2022.01.04
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カテゴリ: 極真空手
 新年明けましておめでとうございます。

 新型コロナに見舞われて3年目を迎える。世の中がすっかり変わって、何をどこから書いて
分からない位、いろんな事があった。


 「武士道とは死ぬ事と見つけたり。二つ二つの場にて、早く死ぬ方に片付くばかりなり。
 別に仔細無し。胸すわって進むなり。」

 三島由紀夫の訳した「葉隠」の一節である。19才の時に、この本に出会った。この一節は
当時の私の心を燃え上がらせた。
 遠い昔・・・ 20才前後の一年間位、若気の至りで、30才まで生きればもうけもんだ、
みたいな気持で生きた時があった。 今振り返れば、馬鹿げた考え方をしたもんだと思うが、
その時は本気で思っていた。そして、
その一年間は、私の人生の中で強烈な光を放っている。
大山総裁の内弟子になる、直前の一年間
だった。

 あれから、30才の2倍以上生きて、今年はトラ年で年男である。私は、昭和生まれである。
日本が敗戦から立ち直り、高度経済成長を成し遂げていく、その中で育った。だから、知らず
知らずのうちに、時代のエネルギーというものを肌で感じて育った。そういう時に、大山総裁と
極真空手に出会った。私のハングリー精神や負けじ魂は、入門する前から私の心の中で根付いていた。
当然それは、今でも私の心の中の根幹となっている。
70年以上生きてきて、私は私について言えば、
心の中というものは変わらない
と思った。

 内弟子時代、私は大山総裁が右と言ったら右へ、左と言ったら左へ。そこには何の迷いも無い。
それは、先に書いた葉隠の一節に通じるものがあると思っている。そのお陰かどうか分からないが、
私は大山総裁から「運」というものを貰った様な気がする。いろんな困難や、イヤな事にぶつかっても、
ここ一番ではそれらが全て好転したり、勝ちに繋がったりと、運が良かったと思う事が幾度となく
あった。
 「死を必すれば即ち生き、生を幸(こいねが)えば即ち死す」
 その場その場において、楽な道を選ばない事だ。

 コロナ禍においても、この2年間の間に海外からの入会者はかなりの数になった。まだ、彼等と
一度も会っていない。やがて、会うだろう。その時に、彼等を決してがっかりさせたくない。それ
には、日々の稽古の積み重ねしかない。私なりの、私しか出来ない70代の空手をしっかりとつく
っていきたい。

 本年も宜しくお願い致します

 押忍

 大石代悟 ​​





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最終更新日  2022.01.04 18:56:33


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