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2016年12月01日
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カテゴリ: 横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 もう12月ですねえ。2016年になったのがつい先日、岩手競馬のシーズンが始まったのもこの前のような感じがしますが、もう12月。もう年の瀬。今季の岩手競馬も残す所あと1ヶ月ほどになりました。
 こういうのを「早い早い」と言うのは年を取った証拠、あんまり口にしたくないのですが、やっぱり12月は特別な気持ちになりますよね。

 さて、そんな12月なのですが、まもなく12月4日から、岩手競馬の暮れの大一番『桐花賞』の出走馬ファン投票がスタートします。どの馬の関係者もこのレースには出たい・勝ちたいという桐花賞、その出走馬を選ぶのはファンの皆さん・・・ですので、ぜひ投票にご参加ください。
 投票された方から抽選で計75名様に岩手の美味しいものをプレゼント。レース&プレゼントで楽しく年越しを過ごしましょう!今年は例年より若干、投票期間が短い感じになっています。投票はお早めに。

 投票ルール等の詳細は こちらのページ をご覧ください。投票ページは12月4日にオープンしますよ。

 という事で今回の最初の企画は、桐花賞出走を目指す注目馬の近況をお伝えしようというもの。第一弾として3頭のお話をうかがってきました。

 まずはナリタポセイドン(板垣吉則厩舎)。JRAから転入後2戦2勝、前走の絆カップではナムラタイタンを破り、俄然注目される存在になりましたね。

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■ナリタポセイドン(絆カップ優勝時)





 それだけに、まずはやはり北上川大賞典で水沢コースでの実戦がどうなのか?を確認して、そして桐花賞で再度ナムラタイタンと、今回はより状態を上げた王者と、戦った時に本当の力関係が分かると考えておられるのではないでしょうか。

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■ライズライン(すずらん賞優勝時)

 絆カップではナリタポセイドン・ナムラタイタンに次ぐ3着だったライズライン。こちらは北上川大賞典の昨年の覇者として挑むと共に、昨年は3着だった桐花賞での雪辱を目指す形になります。

「今季のこの後は昨年と同様の路線で進みたいですね。秋以降は非常に順調で、馬の状態も使う毎に良くなってきていると感じます。今年は序盤にリズムに乗れず、納得のいく結果が得られませんでした。今は状態がいいですし、昨年も好結果を残しているレースが続きますから、良い結果を挙げて前半の分を取り返して締めくくりたいですね(千葉幸喜調教師)」

 今季初戦の赤松杯では前走比(休養前から)マイナス20kgという馬体重での出走。これが誤算となってライズラインの今季序盤は自分との戦いが続いた感がありました。
 しかし夏の休養後は千葉幸喜調教師からも明るいコメントが聞けるように。9月の青藍賞以降の3戦は勝ち星にこそつながらなかったものの、馬の状態面に関してはもう問題ないでしょう。実際、南部杯は7着ですが地方馬最先着。絆カップもナムラタイタンとのタイム差0.3秒は対ナムラタイタンとしては過去最短でした。その辺も状態の良さの現れでは。
 まずは北上川大賞典ですが、昨年のこのレースではコミュニティに3馬身差をつけて勝っているように、スピード馬っぽいイメージで周りから見られるわりにはしぶとい持久力も持っています。1200mから2500mまでこなせる珍しいタイプの馬ですよね。

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■コミュニティ(あすなろ賞優勝時)

 一昨年の桐花賞では優勝、昨年は2着。2年連続で好結果を残しているコミュニティは今年も桐花賞に照準を合わせています。

「北上川大賞典-桐花賞のローテーションを考えています。今季後半は冬の水沢のレースに焦点を絞るつもりで使ってきました。レース毎に体調も上向いてきて、それが前走の勝利につながったのではないでしょうか。間隔を開けてきた分、馬にも余力があるように感じますし、それらの点が良い結果に結びついてくれればと期待しています(櫻田康二調教師)」

 前走のA級特別・初冬特別が約半年ぶりの勝利となったコミュニティ。それまで苦しい戦いが続いていただけに、見ている方としてもようやくホッとしました。
 櫻田康二調教師が言われるとおり、夏以降のローテーションは無理をさせずに冬のビッグレースシーズンを迎えるためのもの。南部杯や絆カップなども「わざわざ距離が合わないレースを使う事はない」という事でスキップしたものでした。ここからのコミュニティは、もはや今季のこれまでと同じ目で見るわけにはいかないでしょう。

 皆さんが注目されるだろうナムラタイタンとエンパイアペガサス。どちらも前走後の中間は順調というお話を聞いていますが、どちらも直近の北上川大賞典には出走しないことでもあり、詳細は次回に譲りたいと思います。

 今回の話題はもうひとつ。11月17日にNARより発表された「平成28年度第2回調教師・騎手免許試験新規合格者」において、岩手から調教師・調教師補佐それぞれ1名の合格が明らかになりました。ここでは新調教師となる伊藤和忍(かずむね)師のご紹介をしましょう。

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■伊藤和忍調教師

 これまでは伊藤和厩舎で厩務員を約15年間務めてこられました。そしてお名前が伊藤“和”忍さん。これでピンと来るとおり伊藤和調教師のご子息です。岩手では、故櫻田勝男調教師-櫻田浩樹調教師以来の親子調教師ともなりますね。


 その点を和忍師にうかがってみると、 「着々と進めてはいますが、まだまだですね(笑)」 とのこと。
 しかし 「準備はたいへんですが、やるからには最初から全力で行くつもりです。新人調教師はやはり出だしの印象も大事だと思いますから」 とも。その点は伊藤和厩舎から移ってくる“即戦力”に期待したいところですよね。

 どんな調教師になりたいですか?という問いには 「全国を飛びまわるような調教師になりたいですね。父(伊藤和調教師)が交流元年の頃から各地に出て行ったのを見ていましたから、岩手にとどまらず全国に出て行く事ができるようになれれば」
 伊藤和調教師というとサカモトデュラブを思い出します。1995年の新潟3歳ステークス3着、1999年には東京盃を制してもいる馬です。
「父がGIIを勝っていますので、それを超えるというとGIという事になりますからハードルが高いですけど、違う言い方をすれば父が獲れていないGIの夢を自分が継ぎたい・・・とも思うんです。全国に出たいとかGIとか、新人調教師が口にするには大きすぎる話かもしれませんが、父が届かなかった所に届くような馬作りをしていきたい」

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「ヒゲ生やしたままでいいですか」と笑う伊藤和忍師ですが、それがワイルドな感じでカッコイイじゃないですか(^ー^)

 伊藤和調教師、お父さんも現役バリバリの調教師ですからどうしても意識した話になってしまいます。ではレースで伊藤和厩舎の馬と対戦する事になったら? 「家に帰れば親子ですが、競馬場ではライバルです!」
 伊藤和忍厩舎の馬と伊藤和厩舎の馬がぶつかり合う、もしかしたら伊藤和厩舎の馬を負かして伊藤和忍厩舎が初勝利を挙げる事になるかも・・・。

 12月1日免許交付ですのでこの稿をアップした時点ではすでに厩務員さんではなく調教師さんになってますね。伊藤和忍調教師のこれからの戦いぶりに、ぜひご注目ください。
 なお、免許交付は12月1日付で開業も同日になりますが、実際の出走開始は12月10日からの第8回水沢競馬からとなります(免許交付後に調教師として出走申込ができるようになるため)。 伊藤和忍調教師のデビューはもうしばらくお待ちください。





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最終更新日  2016年12月01日 09時00分31秒


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