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2016年02月17日
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カテゴリ: 坂田 博昭
 水曜日の担当は、坂田博昭です。
 先週も書きましたが、カーリングの日本選手権。
 この土曜日の夜まで青森で、カーリングの日本選手権のインターネット中継をお手伝いしてきました。土曜日に行われた男女の決勝はNHK-BS1で放送がありましたので、ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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 大きな大会になれば、期間が1週間以上ととても長いカーリング競技。その中でそれぞれのチームが大なり小なりの山あり谷ありで1週間を過ごし、最後の決勝の舞台にたどり着けるのはたったの2チーム。
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 スポーツ新聞でも報じられたように、注目されている女子の部では昨年優勝チームが決勝を前にして敗退してしまうという波乱もありました。
 取り返しのつかない勝負の世界。その結果が出てしまうことの厳しさというものを、改めて感じさせられました。
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 スポーツは、人がやるもの。
 そして、勝ち負けがこうしてハッキリと出るもの。
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 女子優勝・LS北見
 優勝カップを受け取り、思いもひとしおという表情を見せる吉田知那美選手  
 少々残酷な言い方かも知れませんが、その「勝ち・負け」こそが、私たち見るものの興味を惹く要素であることは間違いありません。
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 1月17日・中山競馬場
 京成杯のレース直後、テレビの勝利ジョッキーインタビューを受けるシェーン・フォーリー騎手 

 勝った人たちのことはこうして取材機会も本当に多く、そのこと自体が大きなニュースとして取り上げられるところは、テレビや新聞の報道でも普通に目にするところです。

 私たち一般人には出来ないことをやっているのが、スポーツのプレイヤー。
 その中でも最高の成果を上げたプレイヤーの姿は、神々しくすら感じられます。
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 勝った人のありようがこうして厳としてあるなか、一方で負けた人のありよう、そして気持ちの持ちようというものもまた、スポーツの現場にはつきものです。

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 昨年のフェブラリーS 森下淳平調教師
 無念さを表しながらも、感じたこと、そして先に向けての見通しをハッキリと述べていたのがとても印象に残っています。
 スポーツって、 原則勝つ人はひとり。あとは負けている のです。
 負ける人がいるから、それに対して勝つ人がいる。
 だからこそ、負ける人たちの「敗れざる魂」こそが、実はスポーツにおける重要な要素だということは言えないでしょうか。

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 昨年のジャパンカップ
 ラストインパクトで僅かに敗れたライアン・ムーア騎手のこの表情… 
スポーツを形作っているのは、とりもなおさず勝った人よりも遙かに多い負けた人たちなのだという事実。 スポーツというものに取り組み、また見て楽しむということの意義や価値というものは、つまるところそこに集約されるのではないかとすら思えます。
 実際、負けた側の談話が人々の心を打ち、共感を呼ぶことがしばしばあるのは、「敗れざる魂」こそ、見る側の「日常」に少しだけ身近に感じられるからなのかも知れません。
 実際、そうした「共感」に支えられているのがスポーツというもの。
 そう考えれば、「負け」もまたスポーツというものの「主役」ということは出来ないでしょうか。

 私たちがスポーツの現場で取材をする際、そうした「負け」の姿をとらえようとするのは、どうしても腰が引けます。プレイヤーのメンタリティを(ある意味勝手に)慮ってしまいますから。
 新聞でも放送でも、その他のメディアでも、この仕事に携わっている方々はだれでも、そのことと常に向き合い、葛藤しているはずです。その中から、私たちが日頃目にする報道が生まれていると思うと、やはり一つひとつの文字や音にこもるプレイヤーの「こころ」に思いを致さずにはいられません。

 取材する立場ではなくても、スポーツの現場でそれを見るだけで、そうした「勝ち負け」の意義と価値には自然に触れることになります。
 どの競技でも「現場で生で触れて!」と言い、実際生で触れるとテレビなどとは全く異なる興味深さを感じることが出来るのも、恐らくそういうことなんでしょう。

 競馬も勿論同じ。

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 スポーツと接し改めて感じたそんな思いを胸に、これから船橋に出かけて生の「勝ち負け」のシーンに触れてこようと思います。





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最終更新日  2016年02月17日 13時06分41秒
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