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今日から、北海道市場サマーセールが始まりました。

しかし、丁度折悪しく馬インフルエンザの騒動が発生。昨日の初日の成績にも大きな影響が出ました。これはインフルエンザ自体の問題と言うより、騒動や風評みたいなもののために、むしろ人の動きが止まってしまったためと言えそうです。 午前中の展示の時間帯にも、昨年に比べて明らかに参加しているバイヤーの数は少なく感じましたし、オークショニアとしてセリ台から様子を窺っていても、バイヤーからのエネルギーは昨年のサマーセールのそれには遠く及びませんでした。
いま、馬産地でも、インフルエンザにかかわる騒動がもたらす影響をこれ以上拡大させたり、長引かせたりしないために、懸命の努力をしています。
とりわけ、多くの牧場から馬が集まる北海道市場。ここで間違いがあれば問題を更に大きくする原因にもなりかねず、職員の方々が寝食を削って 可能な限りの対策
を取っています。
対策は、まず市場の入り口から。

発表されているように、馬運車やその他車両が入る門は1つに制限。 門には消毒液を浸したマットが敷き詰められて、まずは消毒の第一歩がここから始められています。

敷地内に入る車両は、門のところで一旦全て検問のように止められて、消毒を受けなければなりません。馬運車だけではなく、乗用の車も全て対象です。
門が開いている深夜0時までの間、必ず職員の方がここに詰め、消毒作業にあたっています。
到着した上場馬は、全て獣医の検診を受けます。感染が疑われる所見があれば、その感染の有無を検査。今日は1頭が検査を受けましたが、結果は陰性でした。
一日のセールが終われば、馬房に入る馬は明日の上場馬に入れ替わります。従って、馬房は毎日消毒しなければなりません。

北海道市場には、上場馬用の馬房が300以上。これを1つ1つ全て消毒してから、翌日の上場馬が入ることになるわけです。
何しろ、これだけの消毒を行わなければなりませんから、消毒液も大量に必要になります。

このタンクローリー一杯に消毒液を確保。騒動が起こってから週末にかけて、消毒液も品薄だったそうで、北海道市場では早めに手を打って、セールの期間中に必要な量を確保。この点でも万全の体制を取りました。

対策は、どれをとっても地道な手作業。おまけに、相手にしているのは目に見えないウイルスですし、潜伏期間もあっていざというときに即座に対応しづらいときていますから、何とも厄介な難敵でもあります。
それでも、馬産地・日高では「出来ることは全てやろう」を合い言葉に、頑張っています。各競馬場で少しずつ感染の実態が明らかになる中、育成馬も競走馬もほぼ必ず通過していくこの日高が最後の砦にならねばという、馬産地としての使命。そんな努力が、「いつもの競馬」を取り戻すための前進に繋がるものと、信じてやみません。
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