楽天競馬
地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ  楽天競馬ブログ 14083737 ランダム
ホーム | 日記 | プロフィール

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

楽天競馬ライター

楽天競馬ライター

2017年05月25日
XML
カテゴリ: 横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 先の5月22日に行われた盛岡第11R『OROターフ特別』で、レースをリードしていたダイワマッジョーレ号はゴールを目前にして故障発生、競走中止しました。

 今回は自分も「勝てる」と思って見ていました。まさに勝利を目前にしてのこの事態は本当に残念だと、本当に無念だとしか言いようがありません。

170525-001.jpg

 本来であれば岩手県競馬組合からの公式な発表を待ってから書くのが良いのでしょうが、たくさんのファンの皆さんが心配されているようです。今回は敢えてダイワマッジョーレが岩手に来てから最後のレースまでのことを振り返ってみたいと思います。

 ダイワマッジョーレが岩手にやって来たのは昨年の4月のこと。 このブログでも岩手に来た彼のことを書きました
 JRAの芝重賞を勝ったほどの馬が岩手に移籍。その頃のネットの雰囲気は必ずしも「賛」だけではなかったように感じましたけれど、関係者は彼を新天地で活躍させるべく受け入れたことを知ってもらいたくて、水沢の厩舎にやって来た翌日の段階で取材させていただきました。無事に到着したという事をたくさんの方に読んでいただけた様だったのは何よりでした。

 ただ、その後のダイワマッジョーレはなかなか順調に戦えませんでしたね。
 岩手移籍初戦になると思われた昨年6月の「かきつばた賞」は故障のため出走取消。本当の“初戦”になったのは8月1日の「立秋特別」でした。ただしここはダート戦。キャリアでも初めてのダート戦、それも初コース、さらには一頓挫あった後・・・となると、1番人気に推されつつ5着に終わったのも致し方なしという印象でした。

170525-002.jpg

170525-003.jpg
★2016年8月1日の『立秋特別』は盛岡ダート1800m戦。ダイワマッジョーレは5着でした



170525-004.jpg

170525-005.jpg

170525-005b.jpg
★2016年8月14日、桂樹杯

 中団から4角手前で先行集団に取りついたまでは良かったものの、そこから僅かに伸び脚を欠いて結果は2番手争いの中で一団になりながらゴールになだれ込むという形。
 この時はダイワマッジョーレとよく似たキャリアを持って移籍してきていたブレイズアトレイルが1番人気だったのですが、ブレイズアトレイルが4着、ダイワマッジョーレが5着でタイムは同じ。
 ダイワマッジョーレの5着は何とも言えない結果だったけれど、その時点で既に盛岡の芝で結果を出していたブレイズアトレイルと同じ程度に走れるのならまずまず良いのかな?と、そんな微妙な感想を抱いたことを覚えています。

 3戦目も芝重賞の「OROカップ」。ここでは4番人気6着。

170525-006.jpg
★2016年9月25日の岩手県知事杯OROカップ。一番左がダイワマッジョーレ

 その時もまたブレイズアトレイル(5着)と同タイムでしたし、桂樹杯で僅差だったタイセイメテオやロケットボールともまたほぼ同タイム。桂樹杯を制したブレークビーツ(2着)とは約2馬身差。着差や順位は若干変わりましたが上位の顔ぶれは桂樹杯とほとんど同じです。
 これはつまり、“それなりに順調に使えているのに馬の走りに大きな変化が出てこなかった”という事でもあるんですよね。
 実際、OROカップに挑むダイワマッジョーレは水沢での調教一番時計を叩き出していました。それでも・・・という事なわけで、陣営がOROカップの次戦として芝1000m戦を選んだのは、距離短縮で変化の“きっかけ”のようなものを探る意味合いもあるのだろう・・・と想像したものです。

 その「ハーベストカップ」では4着。次いで再度の1000m戦に挑んだ「OROターフスプリント」でも4着。

170525-008.jpg

170525-007.jpg
★2016年10月9日、ハーベストカップ


170525-009.jpg

170525-010.jpg
★2016年10月22日のOROターフスプリント。内を突く形に

 ただここでは、これまでのレースでは常に離されていたブレークビーツに僅差、あるいは逆転していたりと、変化がうかがえたのも確かでした。短距離重賞を勝っているとはいえ1000mの経験は無かったですし、血統背景的にも1000mの馬ではないものが、結果としていわゆる“短距離のスペシャリスト”にこそ先着されたものの4着確保ならひとまず上々。そう言える1000mの2戦だったと思いましたね。

170525-012.jpg
★2016年11月5日、ダート1200mのスプリント特別に出走、2着でした

 この頃のダイワマッジョーレはずいぶんと調子が上がってきていたようです。せっかく調子が上がったのにその時にはもう盛岡の芝シーズンが終わってしまっていたのは残念。とはいえダートの1200m戦で2着に食い込んだのは調子の良さゆえだったでしょうし、これで状態さえ良ければ、条件さえ合えばダートも問題なさそう・・・というメドがたったのも収穫でした。


 2017年シーズンのダイワマッジョーレの初戦は4月9日のダートマイル「陽春特別」になりました。この時は休み明け初戦ながら悪くない仕上がりだと伝え聞いていて注目していましたが、運悪くこの時の水沢の馬場傾向は「内枠不利」。1枠1番ではどうしようもなく動けず6着に終わってしまいました。

170525-014.jpg
★2017年4月9日「陽春特別」。馬群の中で動けず終わる(左から2頭目にちらっと顔が)


 なので次戦の「観桜特別」、ついに岩手での初勝利を挙げたのですが、自分はそんなに意外な感じは受けなかったですね。叩き2戦目でという以上に馬の雰囲気が良くなっているのが分かりましたから。

170525-015.jpg

170525-016.jpg
★観桜特別で待望の岩手初勝利!

 最後のレースになってしまったOROターフ特別は、馬の状態がさらに良くなっていると思って見ていました。自ら逃げることも想定通り。大きなリードを保って直線に向いた時はこれはもうそのまま逃げ切ったと、最後は少し止まるかもしれないがそれでも後続に交わされることはない・・・と思いました。ですが。

170525-017.jpg

 転入当初の不振については、JRA在籍終盤の疲れがなかなか抜けなかったのだと聞いていました。それから立ち直るのにはどうしても時間がかかったようです。
 当初は、だから調教でもレースでも「走る気が今ひとつ感じられなくて・・・」と、関係者から何度かそんな言葉を聞いてもいました。自分が見ていても、何というかこう、目が優しかった。戦う目になっていなかった。昨年はずっとそんな感じだったと思います。
 それがこの春は、昨年とは段違いに目元に迫力があった。身のこなしからも闘志が感じられるようになっていました。

 今年はきっと昨年とは違う戦いぶりを見せてくれるに違いないという確かな手応えがあっただけに、それだけに非常に残念で仕方がありません。

 彼の最後の走りは間違いなく勝利に値する物だったと信じています。彼は最後まで戦い続けた。その事はファンの皆さんにも忘れずにいてほしいと願っております。

170525-018.jpg





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017年05月26日 02時09分27秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: