錯覚にも陥りかける。だけど、微妙なところで、地球に適応しきれてないギコチナイ雰囲気が見え隠れしたり、実際にできたらビックリするような超常的な力を、突然あっという間に使って、いきなり圧倒されたりする。
そして改めて、「そうそう、このキアヌは宇宙人だったんだよね」、と思う。
最後のクライマックス、始動されている“人類消滅”を止めるために、自分が飛来したときに乗ってきた球体に戻るシーンでは、金属でも何でも一瞬のうちに消されてしまう中を、クラトゥはもろい人間の体で半分消えかかりながら進んでいく。あと少しのところで倒れ、届かないのか、間に合わないのか、とはらはら。最後の力を振り絞って立ち上がり、球体に手を伸ばす。その瞬間、クラトゥの人間としての体は消滅し、“人類消滅”も消え去る。
生き物は、「死ぬのではない。形が変わるだけだ」と、子供に説明していたクラトゥは、きっと別の姿になって帰っていったのでしょう。
“人類消滅”に蝕まれた子供と女性科学者を救うために、迷わず自らを犠牲にしたクラトゥの姿は、宇宙人・地球人の壁を通り越して、ちょっと感動的でした。
あらすじ≫
暴力的・破壊的な人類から地球を救うために飛来した宇宙人クラトゥは、地球にやってきた目的を国連で話し、人類を説得したいと望むが、拒否され拘束されてしまう。超常的な力で逃げ出したクラトゥは、過去に同じ星から地球を調べるために派遣されていた人物と話し、自ら変わるように人類を説得することは不可能であり、地球という星を救うには人類を消滅させるしかないとの結論を得る。そして実行に移してしまう。・・・しかし、自分を助けてくれた女性科学者との交流を通して人間の別の面を知り、クラトゥは、人類が地球の危機を認識して自らの意志で変わっていくことを待とうという気持ちになる。そして既に始動している“人類消滅”を止めようとする・・・
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映画「2012」 2009.12.26
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