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2014年02月13日
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カテゴリ: 横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 今回はまず遠征中の騎手の成績のおさらいから。
 高知競馬に遠征中の南郷家全騎手は1月19日から2月9日まで、35戦して2勝3着4回という成績。自身の地方通算600勝にあと「2」としています。
 佐賀競馬に遠征中の菅原辰徳騎手は、1月18日から騎乗して2月11日までで42戦1勝2着1回。2月9日に待望の佐賀初勝利を挙げています。
 両騎手とも岩手での勝率・連対率からするともうちょっと上位の成績が欲しい所ですが、
南郷騎手は直近の3日間で17戦1勝3着4回、菅原辰騎手も同じく直近の3日間で18戦1勝3着4回と成績が上向いてきている印象があります。菅原辰騎手は今日13日に5鞍、南郷騎手は15日に7鞍、16日に8鞍の騎乗。遠征も後半、それぞれの“もうひと押し”に期待しましょう。

 さて、さきの10日に地方競馬全国協会より2014年1月分の「地方競馬開催成績」が発表されました。あわせて発表されている2013年4月から2014年1月までの同成績によれば、この間の岩手競馬の売得金は212億420万4100円、前年同期比121.0%となっていました。
 同様の数値は1月に岩手競馬からも発表されていて、そこでは2013年4月~2014年1月間で213億1200万円・対前年比120.9%とありました。

 同様の期間の昨年度(2012年4月~2013年1月)の数値を見ると、地全協発表では175億2305万7100円、岩手競馬が2013年1月に発表した数値では176億3千万円。いずれからみても対前年(2011年度)比で120%となっており、つまり2年連続で対前年比120%増となった・・・という売上げ成績になっています。



zentai.jpg
★2004年~2013年の岩手競馬の売上推移(NAR「地方競馬開催成績」より)

 2006年以降は「地方競馬開催成績」の4月~翌年1月分の「総売得金」部分。2004年と2005年は同資料が無かったので別の資料から年度の総売上の数値を抜き出してきました。また、3月に行われる特別開催の分が入っていない数値になります。なので若干統一性が無い部分がありますが、全体の傾向を見るグラフという事でご覧ください。
 これを見ると2004年以降「右肩下がり」に落ちてきた売上げが2011年、震災の年に大きな底に落ち込んで、そこから2012年、2013年と持ち直してきている・・・という流れ。そして、昨年度の「対前年比120%」は震災による落ち込み分を取り戻した分で、今年度の「対前年比121%」が“増えました”と胸を張れる部分だ・・・という事が分かりますね。
 この増加はもちろんI-PAT効果。2012年秋から発売が始まった地方競馬I-PATですが、通年発売となった昨年、岩手にもいよいよ「I-PAT元年」がやって来たわけです。

 これは電話投票分の売上げの動きを見ればさらに明らかです。
 「地方競馬開催成績」では場外分・電話投票分の数値も分かります。この数値の動きを見たのが次のグラフです。盛岡開催分・水沢開催分の動きも合わせて載せてあります。

kobetsu.jpg
★2006年~2013年の開催場別および電話投票の売上推移(NAR「地方競馬開催成績」より)

 「オッズパーク」の地方競馬インターネット投票が始まったのが2006年、楽天競馬の同サービスは2007年スタート。2006年から2009年までに金額ベースで2倍に増えました。その2009年には岩手競馬独自の電話投票サービス「R-CALL」が終了していますがその影響は数字上は見えません。
 ここも2011年は震災の影響で減少、2012年はその減少分を取り戻した感じ。そして2013年は急増しました。金額でいうと2012年の36.7億円から68.2億円に、倍増には及ばなかったものの+31億円の大幅増。この分がおおむねI-PAT分と見ていいでしょう。2012年→2013年の年度分の増加が約36億円ですからほとんどが電話投票(すなわちインターネット投票)の増加分という事になりますね。

 盛岡・水沢の売上げ推移も見ておきましょう。2006年は盛岡(本場開催時)約131.6億円、水沢(同)約145.3億円。これが2013年はそれぞれ約110億円・約101.8億円となっています。
 2006年→2007年で盛岡分が急減しているのは2006年が盛岡10開催・水沢11開催だったのが2007年から盛岡8開催・水沢13開催(特別開催がある年は+1開催)となった影響です( 2011年は震災の影響で盛岡15開催・水沢3開催に、2012年は盛岡9開催・水沢12開催、2013年は盛岡10開催・水沢11開催で行われています)。
 そして2012年→2013年では盛岡開催で約30億円、水沢開催で約6億円の増加。同期間の電話投票が+31億円だったという点を思いだしておいてください。

 ここまでをまとめると、


 ○開催数の変動を考慮しても水沢開催時の落ち込みが目につく


 2014年は盛岡競馬場でJBCが行われます。盛岡での売上げが伸びる一方、水沢分はやや伸び悩むだろう・・・というのは容易く想像が付きますから、盛岡開催時のインターネット投票の売上げを伸ばして「盛岡でさらに稼ぎ」つつ、「水沢開催時の落ち込みを最小限に留める」事も両立させ、2013年シーズンの伸びを、あるいは2014年のJBCによる伸びを“特需”に終わらせない・・・というのが2014年の岩手競馬に求められている事だ、というのが以上の数字から分かってきます。

 数字ばかりでつまらない話になったかと思いますが、こういう話は競馬が無い時にしか書けないですし、ちょっと我慢して頂ければ幸いです。来年の今頃、この項を思い出してみてください。





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最終更新日  2014年02月13日 16時57分26秒


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