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2017年01月12日
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カテゴリ: 横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 1月9日の月曜日の開催をもちまして2016年シーズンの岩手競馬レギュラーシーズンが終了しました。
 毎回書いておりますが改めて説明しますと、岩手競馬のシーズンは「年度区切り」で、3月の特別開催までが含まれているのですが、近年は騎手・調教師等の各記録類や所属馬の格付けなどを3月の特別開催をもって新年度分としてスタートする形になっておりまして、実質的な2016年のシーズンはこの1月でひと区切りという事になります。そのためここで“レギュラーシーズン終了”という表現になっているのです。

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★1月9日(写真上)こそ馬場が悪化しましたが、おおむね穏やかな開催日が続きました

 ここまでの発売実績は対前年比113.6%、計画比では102,2%と発表されました。シーズンの実績としては3月の特別開催分まで入りますので今後若干の変動があるかと思われます。プラス13.6%なら上々と言いたいところですけども、他の競馬場の伸び具合と比べるとかなり物足りないのでは・・・と感じたりしますね。その辺のお話は次回に触れてみたいと思っています。

 さて今回は、先日をもちまして確定した騎手・調教師のリーディングと、この冬休みの間に他地区競馬場で期間限定騎乗を行う騎手の皆さんのお話です。

 騎手リーディングは197勝を挙げた山本聡哉騎手が2年連続のリーディング獲得となりました。
 村上忍騎手とのリーディング争いはこのブログでも何度か触れてきたように、序盤は村上忍騎手が大きくリードしていたのがシーズン中盤に山本聡哉騎手が逆転、そのまま逆にリードを広げて・・・という構図。そしてシーズン終盤は山本聡哉騎手がリードを保ったまま推移し、最後も197勝対182勝、15勝という差が付いていました。

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★騎手リーディング/山本聡哉騎手

「去年ほど勝ちを急いだ感じは無かったんじゃないでしょうか。昨年のリーディングだからといって“追われる立場”という感じではなく、シーズンの最初の頃は成績的には追う立場でもあったので気楽に戦えました。
 その最初の頃はちょっと差をつけられ気味だったこともあって“今年はどうした?”みたいに言われたこともあったんですけど、自分自身は特に気にしてなかったし焦りもなかった。今年は自然体で淡々と乗れたのが良かったのでは。
 来年は、そうですね、まずこれまで通りに目の前のレースをひとつひとつ勝っていくしかない。飛び越えた目標はもたないで、今まで通りですね(山本聡哉騎手)」


 今季の山本聡哉騎手の強さは、自分は「自然体で勝っていた」所にあったと思います。
 毎週の開催が終わる毎に成績をまとめるのですが、山本聡哉騎手に関しては改めて振り返って「あれ?こんなに勝っていたっけ?」と感じたことが多い。

 とりわけシーズン中盤から終盤がそうでした。見ていて例えば“ギリギリなところで勝っている”というレースがほとんどない。するっと乗ってさらっと勝っている。ごく自然体。だから自分は、今季のリーディングは昨季のそれと質が異なるものだったと思っています。「騎手・山本聡哉」にとって一つの節目になるようなリーディングだったのではないかと。

 調教師リーディングの方も板垣吉則調教師が2年連続で獲得。先週のこのブログで書いたように最終日、最終出走の結果が出るまで行方がわからないという接戦でしたが、板垣吉則調教師が2勝差で晴山厚司調教師を押さえて逃げ切った形になりました。

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★調教師リーディング/板垣吉則調教師

「昨年(127勝)はうまくいきすぎたというか、所属の馬たちが思った以上に勝ってくれた結果でもあるので、今年(85勝)がある意味普通なんじゃないかと思います。確かに昨年はたくさん勝かせていただいただけに今年は少ないなと、昨年に比べてしまうとそう感じるところは正直あるんですけども、80勝以上できてリーディング争いもできたので勝ち星の数だけ見ればこれでいいんだなと思っています。
 自分の厩舎は他の先生方よりも馬房数が多く出走頭数からしても多いわけで、それだけチャンスも多いわけですから、そこをしっかり勝たねばならない部分もありますからね。
 来季は、また新しい馬も入ってきますからね。一からのスタートとして改めてがんばっていきたいです(板垣吉則調教師)」


 昨シーズンは127勝という岩手競馬での調教師の1シーズン最多勝記録を作るほど勝ちまくり、早い段階でリーディング間違いなしという状態だった板垣吉則調教師。それに比べてしまうと今季は一見、勝ち星が減った、苦戦したと見られてしまうのかもしれません。しかしそこは板垣調教師自身も言われるとおり昨季が“うまくいきすぎた”だけであって今季が言ってみれば“通常”の状態なのでしょう。
 それでいて、昨季ほど連勝してくれる手駒がいないような状態であって、それでなおリーディングを争う、獲得するくらいの勝ち星を挙げることができたという点が見事だと感じます。
 これも板垣調教師が言われるように管理頭数が多い(=出走頭数が多い)分のメリットがあったのも確かだとは思いますが、今季もまた昨季同様、前半頃にいた馬と後半頃にいた馬とでほぼ全部入れ替わっているくらいの所属馬の“回転力”が勝ち星の原動力。多い馬房を埋めてなお入れ替えていく事ができているのが基盤にあるわけですから、今季のような形でリーディングを獲れたのは昨季・今季の見た目の勝ち星の比較とは逆に板垣厩舎の地力、ポテンシャルの高さを示す事になったのではないでしょうか。

 次は冬休み期間中に他地区で騎乗する騎手たちのお話です。
 まず菅原辰徳騎手。笠松・後藤正義厩舎に所属して約1ヶ月間の遠征となります。

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★菅原辰徳騎手は笠松競馬で騎乗

「これまでも高知や佐賀で期間限定騎乗をして、また他の競馬場で乗ってみたいなと思っていました。東海地区は初めて。笠松競馬は流れが激しそうだしベテランの騎手も多いので簡単に勝ったりできないと覚悟しています。次のためにプラスになる経験ができたらと思っています(菅原辰徳騎手)」


 こちらの厩舎の仕事との兼ね合いもあって約1ヶ月、笠松競馬としては2開催ほどの間の短い期間にならざるを得ないのはちょっともったいない感じではありますが、その分中身の濃い経験につながればいいですね。

 鈴木麻優騎手は高知・目迫大輔厩舎の所属で約1ヶ月強の騎乗。割と遠征が多い鈴木麻優騎手なのですが、他地区で期間限定騎乗するのはこれが初めてになります。

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★鈴木麻優騎手は高知競馬で騎乗

「高知はあこがれの別府真衣騎手がいるところ。乗りに来ないかというお話があって、いい機会だからぜひ行ってみようと。下村瑠衣騎手もいますから女性騎手が3人揃うのもなんか凄いんじゃないですか。高知競馬場で乗った経験では“難しい競馬場”だと感じました。少しでもいいレースができたらいいな(鈴木麻優騎手)」

 高知では2月にLVRの最終戦が行われます。ちょうど鈴木麻優騎手の高知での騎乗期間の締めくくりにもなりそうですから、言葉通りいいレース・いい経験をして最終戦にも活かしてほしい所。女性騎手3人の戦いも楽しみです。

 高知競馬にはもう一人、木村直輝騎手も向かいます。

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★木村直輝騎手も高知競馬で騎乗です

「違う競馬場・異なった環境に身を置くのも良い経験になるのではないかと思い行くことにしました。高知には同期がいるから少し気が楽な競馬場ですね(木村直輝騎手)」




 高知競馬場では1月24日に『第31回全日本新人王争覇戦』が行われ、岩手からは小林凌騎手が出場します。その模様は改めてお伝えできると思いますのでお楽しみに!鈴木麻優騎手・木村直輝騎手の高知での騎乗ぶりも併せてお伝えできればいいなあ。





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最終更新日  2017年01月13日 04時32分31秒


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