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2017年01月23日
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カテゴリ: 大川 充夫
ミツオーです。お年玉つき年賀はがき、ほんの数枚きた子どもあてのモノが当たりました。クジ運のいいやつめ。


さて、先週の南関東地区は、今年最初の浦和開催でした。

開催メインは、3日目(18日 水曜日)におこなわれた3歳重賞・第60回ニューイヤーカップ。北海道2歳優駿2着・全日本2歳優駿4着という実績から期待を集めるヒガシウィルウィンが、その期待に応えて優勝しました。


(口取でカメラ目線をくれたヒガシウィルウィン)


11頭立ての9番という枠順になったヒガシウィルウィン。

手綱をとった森泰斗騎手が表彰式インタビューで触れたように、浦和コースの1600メートル戦は、内枠断然有利と言われています。

この開催は、初日が逃げ断然有利(12レース中10レースが逃げ切り・ほぼ逃げ切り)、2日目も半数が逃げ切りでしたが、ニューイヤーカップ当日の3日目になると、差し馬の台頭も増えてきたという状況。
その差し馬の台頭が最も印象的だったのが、このニューイヤーカップと言えます。


スタート直後は無理にポジションを取りに行くことをせず、後方にかまえたヒガシウィルウィンは、この日がJRA500万からの移籍初戦で3番人気の支持を集めたカンムルと一緒に2コーナーまで後方追走。

残り800メートルを過ぎたあたり、向こう正面の直線に出たところで、これまたカンムルとほぼ同時にスパート開始。ポジションを一気に上げて行きます。

3コーナーでは、外を通るカンムルを前に入れさせないよう、自身はうまく内にもぐりこんで進出し、前を射程に入れます。

4コーナーから直線に向くところでまた外へ出し、先に抜け出した2番人気のブラウンレガートを急追、ゴール前でキッチリ捕え切りました。着差はアタマ。


レース全体を通して、森泰斗騎手の好騎乗が目立った一戦でした。


(パドックのヒガシウィルウィンと森泰斗騎手)

昨年のニューイヤーカップでは、のちに京浜盃・羽田盃を制し、東京ダービーを1番人気でむかえたタービランスに騎乗し2着だった森騎手。
今年はこのレースを優勝し、昨年、公言しつつも達成できなかった目標「東京ダービー制覇」へ向けて、好発進です。


レース後、森騎手に

「今年もいい3歳馬に巡り合ったね」

と声をかけると、ニッコリ。
横合いから、吉原寛人騎手が、

「森さん、上手い!」

と称賛したのは、3コーナーでの絶妙な立ち回りを指してのことでしょう。


(ヒガシウィルウィンの隣の10番枠に吉原騎手のカンムル)

3コーナーで内に入れたことに関しては、森騎手自身も「それが勝因」と分析しましたし、ヒガシウィルウィンを管理する佐藤賢二調教師も、

「あそこで内に入れたのが大きかった。伊達にリーディングジョッキーじゃないね」

と、森騎手の騎乗をたたえていました。


森泰斗騎手コメント

「期待の大きい馬なので、初戦から結果を出せてホッとしています。

ここの1600はかなり枠順に左右されるので、いかにロスなく乗れるかというのがテーマでした。

前の的場さんの馬(ブラウンレガート)が手応えよさそうだったので、それ目がけて。
3コーナーでインコースにもぐりこめたのが勝因だと思います。

ボク自身のことですけど、今年に入って重賞2着が続いてまして、川崎では的場さんに負けてるんで、もう絶対かわすんだと思って必死に追いました(笑)。

(フォームが)バラバラになってカッコ悪かったですけど(笑)。一生懸命追いました。

(ゴール)出たんじゃないかなと思っていたんですけど、的場さんも『オレが勝った、勝った』みたいなこと言ってたんで、上がってくるまではわかんなかったですね。

この枠順から今日勝てたということは、かなり大きな意味があると思いますし、これから春にむけてもう一段階成長して強い馬にどんどん成長していってほしいと思います。

まだまだ幼さの残る馬で、かなり成長の余地を残していると思いますし、逆にそれだけ楽しみな馬だと思います。春は王道を歩んでいくと思いますので、またヒガシウィルウィンを応援してあげてください」


佐藤賢二調教師コメント

「向こう正面でちょっと上がりすぎかなと思ったが、3角で内に入れられて、あれがよかった。
伊達にリーディングじゃないよね。
大井の1700・1800あたりなら、ゆっくりかまえて行ってくれればいいんじゃないかな」


ニューイヤーカップで上位にきた馬たちは、その後も活躍する例が目立ちます。
今回、上位にきた馬たちは以下のとおり。

僅差の2着に敗れはしたものの、最もスムーズな競馬をして強さを見せたのが、ブラウンレガート。


(2着ブラウンレガート 的場文男騎手は「勝った」と言っていたそうですが…)

道中は3番手にかまえ、直線いち早く抜け出すレースっぷりは素質の高さを感じさせました。


勝ち馬と同じく後方からのレースとなったカンムルは、3~4コーナーで外をまわることとなりましたが、直線ではまたよく伸びて3着。枠順やコース取りの差を考えれば、今後が楽しみな一頭です。


(3着 カンムル。今年もJRAからの移籍馬がダービー制覇となるかどうか)


後続を離す逃げを打ち、最後までよく粘ったスターインパルスは、3着とはハナ差の4着。


(4着 スターインパルス。2月22日には3歳牝馬重賞のユングフラウ賞がおこなわれます。出てくれば有力な一頭に)

スピードを見せましたし、単騎の逃げならば相当しぶとさを発揮することがわかりました。
グランダムジャパン2歳シーズンでは、3位とたった1ポイント差の4位と涙をのみましたが、3歳シーズンでの活躍も期待できそうです。


南関東地区の3歳戦線は、

3月22日 京浜盃
4月5日  クラウンカップ
5月4日  東京湾カップ
5月10日 羽田盃

と続いて行きます。
こうして見ると、まだまだ先は長く、その戦いは始まったばかり。
これから三冠路線に新たに参戦する馬も、ドシドシ出てくるでしょう。
春の到来を待ちつつ、そこに至る道のりを楽しみたいと思います。


なお、南関東3歳牝馬戦線は、一足先に進みます。

2月22日 ユングフラウ賞
3月29日 桜花賞

こちらも本格的な春はまだ先ですが、ほんのひと月後には急激に熱を帯びてくるはずです。




今回の浦和競馬4日目(19日 木曜日)、最終レースで、浦和競馬所属の見澤譲治騎手が通算1500勝を達成しました。
この日2勝をあげての区切り勝利でした。


(1500勝達成のレース…ではなく、そのひとつ前のレースのパドックで)


見澤譲治騎手は、1962年3月生まれ。
1978年10月に騎手デビュー…ということは、39年目の大ベテランです。

数年前まで埼玉県騎手会会長として、浦和競馬所属騎手のまとめ役としても活動されていました。


見澤騎手が会長をつとめていた数年前のこと。
年末開催最終日には、騎手会長からファンのみなさまへのご挨拶、さらに騎手一同からグッズがプレゼントされます。

この会長挨拶、かなり長い間、主催者作成の原稿が会長にわたされ、それを読み上げるというカタチをとっていました。

見澤会長は何年かそれを読み上げてきたのですが、その年、原稿をいつもどおり読みはじめた…と思った矢先、


「…と、原稿には書いてあるんですが、こういうのを読むのはヤメにして、ボクら騎手というのはですね…」

いきなりご自分の言葉で語り始めました。
ファンのみなさんは大喜び。ユニークな見澤騎手らしい内容に、大きな笑い声が起きました。


「朝は2時くらいから仕事してまして、そんな時間に仕事するのは騎手か泥棒くらいなんですけども…」


ほかにも見澤騎手は、桑島孝春騎手引退の際に場内を爆笑させる挨拶をしたこともあり、その人柄をひろく愛され慕われているジョッキーなのです。



ご自分のこととなると照れがあるのか、1500勝達成直後、お話を聞こうと呼びかける記者さんたちの声にもなかなか立ち止まってくれなかった見澤騎手。

それでもようやく振り向いて、少しだけ達成の気持ちを聞かせてくれましたが、やはりだいぶん照れながらのお話となりました。


(せっかくとっていただいたポーズも、ほんの一瞬だったためピンボケ写真になってしまい…)


「今日2つも勝てるなんて思わなかったよね。
1500というのは、それだけ長く乗ったってことでしょ。
目標なんてないけど、一日でも長く乗っていられたらいいかな」

見澤譲治騎手通算1500勝達成表彰式は、次回浦和競馬初日(2月20日)におこなわれます。
ぜひ直にお祝いの声援をお贈りください。





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最終更新日  2017年01月23日 09時20分05秒
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