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2014年08月06日
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カテゴリ: 坂田 博昭

 水曜日の担当は、坂田博昭です。

 今夜の門別グランシャリオナイターは、濃霧のため10R以降中止となりました……。

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 レースに参加して下さっていたお客様方には、ご迷惑をおかけ致しました。

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 今年2度目の途中打ち切り。今日は私が実況でも何度か喋っていた通り、蒸し暑さの割には吹く風が冷たく感じられるときがあり、また午後に一瞬霧が迫ってきていた時間帯もあって、少々心配しておりました。

 第一波の霧は暫くしたら文字通り「霧散」して、ひと安心したのもつかの間。第二波の霧は余りに強力で、これに抗することは出来ませんでした。

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 屋上に上がり、心配そうに外の様子をチェックするスタッフの皆さん。

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 中止となった11Rの出走馬が、発走を待つ待避所から引き上げてくるところ。

 レースがなくなったとは言っても、細心の注意を払いつつこのように戻ってきておりました。

 是非ともまた、明日も門別グランシャリオナイターをお楽しみ下さい。

 さて、ここからは今日の本題。

 船橋オートの存廃問題が、公営競技業界の一角を騒がせております。

 こうした問題に触れて、改めて思うことがあります。

 それは、敢えてギラギラした言い方をすれば、競馬も含めて公営競技などと言うものは所詮「なくてもいいもの」だということです。

 例えば主催者が「やめたい」とひとたび思えば、やめる流れを押しとどめるのは難しいということ。そしてこれはここにも何度も書いてきたことですが、場所としての公営競技の存在が周囲から「別になくても良くないか?」と思われるようでは、公営競技などと言うものは存在のしようがないということです。場合によっては、黒字だろうがなんだろうが、そういうことの手前での部分で「人為的に」やめるという意思決定をしてそちらに進むことも可能だということです。

 人間の豊かな暮らしのために、「なくてもいいもの」が一切なくてもいいとは、私は考えません。「なくてもいいもの」がなければ、人間の生き方はその他の生物と大して変わらぬ幅も深みも広がりもないものになってしまいます。しかしながら、世の中にあまたある「なくてもいいもの」の中で存在を許され、それが続いていくためには、自然体でその場所にあろうとするだけでは無理でしょう。

 勿論、公営競技が「お金を稼ぎ出す」ということも、非常に重要で非常に手っ取り早い存在意義には違いありません。しかしそれは大変難しい。お金のことだけでなく、それ以外に「なくても確かにいいけど、やっぱりないとな……」と周囲に思ってもらうこともしかるべく重要なんだと、私は思っています。

 例えば、ホッカイドウ競馬では、北海道内の市町村の紹介を行うレースを実施しています。

 今週で言えば、明日のメインレースは

「酪農と漁業のまち・標津町特別」

 協賛とは異なり、そのこと自体に金品のやりとりは発生していないようですが、こうしてレースタイトルをつけるだけでなく、放送における市町村の宣伝活動、場内における情報宣伝活動、あるいは物品の販売など、ホッカイドウ競馬を通じて全国にその市町村の存在と特色をアピールしていくという取り組みです。

 例え対価を伴わなくても、そうしたことに公営競技が積極的に取り組むことは、大変大きな価値があります。なぜなら、市町村にとっては普段は出来ないような広報宣伝活動を、公営競技のレース場を通じると広く、そして質の高い形で行うことが出来るとなれば、そのこと自体が周囲にとっての公営競技の存在価値になり得るからです。

 私はそういうことを、人の心に根ざした価値、という意味で「エモーショナルな価値」と呼んでいます。お金のような極めて現実的な問題だけでなく、人の心に根ざすエモーショナルな部分の役割を公営競技のレース場がしっかりと果たすことで、存在を確保できる可能性は飛躍的に高まると思うのです。

 公営競技としてだけではなく、場所として、そこにあることを周囲が認めてくれること。もっと強く意識されても良いのではないでしょうか。






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最終更新日  2014年08月07日 02時20分03秒
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