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2007年10月27日
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カテゴリ: 大川 充夫
ミツオーです。第1戦の先発が山本昌だという夢を見て、驚いて飛び起きました。一応、メンバーに含まれてるんだよな…。

さて、みなさんJBC(競馬のほう)のお話を書いているわけですが、それとは無関係に、金沢競馬所属の米倉知(よねくら・さとし)騎手にお話を聞いてきたので。またしても2回くらいの連載となります。

1975年11月生まれでまもなく32歳。騎手デビューは93年4月。15年目をむかえている。

ーーご出身は?
福井の鯖江です。 (実家は競馬とは) 全く関係ないです。 (父親は) 建て具をつくって店で売ってます。

ーーなぜ騎手に?
(身体が) ちっちゃかったんで。家も早く出たかったし。高校に行くと家にいなくちゃいけないじゃないですか、普通。早く家を出たかったんですよね(笑)。自立したかった。

(中学生のころ) ちょうど競馬ブームで、オグリキャップとかメジロなんとかとか、走ってたころですね。中2のころまでは、県外の全寮制高校に行こうと思ってたんですよ。家を出られるから。けど、中3のときに、たまたま

(思い立ったときには) 中央の試験に間に合わなくて。もう終ってたんです。中央も地方も知らなかったし、どっちでもいいやっていうんで。親に、 (騎手の学校へ) 行きたいし調べて、って頼んだらしばらく無視されて(笑)。「調べてくれた?」ってきいたら「はあ?」って言われて、「(馬に)乗るって言っとるやんけ」「そんなもんダメじゃ!」ってケンカになって。結局、資料とってくれたんですけど。

ーー金沢を選んだのは地元に近いから?
最初は盛岡競馬場に行きたかったんです。ちょうど新しくなるとか言ってたころで、冬も休みだし、家も遠いしちょうどいいやと思って。それが何が知らんけど金沢に(笑)。

(デビューして) 最初は山田厩舎で、次が森厩舎。それから高橋道雄厩舎にうつって今は松野厩舎です。

ーー厩舎を転々とするとやり方が違ったりするのでは?
微妙にちがったりしますけど、困ったりはしないですね。高橋厩舎に移ったときには、 (当時高橋厩舎が) すごいいっぱい勝ってたので、結果を出さなくちゃいけないなというプレッシャーありましたけど。

それまで勝ち続けてる馬なんかにも乗せてもらいましたし、今まで勝ってればやっぱり勝たなくちゃいけないから、そういう意味ではしんどかったです。


ーー現在リーディング2位。そろそろ手が届くのでは?
まあ、とれればいいかな、というぐらいで。あんまり意識してもビミョーなんでねえ(笑)。まあ、乗せてもらった馬に一生懸命乗るだけです。ちょっと (首位に) なりたいなというのはありますけど。あまり意識は…。

だって、1年だけなってもしゃあないじゃないですか。続けていくことが重要やから。


ーー勝ち星が増えてきていることについて。何がかわった?
乗ってる馬が。勝てるだろうというのに乗せてもらえてる。いいヤツがまわってくることが (最近は) 増えたかなと。

ーーいつごろから?
高橋厩舎に行ったころからかな?高橋厩舎で強い馬にいっぱい乗せてもらって、勝ったんで、「上手いんじゃない?」みたいな感じに思われてきたんじゃないかな。

馬に教えてもらうこともいっぱいあるんで、強い馬に乗らなきゃわからんこととかも。レースは走らん馬だけでは勉強できないことはいっぱいあります。だから
大きいと思いますよ。

ーーレースでは何を考えて乗る?
ぼくは、ひとよりあんまり追えないと思ってるんで、道中、馬にラクさせようって考えてます。

ーー追えないと思っているんですか?
ホントに追えるひとにくらべたら、馬を動かせないほうじゃないかなと思ってるんで。そのぶん、ひとより倍、ラクさせれば、 (結果的に) うごくわけじゃないですか。息いれるとか、なるべく負担にならんように乗るとか。ペース落とすだけじゃなくて、当たりとかなるべくやわらかくしたいし、かかって行ったりするような馬でも、ちゃんと折り合いつけられるようになりたいし。

ーー米倉騎手からみて金沢で追えるひとというと?
クニ (平瀬城久騎手) とか、吉原 もうごかすんじゃないかな。まあ、 (自分も) 普通のひとぐらいは追えますけど。ホントに追えるひとにくらべたら、ちょっと落ちるかなあ、と自分では思ってます。

(追える・追えないは) 腕っぷしじゃないですね。微妙なんですけどね。馬に聞くわけじゃないんで、わからないですけど、止まってそうなヤツを派手に追ってくれば、追えるなあって思いますしね。そーっと追うひとだと、あんまり追えないみたいに見えることもあるし。ホントのことは、乗り馬がかわって、そのひとが乗った馬に乗ることがあるじゃないんですか、そういうときに、「ああ、これしんどいなあ」とか「全然動かんなあ」とか、それでわかったり。

(追うときに疲れるのは) 脚ですね。腕ではないですね。 (豪腕というのは) 例えです。脚で押して行くんで。腕も使いますけど。腕より脚を使います。

ーー当たりをやわらかくするには?
馬の重心になるべく乗るようにします。人間も何かかついで走ったら走りにくいじゃないですか。それをなるべく、かついでないように馬に思わせるように乗ったり、あとはガーンってひっかからないようにするとか。

ーー馬の背中も、そう広くないですが。
はい、ちょっとの差ですね。しんどいですけど、そこに乗ると。

ーーデビュー当時からそういう乗り方をしようと?
どうかな?最初は追えるようになりたかったですけど。デビューしたころ、すごく「追えない、追えない」って言われてたんで、追えるようになりたかったです。

ーー考え方がかわった?
どっちにしても道中のほうが大事なんですけど。追う・追わないっていうのでは、たいしてかわらないと思うんです。よくかわっても1馬身くらいしか違わないですけど、道中は長いんで、うまく乗れば2馬身・3馬身かわってくるんです。

色々、先輩に教えてもらったりしましたし。ぼくは渡辺さん
(壮騎手。平成3~7年、11年に金沢リーディング。惜しまれつつ引退) と仲よかったんで、よく教えてもらってて、わからんこととか聞いてたんですけど。で、「お前は道中、いちばんいい位置に乗ってるから」って言われたんです。で、「じゃあ、きわめてやろう」と思って。





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最終更新日  2007年10月27日 08時24分20秒
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