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2016年07月21日
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カテゴリ: 横川典視
 木曜担当のよこてんです。マーキュリーカップ・ウィークが終わってひとまずホッとした状態です。


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★様々なイベントも好天の元で。良かったですねえ

 おかげさまでマーキュリーC&JJCが行われた7月18日は1日の発売金額が10億2027万円余りに達しました。
 昨年のマーキュリーC当日(7月20日)は約7億5200万円、クラスターC当日(8月12日)は約4億4600万円、南部杯当日(10月12日)は約6億6600万円でした。
 昨年のクラスターCはお盆のど真ん中に1日孤立した開催日、南部杯は最近は毎年そうなのですがJRAの開催と重なって今ひとつ売上げが伸びない日。それらに比べると祝日でかつJRA開催と重ならないマーキュリーCの日は例年“売れる日”なのですが、それにしてもの売れ具合です。1日10億円を超えたという日は、ここ最近では一昨年のJBCの日の他はちょっと記憶にありません。南部杯の日なんかも案外7億円を超えない。

 岩手競馬の1日売上げTOP2はもちろんJBCの日(2014JBCの約29億3千万円、2002年JBCの約21億8千万円)。その前のレコードは手元の資料によれば平成2年、1990年12月30日の約11億9千万円だとなっております。その日は水沢競馬場で桐花賞が行われた日ですね。
 盛岡競馬場に限ったレコードでは、JBCの前は2000年8月16日、クラスターカップ当日の約8億6600万円でした。
 ということは、今回の発売金額は様々な状況は違うにしても1990年代のいわゆる“競馬バブル”期の記録に近づくくらいだったわけで、こうして改めて見ると最初にその数字を聞いた時に感じた以上に凄いなと思ってしまいます。

 先ほども触れたように、岩手の3つのグレードレースの中ではこのマーキュリーCの日が一番売れる傾向にありまして、今季中にこれを超える日はもう無いかもしれませんけども、これが“最高到達点”にならないよう頑張っていきたいですね。今開催の「開催6日間で約20億4000万円」の一開催発売金額はどこかで超えるチャンスがあるかもしれないし。



■7月16日/フェアリーカップ 優勝ミラクルフラワー

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 フェアリーカップは古馬牝馬の重賞で、8月28日に行われる『ビューチフルドリーマーカップ』のトライアルとして1~3着馬に優先出走権が与えられます。
 昨年は7番人気馬が勝ったのを筆頭に低人気馬が上位を独占、3連単12万7千円の波乱となったレースですが、今年はみちのく大賞典を牝馬として初めて制したミラクルフラワーが登場、ここも1番人気に応えて優勝したことで3連単も1730円と非常に堅く収まりました。

 ゲートの中でうるさくて出遅れてしまったというミラクルフラワーだったもののレースの内容自体は力の違いを感じさせるもの。ビューチフルドリーマーカップでもやはりこの馬が地元の大将格になるでしょう。

 2着のソサエティクイーンはミラクルフラワーが出遅れた分で戦いやすくなった感がありますが、キャリア初の1800mを優勝争いに加わりつつ乗り切ったのは今後の自信につながるはず。ちなみに同馬の鞍上・小林凌騎手いわく「直線まで来て“勝てるかな?”と思った瞬間、並ぶ間もなく交わされました・・・」とのこと。2着馬の視点からのミラクルフラワーの強さが想像できるコメントでした。


■7月17日/岩鷲賞 優勝ラブバレット

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 この岩鷲賞はクラスターカップのトライアルという位置づけですね。1着馬に優先出走権が与えられるグレードレース直結のトライアルレースです。

 結果はラブバレットの独壇場。序盤は4番手と地元馬同士の重賞ではあまりない位置からのレースになったのですが、3コーナーから楽な手応えで捲り差し。最終的には2着に2馬身半差、1分10秒0の好タイムのおまけ付きでの快勝でした。
 このレースの登録馬が出た段階でラブバレットのライバル馬の調教師さんたちの話を聞いて歩きました。今回は新勢力も多く登場してきて展開がどうなるか想像しづらい部分もあったのですが、「ラブバレットがすんなり先行してしまえば他の先行馬は厳しくなるし、もし他の馬がハナを叩いて前に出たとしても、ラブバレットって差した方が強いしね・・・」というような結論に、だいたいの調教師さんが行きついていました。実際、まさしくその通りのレースの形になりましたね。

 先週の盛岡はかなりの高速馬場で、1分10秒0というタイムが昨年のクラスターカップの優勝タイムを上回るといっても安心はできないですけども、このタイムは「地方馬が盛岡ダート1200mで出したタイム」としては史上最速級(もしかしたら“地方馬の中でのレコード”な気がする)ですし、当然クラスターカップでも期待をかけて良いだけのものです。


■7月18日/マーキュリーカップ 優勝ストロングサウザー

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 レースの映像を見ていただくと分かると思うのですが、道中、3コーナー手前まではどちらかと言えば馬群の外にいたストロングサウザーが、4コーナーあたりからは内に入っています。その判断が全てだったんではないでしょうか。
 田邊騎手は「内が深いと聞いていたが、あのまま外を回ったらさらに外に振られたりするかもしれない。それよりは内に飛び込んだ方が良いと思った」とレース後に語っていました。
 一方の2着タイムズアロー、真島騎手は「内が深いのは知っていたし、ギリギリの所を通ったつもりだったがさらにその内を突かれてしまった。かといってあれ以上自分が内に行くわけにはいかないし・・・」と。


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★真島騎手は今回は馬主服で登場。いつもとはちょっと違った感じ

 また、今年のマーキュリーカップは前半の1000mが“超”を付けたいくらいのスローペース、後半は一転してハロン12秒を切るか切らないかくらいのラップが並んだ異例の展開でした。
 大きく見れば先行馬有利ではありますが、レースの後半に至って3ハロン4ハロンと連続して脚を使わなければならない形に耐える事ができたかできなかったか?の適性の差が着順を分けた・・・という部分もあったのではないかと思います。

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★鈴木麻優騎手もグレードレース初騎乗

■ジャパンジョッキーズカップ

 7月18日には「ジャパンジョッキーズカップ」も行われました。JRA騎手4名による『Team JRA』、東西それぞれ4名ずつの地方競馬騎手による『Team EAST』『Team WEST』の3チーム計12名の騎手によるチーム戦をメインとした対抗戦です。
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★第1戦/優勝ツキノピラミッド(内田博幸騎手)
 1200mを1分12秒で走りながら上がり3ハロンは36秒3、きっちり末脚も使わせている。それでいて最後まで余裕残し。今さらながらペース配分の巧さに脱帽。

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★第2戦/優勝イルポスティーノ(山口勲騎手)
 モズフウジンの逃げは前半1000m1分を切る超ハイペース。結果自身が失速しただけでなく、イルポスティーノの潜在能力も引き出してしまった感。余談ですが山口勲騎手は昨年もJJC第2戦で勝っており“JJC第2戦連覇”。


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★第3戦/優勝ウインミラージュ(戸崎圭太騎手)


 全3戦の結果、優勝は『Team WEST』、個人優勝は『Team WEST』の永森大智騎手となりました。

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 永森騎手自身は「一つも勝たずに総合優勝と言われてもなんだか気が引けます・・・」と控えめだったのですが、周りの騎手の皆さんは「やっぱり“持ってる男”は違うなあ」と感心しきり。SJTの第3戦・第4戦を連勝でぶっこ抜いて札幌行きの切符を手に入れてみせた永森騎手の知名度は、ファンの間だけでなく騎手の間でも日に日に高まっている・・・というところでしょうか。

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 去年の佐々木竹見カップ、永森騎手が初めてTOPクラスの騎手対抗戦に出場してきた時は“知る人ぞ知る”、かなり詳しいファンでないと永森騎手が高知でどんなポジションの騎手か知らないだろう・・・という段階だったと思いますが、今はもう知らないファンの方が少ないのでは。片腕にだけ輪っかが入った勝負服もこれからますます全国に知れ渡っていくのでしょう。






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最終更新日  2016年07月22日 00時12分29秒


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