「みんなが狂気だと言った」楽天モバイルへの参入 Englishnizationと並ぶ「無謀な決断」として、三木谷氏が今回のインタビューでも語ったのが、携帯電話事業への参入です。「私自身も、最初はクレイジーなアイデアだと思った」と三木谷氏は振り返ります。「でも、やってみようと言った。リスクはある。でも私たちはずっとステータスクオ(現状維持)に挑戦し続けてきた」、「モバイル事業に参入すると決めた時、みんなに『なぜそんな大規模な投資が必要な分野に飛びこむのか』と聞かれた。でも私は、今こそ破壊的変革が必要だと感じた」MWC Barcelona 2026での発言も、その姿勢を端的に表しています。2020年に商用スタートした楽天モバイルが、既存キャリアとの差別化に選んだのが、完全仮想化クラウドネイティブネットワーク(Open RAN)という新しいアーキテクチャでした。「モバイルネットワークのアーキテクチャは、1Gから5Gに数字が変わっても、根本的には近代化されていない。独自仕様の専用ソフトウェアに依存したままだ」そこに楔を打ちこんだのが楽天です。標準的なハードウェアとソフトウェアによるネットワーク構築は、通信業界の常識を根本から覆す試みでした。