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2007年11月30日
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カテゴリ: 古谷 剛彦
 カポデテュティカピ…。前々から奥村さんに聞いていたこともあり、もうスンナリ言えるようになりましたよ!羽田空港にもクリスマスツリーが…。

羽田空港のクリスマスツリー.jpg

 大井競馬開催日の最終日は、能力・調教試験が行われる日。ホッカイドウ競馬から多くの馬が転入してきたこともあり、見てきました。この日はモエレラッキーやアートジャパン、ユニティ、ヒデサンジュピター、ナイスランバーなどの2歳馬、そしてケイアイメガミやダイコウオーシャンなどの古馬たちが走りました。

 この日は全体的に時計が速かったんですが、モエレラッキーは馬なりで51秒0と動きは抜群。あと、4組目がナイスランバーが50秒3を叩き出すなど、抜けて時計の速い組となりました。時計などは、南関東4競馬場サイトに掲載されています。

 今回受けた組以外でも、モエレプットやインカローズなども大井に移籍してきています。暮れの「東京2歳優駿牝馬」を目標にしている馬たちが多く、毎年このレースは北海道からの移籍組が注目を集めるし、何より転入初戦の馬も大半なので、比較の難しいレースでもあります。北海道の実績がそのまま通用するなら簡単なんですが、環境の変化などで良い意味でも悪い意味でも一変する馬が多く、なかなか的中し辛いレースでもあります。昨年は、ヒビキウィンが2着に追い込んできていましたが、実績で考えればその他の馬たちで十分通用したはずですからね。

 エーデルワイス賞で3着に好走したユニティなんかも、この日の調教試験の走りは何か今ひとつ。元々、寸の詰まった体型で小ぢんまりし、ワイルドラッシュ産駒で気ムラなところもあるので、北海道でも安定感はなかったし、成長力も?なので、こんなものなのかなぁ?と見ていましたが、そんなタイプもいれば、グンと良くなる馬もいるので、その辺りの見極めをキチンとしていかないといけませんね。

 これから2歳戦は多く組まれてきます。ジェイドファストなんかも、ハイセイコー記念では4着でしたが、元々展開に左右されるタイプで、こういったタイプは実績をそのまま鵜呑みにはし辛いところはあります。印も地元勢を優位には見立てたんですが、鎌倉記念のレベルをそれほど高く見ていないこともあり、ヴァイタルシーズは軽視してしまったことで外れ…。ただ、2着のコラボスフィーダは、明らかに重めだったし、張りもひと息だったことから、次回の巻き返しは必至です。「叩けば変わるでしょう」と、今回の走りで次走への手応えを掴んだ左海騎手のコメントからも、それは窺い知れます。

 さて、その2歳戦の話の中で、地方競馬にある企画案が各主催者に行っています。「2歳ダービーWeek」(仮)というもの。中味を見せてもらった時に正直、「何これ?」と憤りを感じたし、各主催者も同意見のところが大半だと聞きました。

 3歳は良いですよ。でも、仮称とはしているけど、2歳で「ダービー」という言葉を安易に使う企画というのは、ただ「ダービーWeek」が成功したからと、同じ企画で全国行脚したい、という無駄な金遣いをしようとしている点は、はっきり言ってバカげているし、競馬の世界における「ダービー」という言葉の重みをわかっていなさ過ぎます。

 しかも、10月下旬に集中して行う形を模索しているようですが、「2歳競走充実の効果」という項目の中で、



とあります。その上で、企画の中にあった北海道で行って欲しいレースは「アグネスタキオン・プレミアム」でした。そもそも、「北海道2歳優駿」を無視かよ、と思ったし、上述のレースは、あくまでJBC協会の寄贈で実現した高額賞金の特別戦であり、来年このレースがあるかはまだわかりません。

 大体、全国の2歳戦にしても、この時期辺りだったら、北海道から移籍する馬が結構活躍している傾向もあり、この企画の中に記されている東北の「南部駒賞」や南関東の「平和賞か鎌倉記念」にしても地方交流として行っているレースです。各地の意向や体系を崩してまで行うメリットがあるのかは大いに疑問です。

 今年のホッカイドウ競馬にしても、デビューした2歳馬たちは例年より100頭ほど少なかったし、各地にしても恵まれていません。これを行うことによる入厩頭数の増加…、なんて甘い考えも、現状を踏まえて考えていることとは到底思えません。

 企画を組むことは良いんですが、あまりにも安易で、しかも財政的に厳しい地方競馬に対し、本当に考えているものなのか…。これだって、NARから1000万円ほどの予算拠出を予定しているんですよ。これだけの金額、他にやらなければいけないことはたくさんあるでしょう。

 2歳戦は、中央にも太刀打ちできる馬が多く、それがホッカイドウ競馬が担っている位置付けとして、ここ数年はあらゆるPR活動を主催者も含めてしてきました。エンゼルカロや山のブリザード、アローキャリーが出てきたって、中央を中心としたマスコミの反応はまだ冷たかったですよ。それがコスモバルクの登場で、「ホッカイドウ競馬から目が離せない」というところまで行った背景を身に染みて感じています。この企画で、地方競馬の2歳戦が注目される、などと安易な発想で始めることはまずないでしょうし、何度も書きますが、各主催者だって、体系を崩してまで行うメリットはないと感じているはずです。





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最終更新日  2007年12月01日 07時56分57秒


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