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inkscapeがイラストレーターに勝るとも劣らないベクター系ソフトウエアなのは疑いの余地がないのだが、これで漫画(私のinkscapeを使う上でのかなり大きなウエートを占める(笑))となると大変こまった欠点がある。それはinkscapeで縦書き文字を打つと拗音・撥音の位置、句読点の位置、長音波線などの位置と向きがうまく打てないというある意味「漫画」である以上致命的な弱点がある。もう、これが治らないなら、吹出しとか横文字のいわゆるアメコミ的な漫画にしなくてはならないかと思ってしまうほどの。しかし、どうも横文字の、左からスタートして右ページをめくる形態はどうにも乗りが悪い(私的に)。どうしても左から読みたくなってしまって吹き出しの時系列が逆転してしまい、どうにも読んでる時の気が乗らない。…みなさまどうです?これが、4コマ再開(せっかくマシンがおニューになったのに)のネックだったりするわけですよ。今日は結局抜本的な解決法が見いだせなかったけど、この間の紆余曲折をここに認めておいて、inkscapeで漫画を描く方の礎、というか試行錯誤に余計な手間を費やしたりするのを回避していただこうと、ここに記すものであるヨ。実は手間さえかければ、inkscapeには文字単位で位置を縦横自由に動かしたり、回転させたりする機能がある。ある。あるのではあるが、いちいち調節するのは大変面倒くさい。そこでsvgの中にその縦横移動量や回転量を文字ごとに記載した部分があるから、その部分にテキストのそれらうまく打てない文字に応じて縦横移動量・回転量を自動的に計算するエクセルシートを作って対応しようとしてみた。これは実際もう少しのところまで文字ごとの移動量・回転量のパラメータが出来たのだが、そこでさらなる困難が。長音のなかでも、明朝とか楷書っぽいフォントは明らかに縦に回転させただけでは不自然なものがあるのです。右利きの筆字は横棒の長音記号は筆の入りが句点のように左上が筆の先を向いた感じになる。これを時計回りに90°回転させて作った縦棒の長音記号らしきものは、右上に筆の先が向いた、不自然な感じになる。これは本来は縦棒でも左上に筆の先が向いた入りになるのが正しい。鏡像にしたら筆の入りが逆になるかと期待し、鏡像反転が文字ごとに出来ないか検討したが、かなり煩雑な手立てが必要になる。うおー負けへんでと思ってさらにいじる。文字単独なら胸像に出来るから、長音だけ別に打つかと…しかしさらに手間が増えるなあと、それでもやってみた。しかし、やってみるとこれが単なる鏡像だけで処理できる物ではないことが判明。横棒の長音記号は漢字の一のように右端が「止め」になるが、縦棒の長音記号は川の右端の縦棒のように「抜き」になる。これも単に横棒の長音記号を回転させたり、鏡像にしたりしても対応できない。そしてバラに打っているところで気がついたが、もはや結局一番の早道は位置の移動と回転はテキストをオブジェクトに変換して、文字ごとのグループを普通のオブジェクトの移動や回転の様に調節した方が早いし、長音は「川」や「ト」のような抜きのある縦棒で構成されたものを分解した方がいいということがわかった。※ といっても、漢字とひらがなで違うフォントをつかう漫画のフォントの場合は「川」はゴシック長音は明朝なんで、「ト」を使わざるをえないが、同じフォントでいい場合は「川」がらくかな。面倒くさいし、後でテキストを変更することも出来ないが、テキストの移動・回転がキーボードベースでちまちま打ち込んでいたことを考えるとマウスで移動量を刻みながら動かせて、感覚的にわかりやすいし、後で変更できない点も、オブジェクト化する前に、曲がった文字で雰囲気を読み取って、間違ってないか十分に確認してから行えば最小限で済むし、テキストはどこかに残しておけば、オブジェクト化したものが間違いでも打ち込みなおしは必要ないものと考えられる。とはいえ、縦書き対応してくれたらこんなことしなくてもいいのに。まあ、しばらくはこの手が私にとっては最善っぽいので、これで再開します。ご参考まで。
Oct 6, 2011
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