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火曜日の担当は、坂田博昭です。
この3連休、JRAが主催する就職活動中の学生向けセミナーで、講師として話をさせて頂く機会を頂戴しました。
講師と言っても、難しい話をするわけではなくて、私に課されたお題は
「競馬の魅力・楽しさを学生の皆さんにお話し下さい。」
……というもの。
実際、半日のセミナーの内容は、JRAの担当者の方による会社業務内容の説明やマナー講座と並んで、私が担当させていただく競馬教室がそれぞれ3等分の時間配分になっていました。
出席していた学生の方々の中には、既に競馬ファンでいて競馬をよくご存じの方も結構人数いらして、年齢層も含めて普段競馬初心者向けに行っている競馬教室「REXS」で話をさせて頂くのとは、場の雰囲気も、そして内容も、随分異なるものになりました。
1時間半の「競馬」の持ち時間の中では、実際にその時間内に行われるレースの馬券も買いつつ皆でレースを楽しむ時間も設定していて、これはこれで大盛り上がり。
昨年末には有馬記念当日に東京競馬場でこの同じお仕事をさせて頂き、学生さん方と一緒にレースをやっていない競馬場で見る有馬記念というものを初体験。いつもと違う競馬の楽しみを、私も満喫させて頂いたところでした。
そして、昨日・成人の日は中山競馬場でこのセミナーが行われ、競馬観戦の時間にはメインレースのフェアリーSを楽しみました。競馬が既にわかっている方も、今回初めて馬券を買い、競馬場でレースを見るという方も、みんなで一緒に声を上げながら競馬観戦のひとときを楽しんでいました。
JRAの担当者の方の話では、ひとつには企業セミナーとしての位置づけ。そしてもう一つには、若い方々が競馬の楽しさを知り、そして味わう機会ときっかけを作り、将来のお客様の卵になってもらおうという思いもあるとのことでした。
確かに、就職活動というのはまさに「企業を知る」ことであり、つまりは「企業の商品を知る」ということでもあります。これは裏を返して企業の側にとってみれば、採用活動であるという以上に自分たちのことを知ってもらう重要なステージだと位置づけることも出来るようです。
ここで出会った若い方々が、今度は普通に競馬を楽しむ立場で競馬場を訪れ、私たち競馬ファンの仲間としてともに競馬を楽しむ機会が、いずれまたあるかも知れません。私自身も、そんなときがまた来て、競馬とともに過ごす時間を共有する機会がいずれあればという期待と希望を持って、皆さん方に競馬の話をさせて頂きました。
巷では、若い人たちの「競馬離れ」が進んでいる、などという話がそこかしこで出ています。
確かに、公営競技を楽しむ層は高齢化が進んでいるというのも統計上は事実でしょうし、また若い新たな競馬ファンを増やしていく必要性というのは、いつの時代にも真剣に考えられるべき課題と言えます。
しかし、こうして若い人たちが集まる場に入り、ともに時間を過ごしてみると、言われているのとは少々違う雰囲気も感じます。実際、こうした経験の中で、若い人たちが競馬から「離れている」と思うことはあまりありません。
勿論、元々競馬を知っている方々が応募して参加してきているからだ、と見ることも出来るでしょう。しかし、女性も含めて競馬を全くご存じない方が、この僅かな時間の中でどのように馬券を買うという体験をし、レースを楽しんでおられるかという、その様子を見ていると、彼らが競馬から離れた存在だとはどうしても思えないんです。
むしろ「若い人たちが遠い」と自ら口にすることで、彼らの存在を自ら遠ざけているふしはないかと、そのようにすら思えることもあります。
とりわけ、この3連休のセミナー参加者には、女性で競馬を日頃から楽しんでおられる方も多く見えました。これはさすがに私にとり非常に意外なことでした。
競馬のわかる女の子達が、競馬初めての男の子に馬の選び方を教えて馬券を買うように促しているんです。一昔前には想像するのが難しかった、そんなシーンすら見るに至っては……普段「恐らくこうだろう」と思い込んでいることが、果たして本当にその通りだろうかと。心の中ではそんなふうに自戒しつつ、その様を見守っていました。
お客様方を知ることの大切さ。頭でわかっているつもりのことも、その場に入って見てみると、案外違うこともある。競馬の中で様々な活動をさせて頂きながら、そんなことを否応なしに感じさせられる毎日です。
そんな「難しい問い」を解く鍵は、お客様方と過ごす時間の中にある。その意味では、この3連休もまたとてもいい経験をさせて頂きました。
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