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2015年08月13日
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カテゴリ: 横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 猛暑が続いた盛岡ですが、ここ2,3日になってようやく暑さが和らいできましたね。日中の気温はまだ上がり気味ですが朝晩はめっきりと涼しくなって、ちょうどクラスターカップの日の終盤、ちょっと肌寒いくらいに感じたように、秋の気配すら窺えるようになってきました。8月一杯くらいは暑さを我慢しなきゃならないのかな・・・と覚悟していただけにちょっと嬉しい誤算かも。

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★12日の最終レース頃。空気がひんやりしてましたね

 さて、今回はまずグレードレースの回顧から。12日の水曜に行われたクラスターカップJpnIIIは1番人気のダノンレジェンドが2着ポアゾンブラックに6馬身差をつける圧勝で自身4つめのグレードタイトルを手にしました。

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★第20回クラスターカップ優勝/ダノンレジェンド号

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★「メチャ走ったね~」と言いながら引き上げてきたM.デムーロ騎手。本当に言いました。「メチャ走ったね」って

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 これほどまでの圧勝に終わった勝因を求めるとするなら、それは結局「騎手」に行きつくのかもしれません。
 というのもこのダノンレジェンド、それほどスタートが上手い馬ではないし、後手を踏んだら踏んだで首を上げて追走に手こずるというパターンが、結構しばしば見られた馬です。
 また、「あいちゃんねる」のクラスターカップ特別編の中で村山調教師のインタビューがあったのですが、短い時間の間に4度ほど「揉まれ弱い」というフレーズが出てきました。真ん中辺の枠で負けている事が多いのはそのためでしょう。
 ゆえに自分もダノンレジェンドは「死角多し」、他がつけいる隙もかなりある・・・とみて予想の印は対抗に留めました。最内にいるルベーゼドランジェ、あるいはダノンレジェンドより外にいるエーシンビートロンやラブバレットは間違いなく前に行こうとする。それらが“行き切って”しまったらダノンレジェンドにとって不利な形になる可能性が十分に想定できるからです。

 しかし、今回のダノンレジェンドは、スタートはいつも通りやや遅め、一瞬左右から挟まれる形になりかけましたが、それに怯むことなく加速していきましたし、道中でも首を高くすることがなかった。
 最後の6馬身差はじっくり脚を溜める事ができる展開になったのもあるでしょうが、道中でスムーズに身体を使って推進力を無駄にしなかった分も大きかったと思います。



 今回は1200m戦ながら「1400mがベストな馬達が1200mで一生懸命戦った」ような様相になっており、その中では1200m適性が高い方に入るダノンレジェンドが勝ったのは不思議ではありませんが、極端に高く評価するのはまだ早いようにも思います。
 とはいえ鞍上にM.デムーロ騎手を得て“弱点”が大幅にカバーできたのなら、そしてこの後の東京盃・JBCスプリントがダノンレジェンドにとって好相性な大井コースを舞台にしている事もあわせて考えれば、ダノンレジェンドの走りがもっと良い方向に変わる可能性の方が高いでしょう。
 レース後、村山調教師は次戦以降もM.デムーロ騎手で行きたいという希望を述べられていました。ダノンレジェンドの今後には注目したいと思います。

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★何を撮られていたか分からなかったでしょうM.デムーロ騎手。ここで使いました!

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★ポアゾンブラック

 2着のポアゾンブラック。レース後の阪野騎手は「スタート直後の先行争いでもっと前に行っていれば結果が変わっていたのでしょうか?でもあそこで割って入るほどのダッシュは無い馬ですし。強いていえばもっと外枠ならスムーズに流れに乗れたかも・・・」といろいろな可能性を考えながら振り返っていました。
 田中淳司調教師はレース直後はもっと前に行っていれば・・・と思われていたようですが、しばらくして改めてうかがった時には「1200mと言ってもそんなに速くないペースになったレースでこういう結果なら、この馬には距離がちょっと短かったという事でしょう」とまとめられた様子。秋には南部杯に来盛の予定だそうですので、マイル戦での変身に期待する事にしましょう。

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★ラブバレット

 3着のラブバレットには正直驚かされました。さきたま杯の結果からもこの馬の事を「スプリンターではなく1400mの快速タイプ」と考えていたからです。
 先にも述べたように今回は「1400mがベストな馬達が1200mで一生懸命戦った」格好ゆえ終いのキレが武器になる展開にならず、最後“流れ込む”形の脚質の方が合ったというのも幸運でしたが、それでも最後の最後でエーシンビートロンを振り切り、サマリーズを捉えた馬と鞍上の頑張りは高く評価したい。これだけ走るのならどこかでグレードのタイトルを獲らせてあげたいですよね。厩務員の千葉さんにも。

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★南郷騎手のファインプレイ。しかし、馬番が出るまで“3着はエーシンビートロン”と思い込んでいた人、結構いたようで・・・

 結果的に上位5頭中3頭が地方所属馬となり、これは07年、水沢で行われた第12回以来2回目。盛岡実施回ではのべ18回中で初めてです。
 過去「地方所属馬」が3頭優勝しているクラスターカップですが、第5回のゴールデンチェリー、第13回のプライドキムはもとJRA馬で、3年前の第18回ラブミーチャンが「地方デビューの地方馬」としては初の制覇でした。ラブミーチャンに続く「地方デビュー馬の優勝馬・第二号」の登場も決して遠い先の話ではないのかも・・・と思える結果だったようにも感じます。





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最終更新日  2015年08月14日 01時47分12秒


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