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日曜日に行われた、 香港国際競走 。皆さん、ご覧になりましたか?
日本から参戦した4頭。その結果についての評価は、諸説分かれるところもあろうかと思います。 私自身は、今この場で「どの馬がどうだった」と申し上げる立場にはありません。しかし、勝てなかったという「事実」と、このぐらいの競馬は出来たという「現実」については、競馬関係者の皆さん、そして何よりファンの皆さん一人ひとりが、それぞれ感想を持ったと思いますし、そういう評価に値するチャレンジだったことは間違いありません。
今回も、出走馬に携わった全ての関係者の皆さんの尽力に、敬意と感謝を捧げたいと思います。
……そうは言っても、惜しかったね~ジャガーメイル。
さて、話はその国際競走の前日にさかのぼります。 土曜日の午前中には、恒例のこの行事がシャティン競馬場で行われました。

香港インターナショナルセール 。毎年この時期に行われる競走馬のセールを、初めて見学いたしました。
このセール、名前に 「國際」 とついていますが、国際的なのは上場される馬たちの出身だけ。人間の方は、売り手が香港ジョッキークラブ、買い手は香港ジョッキークラブの会員のみ。日本で言うところのJRAブリーズアップセールに相当します。
ただ上場馬に関しては、オセアニア、ヨーロッパ、アメリカと、世界中のセールで香港ジョッキークラブが購入してきた馬たちで、勿論その血統もバラエティに富んだ馬たちが、全部で30頭上場されました。
このセール出身馬の代表格と言えば、この翌日に香港マイルを勝ったチャンピオンマイラー・ グッドババ
がその筆頭。これに続く素材がいるのかどうか、バイヤー達の熱視線が、上場馬たちに注がれました。
会場はシャティン競馬場のパドック。
パドックの大きなビジョンも、セールの進行を助けています

バイヤー目線だと、こんな感じです。
この日はおよそ200人の購買者登録があり、参加人員としては盛況


オークショニアやビッドスポッターは、欧米やオセアニアのセリ会社でセールに携わっている方々が招聘されておりました。

会場のモニターはタッチパネル式になっており、いつでも自分の見たい馬のデータや、調教シーンを見ることが出来ます。 これはかなり便利!

会場には多くのカメラが設置されています。
驚いたのは、競っている最中に手を挙げたバイヤーの姿をこうしてカメラが捉えること。
この辺は文化の違いでしょうか…。
今回のセール、30頭の総売上は 8720万香港ドル 。日本円で10億円弱といったところでしょうか。昨年に比べおよそ 3割減 となり、やはり世界経済の減速の影響を受けているのでしょう。

香港・フェニックスTVの取材を受けているのは、日本の セレクトセール
のプロモーションチームです。
非常に立派なセレクトセールのパンフレットと、筆記用具(セレクトセールの「あの」黄色くて首から提げられるやつです)を配り、香港の馬主の方々にPRしておりました。
実は、今回の上場馬の中には、昨年のセレクトセールで香港ジョッキークラブが購入した、日本産のキングカメハメハ産駒が含まれているはずだったのですが…故障のため上場されませんでした。 このセールに日本産馬が上場されれば、それも初年度産駒から活躍している「キンカメ」の仔が登場すれば、日本の馬産にとっては歴史的な一歩となったことでしょう。本当に残念でなりません。
私、しばらくこの近くで、パンフレットを手にした香港の人々の反応を見ておりました。これまた残念ながら、ディープインパクトや(香港マイルを勝った)ハットトリックが載っているパンフレットを見ても正直「何それ?」みたいな反応が多かったように見えました。 ましてや、これよりも知名度の低い血統の馬たちを、香港の人たちに知らしめて、更に買ってもらおうと思えば、まだまだ相当な努力が必要でしょう。
それでも、大事なのはこういう取り組みの積み重ね。
日本の馬主制度もルールが変わって、今後は彼らが日本で買った馬を日本で走らせるという可能性も出てくるわけですから、きっと地道な取り組みが実を結ぶその時が、遠からずやってくるのではないかと私は思っています。
やらないと、何も変わりません 。それだけは間違いないことでしょう。
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