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火曜日の担当は、坂田博昭です。
2週続けての大雪。また東京競馬が日延べになって、週末があけての昨日も今日もまだJRAの競馬が行われることとなります。
昨日はグリーンチャンネルの出演がありましたが、こうなるともう何曜日だかわからなくなります。雪の影響に振り回されてバタバタとしている間に、もう今週はフェブラリーS。春が近づき色んなことが慌ただしく動き始めようというところで、この混乱。目が回るようです、ほんとうに。
このブログも曜日間違えて忘れそうになっていましたが……思い出したので早めにアップしておこうと思います。
2週間ほど前、用事があり広島県・福山に出かけました。

私としては初めて訪れる福山。人口およそ50万人。
さすがに新幹線のぞみ号が停車する街だけあって、JRの駅も立派で、その周囲の市中心部の賑わいも、平日日中にもかかわらずそれなり。自分が漠然と思い描いていたよりもずっと規模の大きな街でした。
駅から、街の様子を見ながら歩くこと30分……。

福山競馬場の跡地。
競馬を開催している間には訪れることが出来なかったこの場所。それでも一度見ておきたいと常々思っていました。

取り壊しが進んでいると聞いていましたが、ご覧のようにスタンドは健在でした。

しかし……それももうあとわずかのことらしい……。


私は、この場所に人が入っているところを見たことがありません。
しかし不思議なもので…こうして周囲を巡り中の様子を見ていると、そこに行き交っていただろうお客さん方の姿が思い浮かんで目に見えてくるような気がします。
そのまま、競馬場の外周に沿って一回りしてみました。

競馬場の敷地の脇は、ご覧のように一般民家。写真右の壁は、競馬場の敷地と外を隔てる壁です。共存するにはそれなりの努力も必要だったであろう痕跡が、こうした風景からも忍ばれます。

敷地の裏手、芦田川の河原までやってくると、堤防の上からご覧のように全景を見渡すことが出来ました。この写真の正面が、元々厩舎エリアがあった場所。什器が轟音を上げて取り壊し作業を進めており、旧厩舎エリアはほぼ更地の状態になっていました。
写真の左手奥がトラック。向こうに小さく見えるのがスタンドです。

明日にでも、競馬やりそうな風景なんですけどね……。
空っぽのスタンド。ここに集まっていた人々の居場所はこうしてなくなり、人々はどこへ行ってしまったのでしょうか……。
この写真を撮った場所から後ろを振り返ると、

芦田川の風景はとても美しく、とても穏やかでした。
映像でしか見たことのなかった福山競馬場。こんな素敵な場所にあったとは知りませんでした。
それと狙ってきたわけではありませんでしたが、来てみれば本当に跡形もなく消えてしまう直前。 ここに「人々が集まっていたその場所」の痕跡があるところを自分の目で何とか確認することが出来ました。
そしてもう間もなく、その痕跡すらなくなってしまう……。
人々が集まる場所がなくなるということが、どういうことを意味するのか。競馬場跡地の風景を見て、心の中で改めて深く考えさせられました。

使われることのないスターティングゲートは、トラック脇の待機所でスタンバイしていました。
帰りがけに、この場所に立ち寄ってみました。

兵庫の場外発売所・DASH福山駅前。
この街から競馬の痕跡が全くなくなりそうだったところ、この場所だけが辛くも残ったと聞きました。

この場所がなくなれば、この界隈から「競馬という事柄」そのものがなくなってしまっていたのかも知れません。
ご覧のように、場所があれば人々が集まる。競馬場の跡地を見てきたあとだけに、そのことの大切さを強烈に印象づけられました。

競馬がなくなってしまったこの街を、私がこのあと訪れる機会があるのかどうか。正直自信がありません。実際、競馬がなくなったために行かなくなった場所というのは、もういくつも出来てしまいました。
人が集まる場所が、そこにあるということ。
競馬というものが、その場所を形作る役割を担い続けるということ。
改めて、競馬というものに対する想いを深くした、福山での経験でした。
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