2016年の「ユーキャン新語・流行語大賞」で「保育園落ちた日本死ね」がトップテン入りしたことについて、審査員の1人だった歌人の俵万智さん(53)がツイッターで選考についての「思い」を明かした。
俵さんは12月10日、授賞式後初めてツイッターを更新。そこで「死ね」はいい言葉ではないと指摘しつつ、「世の中を動かした。そこには 言葉の力がありました
」とつづった。
(J-CASTニュース 2016.12.12)
これに対する市井の反応は割とはっきりしていて、次のアンケートのとおりである。
なんとどのアンケートでも反対8割。
幼児を抱える親御さんも、ほとんどが流行語大賞選出に違和感を唱えていたのが印象的だ。
笑顔で授賞式に登壇した民進党の山尾議員も、弁明ツイッターで火に油を注いだ俵万智氏もなぜこれほど批判されるのかを正確に把握していない様子だ。
なので、なぜ「保育園落ちた、日本死ね」がいけないのかを、各氏に分かるように書いてみたい。
まず、大前提として、山尾議員や俵氏が理解していないのは、この言葉によって、 日本人を自覚する多くの人が非常に傷ついた
という事実だ。
いわゆるサヨクと呼ばれる人種は個人主義だからこのあたりの感覚に疎い。
(私はサヨクを「こじらせた個人主義者」と理解している。)
どうしてもその感覚が分からないのなら、沖縄のヘリパッド移設を妨害していた活動家に対し、警官が「 土人
」と発したことを思い浮かべればいい。
この土人発言は、差別用語ではないとされたものの、明らかに適切でない。
しかし、沖縄の米軍基地問題に焦点を当てるきっかけになっただとか、差別問題を考えるきっかけにはなっただろう。
では、この「土人」を流行語大賞にしてもよいのか?・・・つまりはそういうことなのだ。
「日本」という言葉は、単に国土を指すだけでなく、国土とともにある日本人全体を含んだ概念だ。
つまり、「日本はすばらしい」というとき「日本人はすばらしい」という意味になるし、「日本死ね」といったときには「日本人は死ね」という意味になる。
この言葉を発した人の素性は良く分からない。
しかし、仮に事実として発言者が不幸な目にあったとして、大多数の無辜の日本人に対し「お前ら死んでしまえ!」と言っていいわけがない。
不特定多数に向けて呪いの言葉を吐きたい不遇には誰しもが遭遇している。しかし、ほとんどの人はそれでも他人をいわれなく傷つけてはいけないとグッとこらえている。
それでも、個人が個人の責任で「日本、死ね」というつぶやきをしたこと自体は、言論の自由の範疇であり、呪いの言葉を発したことに対する正当な批判は甘んじて受けるべきではあるものの、社会的制裁を受けるほどのことではない。
問題は「日本」というこの国の人100%に対して発せられた呪いの言葉を肯定したユーキャンの流行語大賞であり、それを大喜びした公人である山尾議員である。
タレントのつるの剛士さんが、「死ね」の流行語大賞受賞に「 悲しい
」とつぶやいた。
流行語大賞の委員や笑顔の山尾議員は、この言葉が「わたしこじんに」向けられ、日本人100%に向けられ、 日本人のだれもが悲しみ、傷つき、怒った
という点について、あまりに無頓着で無関心だ。
逆に山尾議員は「憎き安倍政権を批判する絶好の材料ができた」と嬉々としていたようだ。だから、自分のカードであった「日本死ね」が評価されて大喜びしていた。
それでも、国会では安倍首相に「民主党政権時代より待機児童問題は改善しているし、保育園も増やしている」と反論されてしまったあたりに、この議員の絶望的なセンスのなさが垣間見えた。
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