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2017年11月17日
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カテゴリ: 古谷 剛彦
金曜日は古谷が担当します。

 先週末から週明けにかけて、福島競馬場と水沢競馬場を訪れました。福島競馬場は、東日本女子駅伝がある週に必ず訪れています。というのも、この時は地元の地上波で競馬中継を放送している福島テレビに、北海道のUHBからアナウンサーがヘルプで遠征しており、その流れで毎年、僕も集合がかかって夜は飲み会を行っています。福島の記者の方とともに、ローカル開催を主軸に置く人たちで色々と話し合う機会でもあり、僕自身も勉強になることがあり、また今後の競馬界に対する課題や期待なども語り合う貴重な夜です。

 そんな大袈裟な…と思ったりもしますが、ここで数年前に話していたことが現実になったことがあります。ローカル開催の縮小、特に福島と北海道、そして小倉の開催日程の減少は、危機感を持っていた通りの結果に。そして、福島記念の日程問題も。福島は、競馬ファンが最も熱い地域です。かつては、地元の地上波において、どの局も展望番組があり、ラジオ福島でも長年続いた展望番組がありました。それが縮小、縮小でラジオの展望番組は終わり、地上波も一局のみの放送になっていきました。

 首都圏にアピールすることは確かに大事ですが、地方に行けば行くほど娯楽の多様性は少なく、その地域に根付いた娯楽をしっかり維持していくことも大切だと思います。それを放棄(とまでは言い過ぎでも、それに近い状況であることに変わりはない印象です)して、中央集権になっていく様子は、将来に向けて不安も感じます。首都圏は、娯楽がありすぎるが故に、飽きも早くなります。ならば、地方のファンを大切にし、地方競馬とリンクする形で競馬開催の継続性を謳っていく必要があります。


(11日の福島競馬場、昼のイベントの様子)

 福島なら岩手と、北海道の札幌・函館は門別と…、といったように連携をしていくことで、競馬ファンの拡大、そうはならなくとも現状維持をしっかり守っていく必要があります。そのためには、競馬開催は少なくとも、北海道なら札幌開催のより戻し、そして福島は重賞を開催最終日に置く姿勢が求められます。

 福島の夜で熱い話をした後は、日曜・月曜と水沢競馬場で過ごしました。12日は2歳重賞「南部駒賞」が行われ、ホッカイドウ競馬勢がワンツースリーを決めました。勝ったダモンデは、潜在能力は高いものの、プリサイスエンド産駒特有の気難しさが時に災いし、ムラな印象がありました。しかし、急遽の乗り替わりとなった高松亮騎手が、見事なエスコートでマッドドッグとの叩き合いを制しました。


(南部駒賞を勝ったダモンデと、その関係者)

 当日の騎手コメントは、​ こちら

「僕の感覚では、悪さをした時にすぐ叱りつけるよりも、ある程度やりたいことをやらせてしまった方が、かえって扱いやすく感じるのがプリサイスエンド産駒の特徴かなと感じます。ですので、この日もゲートの中でうるさい面は見せていましたが、その辺りを注意しました」

と話していた時に、高松亮騎手のクレバーさを痛感しました。何でもかんでも叱れば良い…ということではなく、個性に合わせて叱り方にも気をつけるということは、血統をしっかり把握し、その特徴をつかみ、自分が経験したことを統計的に考えて行動する…。非常に大切なことを、ダモンデを通じて話していたと思います。

 ダモンデは、川崎の「全日本2歳優駿」を視野に入れるようですが、さらなる大舞台での走りにも注目したいと思います。

 この週の水沢競馬では、2勝ないし3勝をして、JRAに戻ることを決めた3歳馬もいました。12日の水沢3Rで7馬身差をつけて楽々逃げ切ったシャワーブーケが、岩手で2連勝を決めてJRAに戻ります。


(2連勝でJRAに戻るシャワーブーケと、その関係者)

 そして、13日の水沢3Rを楽に逃げ切って3連勝を飾ったノーザンライアンも、JRAに戻ります。


(ノーザンライアンのパドックの様子)

 どちらも村上忍騎手が騎乗して、出戻りを決めましたが、

「いずれも、中央でキャリアも浅かったし、こちらのレベルでは力が違う走りを見せていましたから、中央に戻っても楽しみな逸材だと思います」

と村上忍騎手は話していました。特に、ノーザンライアンは、

「南半球産で遅生まれですし、トモがまだ緩い状況。体がしっかりできていない状況で、楽に逃げ切るスピードを見せてくれる辺りは、じっくり調整してから中央での復帰をするようですから、本当に楽しみですね」



 さて、今週はよこてんさんのブログにも書かれていたように、「ダービーグランプリ」が19日に水沢競馬場で行われます。そして、週が明ければ、21日に「兵庫ジュニアグランプリ」が園田競馬場、22日は「笠松グランプリ」が笠松競馬場、そして23日は「浦和記念」が浦和競馬場と、ビッグレースが続きます。「兵庫ジュニアグランプリ」には、ホッカイドウ競馬から3頭が出走しますが、11月一杯で勇退が決まっている桑原義光厩舎にとっては、このレースが最後の出走となります。

 そして、「浦和記念」は、ヒガシウィルウィンが復帰戦となります。こちらも必見ですね!





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最終更新日  2017年11月17日 23時42分23秒


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