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2017年08月21日
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カテゴリ: 大川 充夫
ミツオーです。残暑お見舞い申し上げます。笠松競馬場のスタンプをゲット!これで5場目です(エリア数変わらず)。



さて、わたくし先週は笠松競馬の実況を担当しました。


笠松競馬、今回のメインレースは、開催2日目(15日)におこなわれた北陸・東海・近畿交流の重賞、第46回くろゆり賞(SP I)でした。


カツゲキキトキトがオグリキャップ記念以来の復帰戦、兵庫からトーコーポセイドンが遠征し、地元笠松勢では好調ハイジャと昨年覇者のサルバドールハクイが迎え撃つという構図。


注目の真夏の一戦、勝ったのは7番人気のヴェリイブライトでした(単勝4850円)。
南関東や岩手でも重賞戦線で活躍してきた7歳馬が、強敵を見事に撃破しました。




ハイジャとトーコーポセイドンが並んで先行するのを見る位置につけたヴェリイブライトは、3番手からの競馬。
残り600メートル付近から、道中は中団にいたカツゲキキトキトが先行勢を一気に外からとらえにかかり、直線では一旦、抜け出しかけます。
そこに内からあわせていき、最後はハナ差、差し返したヴェリイブライトが優勝。


わたくしも実況しながら、直線一旦は「カツゲキキトキトが抜け出す」と言ったものの、盛り返してきたヴェリイブライトのしぶとい粘り腰には目を見張りました。
これはいいレースだ~と、心なしかゴール前では声が弾んでいます。


デビュー2年目の名古屋・加藤聡一騎手は、これが重賞初制覇となりました。
もちろん加藤騎手も声を弾ませて、インタビューにこたえてくれました。


(くろゆり賞口取…写真が横からですみません)


加藤聡一騎手コメント

(重賞制覇)ビックリしていますけど、一番はうれしいです。

力のある馬に乗せていただいているんですけど、馬の力を発揮させることができずに終わることが多かったので、今回展開にめぐまれたりして、勝ってスゴくうれしいです。


4コーナーまわって(カツゲキキトキトに)ちょっと出られたんです。微妙な感じでゴールして、相手がキトキトなんで「負けてるかなあ」って弱気で帰ってきたんですけど、勝ってるって聞いたときはすごくビックリしました。


2年目でたくさんいい馬に乗せていただいて、先生方にも感謝していますし、2年目にして100勝に近いところまできていることもスゴくうれしいですけど、それ以上に力ある馬に乗せていただいても結果を出せずに終わることが最近は目立っているので、精進してがんばっていきたいと思います。


最近ちょっと取りこぼしもあって、不甲斐ないレースも多いんですけど、一鞍一鞍精一杯乗っていきますので、応援よろしくお願いします。




加藤聡一騎手はこのほかにも、今回のヴェリイブライトについて、


「夏負けしてると聞いていたんですが、追い切りに乗ってみたらよく動いたんですよね。
調子はとてもよかったようです」


と話してくれました。
そのあたりのことを川西毅調教師は、


「ちょっと夏負け気味だと思ってたら、追い切り動いたから、丸野に頼もうかなあって思ったんだけど、ハナから聡一でって言ってあったから変えるわけにもいかなくて」


と報道陣の笑いをさそい、


「自分で乗せるって決めたことだから。
若い騎手に勝ってもらえてよかったよ」


ご自身も満面の笑みで、実にうれしそうでした。



加藤聡一騎手は先週までで通算96勝。
今週は、火曜日(22日)に金沢競馬場でおこなわれるヤングジョッキーズトライアルラウンド金沢にも参戦します。



加藤騎手は地方競馬西日本地区で、現在ポイント2位。


「大川さん、来てくれるんですか?」


あああ、すみません、その日わたくし川崎で仕事です。ゴメンね。


「残念、またよろしくお願いします!」


礼儀正しい加藤騎手なのでした。




現在、地方西日本地区ポイントトップは、この方。


笠松の1年目・渡邊竜也騎手です。


「このままトップで通過したいですね」


と意欲満々。



ちなみに第3位がこの方。



金沢・栗原大河騎手。


「絶対に本戦に出て、全国のファンのみなさんにお会いしたいと思っています!」


こちらも先日、重賞初制覇(MRO金賞 ムーンファースト)を成し遂げて上げ潮ムードです。

ところで。
以前、こんなことを書きました。


使わないモノを早く撤去してほしい
https://plaza.rakuten.co.jp/keiba003/diary/201704250000/


笠松競馬場向こう正面の一部を目隠しするように建っていた、旧着順表示板(どうでもよろしいが、「表示板」ってこの文字でいいのかしらん?「板」って感じじゃないんですけど。でも「盤」ってのもなんだか…)。


大型ビジョンが建設されたため、笠松競馬場のコースは、2ヶ所にわたって見えない部分があるという状態が続いておりました。
わたくし実況アナウンサですから、これは困る。



見えない部分に馬群がさしかかる前にいろいろ片づけなくてはなりませんし、見えるところに出てくるまでいろいろ工夫しなくてはなりません。



いや、実況アナウンサでなくとも、お客さまだって困ります。
せっかく馬券買ってレース観戦してるのに、二度も見えなくなる場所があるというのは…。
やはりこれはよろしくない。



というので、使わなくなったモノを早いこと取り壊してもらいたいと思っていたのです(そして書いておいたのです)。


今回、笠松競馬場へお邪魔すると、旧着順表示板は、土台部分を残して撤去されていました!


先日来、「取り壊しました、撤去しました」、というお知らせは見ていましたが、実際に来場して実況を担当してみると、想像以上に見通しがよくなったことがわかりました。


(旧表示板と新ビジョンが並立していたころ。赤矢印部分が実に短く感じられました)



(ご覧のように見通しがよくなりました…って、わかってもらえるかな?)


従来の笠松競馬は実況をする上で、向こう正面の死角までに隊列全体の様子をお伝えしておかなくてはならない(…ならないってことはないんでしょうが、そのほうがいいだろうと誰でも思う)という制約がありました。


違和感のない流れにすると、だいたいは、2コーナー手前くらいで先頭から馬を呼びはじめることになりますので、死角までおおむね200メートル。
これだとさすがに時間が足りません(頭数と展開にもよる)。


となると、少し早めに「先頭は…」と戻らなくちゃならないわけで、実際わたしは1コーナー過ぎでは先頭から呼ぶ態勢にもどっていました。
それでも死角までに全頭さばくのは忙しい。


だいたい地方の競馬場は、3コーナーあたりが勝負どころになっていて、展開にもよりますが、このあたりで諸々動くことが多いのです。
ということがわかっていますから、実況アナウンサは3コーナー付近までに全頭呼んでおいて、勝負どころであらわれる変化やら何やらを描写したい。


先頭からシンガリまで全員呼びたいし呼ぶべきですから、けっこうがんばって前から後ろまで馬の名前を呼んでいくことになります。ここをすませるのが早ければ早いほど、あとがラク。
ヘンな話、新米実況アナウンサや練習生は、ここをどれだけ早くさばけるようになるか、ということに血道を上げています。ホントに。



ベテランになると、さすがにここを早く早く!と、そればっかりを考えたりはしませんが、それでも早いに越したことはない。


笠松競馬場は、この旧表示板があるところへ加えて、3コーナーを隠すカタチで大型ビジョンを建設したわけですから、実況アナウンサはたいそう困っていたわけです。

がんばって早く後ろまで呼んだ。
死角から出てきて勝負どころ…と思ったらまた隠れる。
出てきたらすぐ4コーナー。

具体的にどうとは言いませんが、かなり工夫をして実況をしておりました。



が、その苦労(?)も終わりました。
旧表示板がなくなったことで、向こう正面いっぱいをゆっくり使えるし、となると1コーナーで無理やり前に戻ることもない。ってことはスタートからスタンド前の先行あらそいを、時間をかけて描写してもいいことになって、とにかくいろんなことがラクになりました。
こうなってくると、なんだか3コーナーも見えてるような気がしてくるから不思議です(気のせいだ)。


旧表示板がなくなったことで、ファンのみなさんもレースを見やすくなりました。



本場へ来場された方はもちろん、映像のみでご覧の方々も、従来は向こう正面・旧表示板の死角に入るあたりで3コーナー付近から撮影した映像(馬群正面からの画)がはさまれていたのですが、これがなくなりました。

終始、スタンドから撮影した映像ですから、レースを横から見られるわけで、馬のあとさきがわかりやすくなりました。
カメラが急に切り替わったりしませんから、おおむね実況にあわせて馬をとらえた画面が続きます。これは見やすい。



現在は、売り上げのほとんどがネット投票をふくめた場外でのものですから、本場のお客さまのことを考えると同時に、もしかしたらそれ以上に、場外やご自宅、出先でスマホを見ているというような、画面を通して参加してくださるファンへの見え方・見せ方をしっかり考えて改善していくべきでしょう。…実況アナウンサのしゃべりもふくめて。


てなことを、実況席からレースが非常に見やすくなった笠松競馬場で考えたりしました。





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最終更新日  2017年08月21日 10時00分13秒
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