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2009年10月02日
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カテゴリ: 古谷 剛彦
 奥村さん、マツリダゴッホ、本当におめでとうございました

 さて、とうとう10月になってしまいました。ホッカイドウ競馬も、残すところあと2カ月足らずとなり、2歳馬を中心に徐々に他場へ移籍して活躍している馬たちもいます。TCKでは、今日の2歳戦「はつかり特別」で、ゴールドジュニアー2着のショウリュウを、転入初戦だったラストキングが破りました。ラストキングは、ストーミングホーム賞で2着の実績があるとはいえ、あのオープンは正直低調だったことを考えると、続々と南関東へ移籍していったら、

「また道営出身だ」

というレースが繰り返されるでしょうね。ホッカイドウ競馬の2歳馬たちのレベルが高いのもありますが、2歳を主体に調教している北海道と、それ以外の地区での成長のさせ方にも影響しているのでは、と年々感じています。

 本来は賞金の高い所で良質馬が入るのが自然な流れですが、んで決して南関東に入っている馬たちのレベルも低いとは思いません。ただ、レースを使っていくにつれて「えっ」と思うように尻すぼみしていく馬が多いのが南関デビューの馬たちのほとんど。だから、どれだけキャリアを積んでいても、ホッカイドウ競馬からの転入馬がグングン良くなり、クラシックを賑わす形になっていくように感じます。

 もちろん全部ではありません。しかし、クラシックで上位を賑わす厩舎も限られてきたし、そこは馬の成長をきちっと促しているからこそ。対照的に、今年で言えばツクシヒメのように、ホッカイドウ競馬で使いつつ良くなり、こちらで完全に開花したパターンもありますが、馬も成長過程に入っていたこともありますが、船橋での調整がドンピシャにあったと思うし、そういった関係者もいるのは間違いありません。

 ホッカイドウ競馬は、育成場の人たちからも一目置かれるほど、2歳馬を4月から競馬に使う術を持っています。馬は千差万別、決して恵まれた馬をやっている訳ではありません。大半は脚曲がり、弓脚、小さい馬などなど。それらを苦労しながら仕上げていき、対JRAや南関東を意識して調教しています。

 函館2歳Sを制したモエレジーニアスという馬も、内向が酷く、誰もが敬遠していた馬を、JRA重賞ウィナーに導きました。今年で言えば、アタックを勝って故障してしまいましたが、ゴーゴーアラシは膝反りが酷く、爪も大変な馬なのを2着、1着という成績で能力を示しました。



と冗談めかして言う調教師が多いし、また、

「よく中央や南関東の調教師は『これは競走馬にならないかも』と軽々しく言う人が多い。しかし、競走馬にできるかどうかは、調教師の努力で決まるものだろう。なぜ『こういう馬でもやらせて下さい』と言わないのか」

という馬産地の人たちの声もよく聞きます。いわゆる職人が少なくなったことで、きれいな脚、大きな馬という、ある意味走る馬の楽な条件を兼ね備えた馬しかやらない、あるいは走るのがわかっている転入馬をやれば良い、という方向にいっている人が多いからこそ、南関東は生え抜きのスターホースが出てこないのだと思います。

 ホッカイドウ競馬は、2歳特化→他場へ転入と割り切って競馬をしていますが、やはり寂しい気持ちはみんなにあります。誰だって、北海優駿や道営記念に向けて調教している訳ですから…。





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最終更新日  2009年10月03日 07時40分33秒


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