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2017年05月01日
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カテゴリ: 大川 充夫
ミツオーです。書いたモノを笠松競馬場に置き忘れてしまいました…。


さて、わたくし先週は笠松競馬の実況を担当しました。


笠松競馬場ではこのほど、馬場内に大型映像装置が新築され、運用を開始しました。



新しいビジョンはこのとおり、素晴らしくキレイな映像をみなさまに提供しています。
映っている馬の大きさは…実物の何倍なんでしょうか。


このビジョン、笠松競馬場パドックのすぐそばに建てられました。
笠松のパドックは馬場内にあるのですよ。


(この立地。パドック周回は左回りですから、新ビジョンの画面が周回中の馬からよく見えることになります)


この大きな馬の映像を、気にしてしまう、あるいは怖がってしまう馬があるのだそうです。
どの馬かと言うと…。




笠松競馬場誘導馬のウイニーくん。


ご覧のとおりやや小型の馬種です。
もう一頭の誘導馬・エクスペルテくんは、



こんな感じですから、ウイニーくんがいかに小さいかおわかりいただけるかと。


エクスペルテくんはJRAで競走馬として走った経験があるからか、笠松競馬新ビジョンをそれほど怖がらないのだそうですが、ウイニーくんはかなり気にして、場合によっては怖がるそうです。


「映った馬、大きいですからね。
レース映像で手前に向かって走ってくるシーンなんか見ると、スゴく怖がります。
人間で言えば、進撃の巨人がこっちに向かってくる感じ?」


とは、誘導馬の調教と騎乗を担当する塚本さんのご意見。

とにかくつつがなく誘導馬としての仕事を全うできるよう、毎日、第1レースのはるか前の時間帯にパドックを何周もして、ビジョンに慣らすことを欠かさないそうです(ウイニーくんだけでなくエクスペルテくんも)。


いろんなところにいろんな苦労があるものだなあと、感心しました。はい。




先週の笠松競馬はオグリキャップ記念シリーズ。開催メインに、地方全国交流の第26回オグリキャップ記念がおこなわれました。


(ポスター。場内にもたくさん掲示されていました。もちろん笠松町内をはじめ、各方面でご覧いただけたことと思います)


毎年注目度の高いレースではありますが、今年は例年以上に注目を集めたような気がします。
というのも、カツゲキキトキトが出走したからで。


カツゲキキトキトの活躍は、みなさんご存じのとおり。
そのカツゲキキトキトは(どうでもよろしいが、何度も何度も「カツゲキキトキト」って打ち込んでると、なんだかワケがわからなくなってくるのは同じ音の多い馬名だからでしょうか)、


昨年12月 名古屋グランプリ(G2)3着
今年正月 名古屋記念       1着
2月   佐賀記念(G3)    4着
3月   六甲盃         1着
3月末  名古屋大賞典(G3)  3着
4月   東海桜花賞       2着


と、使い詰めにきて今回が中12日。
昨年このレースを勝った金沢のグルームアイランドは中9日というハードローテーションでしたが、年明け4戦目でした。
カツゲキキトキトは、今年6戦目。



(パドックへ向かうカツゲキキトキト)


さまざまな距離条件のレースを使われて、しかもことごとくいい走りを見せ、数々のタイトルをものにしてきたカツゲキキトキトですが、暮れからこの春にかけて中・長距離のダートグレードレースで好走したことから、適性距離は、少なくともマイルよりは長いであろうと思っていた方も多いハズ。



4月14日の東海桜花賞は、1400メートル。
ここでも人気におされたカツゲキキトキトは、快速トウケイタイガーにおよばず2着。


今回はそこからの中12日。
実力は認めるし期待もしているが、はたしてどんなレースになるか?…と懸念した方もあったのではないでしょうか。




結果はご覧のとおり。


好スタートからカンタンにハナに立ったカツゲキキトキトは、そのまま2500メートルを先頭で走り切りました。

マークした高知のイッツガナハプン(最下級から一気に重賞ウイナーにまで上り詰め、今回のメンバー中、勢いは一番と目されました)は2周目3コーナーで苦しくなり、それでも食らいついて3着。

先頭を行くカツゲキキトキトにせまったのは、同じ名古屋のアサクサポイントでした。
残り600メートルあたりから差を詰め、直線に向くあたりではかなり脚色もよく、

「差し切るか!?」

という勢いに見えましたが、そこからもうひと伸びしたカツゲキキトキトにはおよばず、最後はまた少し差を広げられての2着。


なお、このレースを2度制し(2014・15年)昨年も僅差の2着と、オグリキャップ記念に滅法強い高知のリワードレブロンは、しまい追い込みこそしましたが、およばす4着でした。



今回は横綱相撲と言っていいカツゲキキトキト。
すっかり地方競馬を代表する馬として、期待を集める存在となりました。


これだけ大きな存在となったカツゲキキトキト。
しかし、今回のレースへのステップには(はたから見て)疑問符がつかないわけではありませんでした。


こういったときに手綱をとる騎手どんな気分かと考えると…キッチリ勝ち切って、さぞかしホッとしているであろうと思うわけです。


で、わたくし、表彰式でのインタビューをあえて、

「今のお気持ちを」

というフリで始めてみました。
大畑騎手の答は、


「とってもうれしいです」


お?
単純に「ホッと…」って来ないのか。では…というので、

「こうした馬に乗るのには大きな緊張もあるかと思いますが?」

と、ちょっと畳みかけてみると、


「みなさんからの期待も大きいぶん、負けられないと思って乗っています」


何かこう、地方を代表する名馬を任されている騎手の使命感というか決意のようなものを、キッパリとした口調で聞かせてくれました。
今回のステップについて、


「前回は1400メートルという距離のこともあって敗れましたが、今回は2500メートルということで、負けることはないだろうと思っていました」


かなり自信があったということですねえ。
はたで心配することはなかったってことです。


「他に逃げる馬もいないようだったので、ハナに立って行こうと。
スタート直後に先頭に立ったときには、勝ったなと思いました」

アサクサポイントがせまってきたシーンを振り返っては、


「3コーナーで手ごたえが良くなかったんですけど、アサクサポイントに来られてから反応が良くなりました。
後ろから来られてからのほうが余裕ありました」


とのことでした。
そして、


「JRA相手に勝ちたいですね」


と言う大畑騎手。
こう言われると、地方ひいきのわたくしとしてはうれしくなるわけで、

「JRAの馬相手に大きなタイトルをとれると信じていいですね?」

などと聞いてしまいます。
大畑騎手は、


「はい」


と力強く応じ、

「これからもっと活躍する馬なので、応援よろしくお願いします」

さらにわれわれの期待を背負っての活躍を誓ってくれました。


今後について、陣営からは平安ステークス(5月20日)を視野に入れて…という話も聞こえています。
何度も繰り返しますが、地方競馬を代表する馬として、期待を背負って走る存在として、カツゲキキトキトの今後の活躍を見守りましょう。




表彰式の前後には、カツゲキキトキト優勝時恒例となった記念撮影タイムが設けられ…いや、べつに公式にそうだったわけではなく、厩務員さんがファンの間近にカツゲキキトキトを誘導し、キッチリ止めて、たくさんのファンが撮影するというシーンが今回も見られました。


あのサービス精神は、本当に素晴らしいと思います。
みなさん大喜びで、カツゲキキトキトの勇姿を撮影されていました。





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最終更新日  2017年05月01日 10時00分06秒
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