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2016年03月07日
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カテゴリ: 大川 充夫
ミツオーです。花粉症にやられています。

さて、連続で同じ話題になります。もちろん、藤田菜七子騎手デビューの件です(写真は一部、弊社・泉悠介アナウンサー撮影)。
藤田菜七子_4732.JPG
またか、と言われそうですが、それだけ注目されましたし、話題にもなりました。
わたし自身、藤田菜七子騎手デビュー翌日、他所でお会いした方から

「昨日、川崎にいました?スゴかったんですって?」

と声をかけられましたし、その後もあちこちで

「見た?かわいかった?上手い?」

などと、菜七子騎手について質問をうけました。人気者だなあ。


昨日、華代子さんがすでにくわしく書いてくださってますが、続けます。えへ。
藤田菜七子_4729.JPG


ファンのみなさまの出足も早かったし、何より報道陣の数も普通じゃありませんでした。
菜七子パドック出口20160303.jpg
写真↑は、菜七子騎手デビュー戦となった第1レースのパドック出口付近です。出走馬はここを通って、本馬場へ向かうわけです。
普段ここには、そうひとはいません。いないことはないが、まばらです。

このときは、厩舎関係者、施設会社(よみうりランド)関係者、主催者(競馬組合)関係者など、たくさんの人が、菜七子騎手が通りかかるのを待ち受けていました。
かく言うわたしもここにいたわけですが、わたしの後からも、どんどん人が増えてきていました。報道陣はこのエリアには入れないにもかかわらず、です。

同様に様子を見に出てきた某騎手と話すと、

「前代未聞ですよ」

と、驚いていました。
そして、

「もう会いましたよ。かわいかった。…顔、あんまり見なかったけど」

いやいやいや、それ、会ったって言わないし。遠くから見ただけじゃないの?

藤田菜七子20160303.jpg

当日の場内の様子を、


「みんな浮足立ってる」


と表現した方がありましたが、言い得て妙。
それもみんな、カンタンに言えば、報道陣の多さゆえでしょう。ちょっと珍しいことがあるとは思っていたが、これほど注目されることだったのか、と、報道陣の多さを見て認識をあらためた方も、けっこういたのではないでしょうか。


普段、競馬場、それも地方の競馬場には来ることのない報道の方々が、菜七子騎手を追って大取材合戦。ただし、無用の混乱を避けるように、主催者があらかじめ手を打っていましたので、みなさんかなり整然としていました。
菜七子報道陣20160303_2.jpg

菜七子報道陣20160303.jpg
実況席(地上6階)から見ると、↑こんなふう。緑色のエリアは、表彰台と、表彰台にむかういわば花道の部分。普段のレース前、ここに人はいません。いてもほんの数えるほど。交流重賞でも、これほどの人がこのエリアでレースを見ることはありません。


菜七子騎手、どうですか?と、ある関係者の方に聞いたところ、

「スタートがうまいし、乗れるんじゃないか。2着だったあとは、ものすごく悔しがってたよ。そういうところもいいね」

とおっしゃっていました。
確かにこの日の菜七子騎手は、デビュー戦からいきなり好スタートを決めましたし、そのほかのレースでも、いわゆるジャンプスタートのような、馬が重心を高くしてしまうようなゲートは一度もありませんでした。低い体勢から、スッと出す、そんなスタートが多く見られたと思います。

また、第8レースでは、そのスタートでバランスを崩してしまいましたが、持ちこたえると後方で脚をため、直線では、この日何度も見せた大外一気の追い込み(第5レースのアタマ差2着は惜しかった)で、5着まで来てみせました。
藤田菜七子_4741.JPG
一戦ごとに見せ場をつくった菜七子騎手。
初勝利こそかないませんでしたが、お目当てで来場されたたくさんのファンのみなさまも、十分に満足されたのではないでしょうか。
菜七子パドック人垣20160303.jpg

この日の菜七子騎手には、JRAの競馬学校教官が、なんと3名も帯同してきたのだそうです。
すでに卒業してデビューした教え子に、異例の態勢と言えるでしょう。その教官の方のお話を聞いた、という方からお話を聞くことができました。それによると、菜七子騎手は、

「むくれることがない」

のだそうです。
素直な性格で、この日の大フィーバーも、

「彼女の人徳ということではないか」

と話されていたそうです。



菜七子騎手のデビューで、早くも、レディース・ジョッキーズ・シリーズの再開を!という声も聞かれます。
国内平地の女性騎手は、

鈴木麻優
木之前葵
下村瑠衣
別府真衣
岩永千明

の5名に加えて、菜七子騎手でやっと6名。
女性ジョッキーの最高峰がカムバックするのでは?という話も聞こえてはいますが、それでもまだ7名。

デビュー当日、騎乗を終えたあとでひらかれた会見で、菜七子騎手は、

「いずれは、日本国内に、たくさんの女性ジョッキーや女性の厩務員さんが増えてくれたらうれしい」

と話しました。
菜七子会見20160303.jpg
どうひいき目に見ても、圧倒的に男性社会であることは間違いない競馬界。

女性ジョッキーを起用することで発生する利点を、彼女たちがアピールしてくれれば。
女性ジョッキーも男性ジョッキーに劣ることはない、ということを彼女たちが示せば。

彼女たちに続く騎手志望の少女たちが、たくさん現れるのではないでしょうか。

また、競馬を主催していく立場としても、この日のフィーバーは参考になったハズ。
全国の少女たちの進路の一選択肢として、「競馬の騎手」という道もあるのだということをもっとアピールし、女性ジョッキーの数を増やすことは、長い目で見て興行に資することと思います。





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最終更新日  2016年03月07日 12時42分55秒
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