マムの素 *             青カバ・ウィリアムはかく語る

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2009.02.11
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2008 11 撮影


国宝 三井寺展





奈良は近いと思うのに・・・。

地下鉄大江戸線は深く深く地下に

潜るので怖いし・・・。


IMG.jpg



なんて、言ってる場合じゃありません。


新羅明神坐像(しんらみょうじん)

さんに会わねば。





すべてを見終わっての思いはね、

ご大家の威力をまざまざと見せつけ

られたということですね。





お宝だらけです。


目玉は

黄不動尊 (トップの画像)

新羅明神坐像

如意輪観音菩薩坐像


に間違いないのですが、

その他の寺宝もトップクラスです。


原初の 愛染明王 不動明王

技術的には稚拙ですが、

素朴で「信仰を形にしよう」

との思いがよく伝わってきます。





↑この不動明王は原初のものではありませんが

造作当時の光背と組み木の台座を残しています。

今にも火を噴きそうな光背は不動明王の怒りが

いかばかりかと思わせますし、組み木の台座は

シンプルでどっしりとしていて、不動明王の

怒りに負けていない。それどころか、

しっかりとうけとめているような感がします。



去年、 拝観に行ったばかりということもあり

どの展示物も、「ああ、あのお堂にあったんだ」

なんて親近感がわきます。





さあて、どうしてもこの目で観たかった

新羅明神坐像 はこちらです。



新羅明神坐像
平安時代作


皆さん、どう思われます?



マムは今もわからない。

不思議な心持です。

なんともいえない気持ちの悪さが

漂います。崇高さよりも邪なものを

感じます。







新羅さんは後ろからまわりこんで斜めからお顔を

見ていくと、とても好々爺ですが、それが前にいく

ほどに怖ろしげな顔になり正面になると

異形のお顔立ちとなっていきます。

やってみて!


見た目がありがたみがないせいでしょう。

秘仏の中の秘仏というのにたちどまって

つぶさに拝観するいとはいません。

もったいないことです。



この白くて細い手が人を釣り込むよう

です。マムはこの手に釘付けになり

ました。



この新羅明神さんは異界からでておいでに

なったような気がします。

じっと佇んでいると、空気がゆがむような、

きしむような・・・そういう気配を感じます。




これって法隆寺の百済観音さまにも感じるんで

すよね。   なんだろうこの感じは。

マムの課題です!






滋賀2008 11.24 114.jpg
2008 11 撮影


この観音堂の秘仏が

如意輪観音菩薩 さんです。

普段拝観できるのは お前立ち

ですが、そのお前立ちも

オペラグラスがなければ

観るのは無理ですねぇ!





如意輪菩薩さんはおおむね

色っぽいお顔なのですが、三井寺さんの

如意輪さんは肢体の魅惑的なのに対して

お顔が童顔でおいでです。



仏師さんでしょうか。

お数珠を腕にした胸板の厚い二人連れさんが

如意輪さんを眺めすがめしながら

技術的なことを話しておいででした。






滋賀2008 11.24 119.jpg


滋賀2008 11.24 140.jpg


最後の展示室はなんと フェノロサの部屋 でした。



雨の中、なにかに憑かれたように 法明院 を探し

フェノロサの墓 にたどり着いたのが

思い出されます。


フェノロサはこの法明院のご住職によって

仏教に帰依したのだそうです。

展示にの最後にフェノロサ室を設ける

とは、フェノロサを三井寺さんがいかに

大切に思っておいでかわかります。


雨の中、必死になってお墓にいって

よかった~と思うマムです。

あの無謀な日はここに続いたんですねぇ。

フ~。



滋賀2008 11.24 141.jpg





この三井寺展はどれをとっても名品でした。

木造の十一面観音さんや千手観音さんはおおらかで

インドの特徴をそなえています。

ご大家の蔵から続々と名品が出てくるという

感じで、マムはお腹いっぱいになったのでした。





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Last updated  2009.02.20 14:31:05
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