階段をのぼってくるとこの景色
ついつい大きく深呼吸しちゃう!
綺麗なクリスマスローズの姿にうっとりしながら・・・
さらに登ると、うつむいてスノードロップのように咲く緑桜
ガクの緑がなんとも美しい桜が、上からクリスマスローズを見つめています。
お部屋の中からは隣の桜と遠く下に見えるソルダムの花が咲き競っています。
いっしょに満開になるのは珍しいかもしれません。
春の景色を何もしないで、1日ずっと見ていたい
できればリリーでもひざに乗せて、撫でなでしながら~
でも、そんな時間はありません・・・
今日はまたまた山のバラ園の実習参加でした。
農薬の話もたっぷりうかがって、ウドンコ病に効く薬も教えてもらってきました。
決め手は展着剤と噴霧機のようです。
農業に使うから農薬というわけで、無農薬神話はとうに信じていない都会生まれの私にとっては、どこまで確実に病害虫を押さえることで1年中バラが元気に育つのか?
放っておけが病気になったり虫にやられて、葉を落とせば成長は止まるわけで・・
夢見る風景を実際に得るために、どこまで薬を使っていくかがポイントです。
自分の体は病院嫌い薬嫌いで通しているけれど、バラも野菜もどこまでそれを通すことができるのか?
少しだけならいいけれど、なんでも規模が大きくなれば病害虫も増えますから、それにどう対処するか?
自分の中で悩む部分ですね。
実習として面白かったのはオールドローズのモスやガリカなどの品種、たとえばレダとかキングジョージなどを、しだれ桜ふうに仕立てる方法
はたしてこれが私の庭で役に立つかは分かりませんが、もし鉢で狭い場所でモスやガリカを育てる人には面白い誘引法かもしれません。
西武ドームにも、今回仕立てたものが並ぶかもしれないというので、行かれる方はご覧ください。
確かに私もどうやってモスやガリカを誘引したら他のツルバラといっしょに庭を上手に彩ってくれるのか?
一番悩んでいた品種だったので、試してみるかもしれません。
風景を作りだすためには、あまり切らずに枝を使いこなすことだとは思っていましたが、それぞれ個性があるので難しいのが、バラの面白いところです。
実習は他に土の配合、決め手はバラ園特製の牛フンかな?
完全に乾燥した牛フンを使いますが、ここの土の赤土ベースを使ったKガーデンのバラの生育の良さと言ったら驚きでしたから
また砂ベースのものがあるのですが、これだと幼虫が土の中で根を食べることができないそうですから、根っきりやコガネムシにやられて困る人にはお勧めです。
実習は今回でひとまず終わり
3か所の場所で行われてきたこの講習会
ここだけが昼食付きかと思いきや、3か所すべてお釜を置いてあって、薪で焚いたご飯をふるまったというから、びっくり!
3時のおやつは手作りケーキだし!!
今回もお腹いっぱいの講習会でした。
3回の実習でツルバラの君のバラへの想いがしっかり伝わって、儲けることが先ではない植物との関わり方に、やはり私は惚れてしまいます。
地道に良いと思うことを続けることで脚光を浴びるのと、なんでもいいから脚光を浴びるために誰か人を使って宣伝したりする・・・たとえば肥料でも有名人のコメントを写真入りで載せたり・・そういうことを嫌いだと言い切るところなど、生き方が伝わります。
バラだけではなく園芸そのものがすたれて行くとしたら、やはりそういうもうけ主義やただの出たがりの人の言う、嘘に振り回されてしまうからでしょう。
この情報社会で、何が正しいのか?誰が本物なのか?
見極める目を養えずに振り回されることも多いけれど、本物を知ることができたことは嬉しいことです。
本物はご飯炊き担当・・という点と、バラの生き字引のような素敵な姫君が、ただただバラ園での仕事に追われる人ではなくケーキを焼くような人だいう点、まさにトドメを刺されてしまいました!
笑
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