MY-OWN-LIFE

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November 30, 2006
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カテゴリ: BOOK
久しぶりに強烈な本を読んだという感じだ。
わずか4日ほどで他の用事を放置してまで上中下巻の計1800ページあまりを一気に読んだのだから
その没頭具合は尋常ではなかった。
最近の怠惰な生活に刺激が欲しかったのか
それともプライベートの困難を、小説の強烈さで押し切ってしまおうと考えたのか
自分の考えさえわからないが
「白い巨塔」や「官僚たちの夏」といった社会派の本と並んで
自分の読書してきた本の中で印象に残る本だった。

銀行を中心とした政財界を舞台としたこの本は

過去最大級の印象を残した「白い巨塔」よりもある意味身近で
すんなりと入り込める本であった。
ネタバレを承知で書くが
途中、鉄平の自殺の下りまでは本当に過去最大級に面白いと感じており
壮大な「オチ」を今か今かと待ち望んで読み進めた。
だが、鉄平のその事件以降はどうも小説特有の都合のよさが感じられてしまい
白い巨塔と比べて、若干後味が良くない感じがした。
おそらく、白い~がクレームにより、続編が書かれた事に起因するのだろう。

それにしても
自分はハッピーエンドがとにかく好きだ。
今の自分が決して順風満帆な穏やかな心ではないからかもしれない。

そして、こーして読書の感想を書いてしまっているという点では
恐らく、作者の思う壺と言ったところなのだろう。

それにしても
最近の自殺騒動とも関連するのだが
なぜ、死をもって抗議するのだろう。

中学生や鉄平のような、ある意味純潔無垢で、大きな挫折を経ていないタイプの人間は
得てしてそのような結論を導き出すのかもしれない。
泥臭さを自称する自分も案外脆いのだろうか。

この本を読むにつけ
官僚くさい人間が描写されていたが
自分は本当のところどうなのだろうと改めて考えさせられた。
個人的には、母親の血を受け継ぎ一本槍なところもあると思うのだが
就活を通して、そうしたものが徐々に失われつつあるとしたら
ある意味では成長したと言う点で喜ばしく
反面残念に思われた。
今の時代が必ずしもこの本の時代背景と一致するとは限らないが
世の中には狡猾な人間が山ほどいるのだから(特に政界には)
官に行かなかったというのはある意味正解かもしれない。
ただ今の進路にしろ、一連の就活以降驕りが出ていないとも限らないので
その点は注意したい。
と、共にうちの会社で仮にも偉くなるには
官庁と違い、そうした狡猾さを排除した純粋な心であるのかもしれないなと感じた。

またそれと同時に自分がこの先大いに躓くというか、足元をすくわれるとしたら
もしかしたら女性問題かもしれないと少し恐れをなした。
人間、生活のすべてを緊張のもと演じるのは不可能だと思われるが
自分の場合、もちろん限度内ではあるものの、
公的な面と比べると少し勝手がすぎるので
学生生活もそろそろ終わることなので、けじめをつけたいなと思ったりもした。

いずれにしても身分相応な振る舞いが大切であり
自分を客観視し、奢ることもなく
適度なアンテナを張りつつ、やっていこうと強く感じさせる小説であった。

思うがままに書いてきたので
全く脈絡のない文章になってしまったが
自分の考えの整理のために書いたものなので
何卒、ご容赦いただきたい。





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最終更新日  December 1, 2006 03:34:14 AM
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