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2018年04月30日
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カテゴリ: 大川 充夫
ミツオーです。初めて西武ドーム(メットライフドーム)へ行ってきました。えらい試合でした。


さて、わたくし先週は金沢競馬と笠松競馬の実況を担当しました。



笠松競馬、先週のメインレースは、地方全国交流重賞・農林水産大臣賞典・第27回オグリキャップ記念。
笠松・春の大一番に地方他地区から5頭が参戦、東海勢5頭の計10頭であらそわれました。

(笠松担当時には、必ずオグリキャップさんにご挨拶することにしています。正門横)




結果はみなさまご存知のとおり。




エンパイアペガサスの圧勝でした。


2着に2秒8という大差をつけ、実力の差をまざまざと見せつけたその走りには、わたくし自身は正直驚かされました。
みなさまはいかがでしたか?


わたくしも、もちろんエンパイアペガサスの実力を疑うものではありませんでしたが、今回のオグリキャップ記念、事前の売れ行きを見ていると、ファンのみなさまもなかなかに迷いながらの投票となったようで、単勝一番人気がコロコロ入れ替わり、結果的にエンパイアペガサスが一番人気ではあったものの、それも直前に逆転してのものでした。



わたしが見た範囲では、午前中、早い段階ではハタノリヴィールが一番人気に推された時間帯があり、のちグルームアイランドが人気を集め、といったように大いに人気の割れた、馬券的には難解な一戦となりました。



だからというわけではありませんが、実況を担当したわたくし、このレースがどういった決着を見るのか、どの馬がどんな勝ち方をするのか、まるでわからないままレースに臨んだのですが…。


(オグリキャップ記念パドック。引き過ぎ。でも走路の向こうだもん。こうなりますよ)




一昨年の川崎・戸塚記念を逃げ切ったベルゼブブの逃げで始まったこのレース。
金沢の、これも逃げ馬としての活躍が目立つメイジンが二番手の内側につけ、二番手外には笠松・ハタノリヴィール。


人気上位勢では、一昨年覇者グルームアイランド(今回は大井所属で参戦)が5~6番手の内、その外に浦和のエンパイアペガサスがかまえ、名古屋・アサクサポイントは後方からの競馬となりました。


2周目に入る手前あたりで隊列はグッと短くなり、二番手グループがギッシリかたまるカタチに。
このグループの外を通るエンパイアペガサスは、ジワリとポジションを上げ、先頭のベルゼブブとの差も詰めて正面スタンド前へ。
ペースの落ちたレース中盤は、後方グループまで差のない隊形となって、2周目の2コーナーへ差し掛かります。



逃げるベルゼブブがここからペースを上げ、これに並んで行くエンパイアペガサス、この2頭が後続との差を一気にひろげ、後続勢は追走したいところですが苦しくなりました。


400メートルを切ったあたりでベルゼブブの手応えが厳しくなると、エンパイアペガサスが先頭に立ち、一気にリードをひろげます。
直線に向いてもシッカリした足取りで、リードはひろがる一方。
エンパイアペガサスが圧勝でゴールを駆け抜けました。



2着・3着には、道中後方を進んだ人気薄のアンカーマン(9番人気)とヤマニンデリシュー(7番人気)が入り、三連単は35万円超という大波乱。
エンパイアペガサスを除く人気上位馬にとっては厳しい結果となりました。




エンパイアペガサスはこの勝利が重賞10勝目。
オグリキャップ記念、意外にも南関東勢初勝利となりました。


(圧勝。重賞10個めのタイトルを手にしたエンパイアペガサス)




エンパイアペガサス 騎乗した岡部誠騎手


「大差勝ちでちょっと驚きですね。
3コーナーの手ごたえがね、悪くはなかったですけどね、ビュッと動いてくれる感じがなかったんで、いつ後ろがくるのかなと思って、ビジョン見たら離してたんでね。ちょっと驚きでした。


折り合いはしっかりついてリラックスして走ってたので、3コーナー手前から動こうかなと思っていました。


道中力んじゃうと呼吸が苦しくなっちゃう馬なので、道中リラックスして走ってくれたのはよかったです。


(ここまで表彰式インタビューでの話。以下、表彰式後に)


後ろが来てなかったなという感じですね。
コーナー、コーナーで息が入ってたし。
ハミ噛んじゃうとどうしても良くないけど、ある程度前でも競馬したいし、そういうところがちょっと難しいですね」







管理する平山真希調教師


「今後については、とりあえず馬の状態を見て、オーナーと相談して。
このまま南関東にいるか、また水沢に移るかというのも、状態を見て相談してですね。


距離も長いところ、2000メートルくらいで結果を出しているので、そういう競馬もできるようになって、5歳で充実してきているのかなと思います。
状態も着実によくなってきて、調教には自分が騎乗しているんですが、感じもすごくよくなって、今日いい結果が出て、すごくホッとしています。


岡部騎手には2月の大井・金盃で一回乗ってもらっているし、笠松のコースも熟知していると思うので、ここはもうお任せしました。

ちょっと乗り難しいところがあって、行き脚つきすぎちゃうとひっかかってしまうし、距離が長いので折り合いがうまくつくかどうか。
川崎のときも、その前々走行きっぷり悪くって、前走のときちょっと仕掛けたほうがいいっていう話をして、仕掛けたらかえって今度は行きすぎちゃって、ひっかかって終わってしまったというところがありました。


そういう乗り難しいところがあるぶん、ある程度馬の性格をわかってくれているひとに乗ってもらうほうが、ということで今日も大井に続いて岡部騎手に乗ってもらったんですけど、そういうほうがいいんじゃないかと思います。
なるべく同じ騎手が乗れたほうがいいかなあとは思いますね。

昨年にくらべ、馬もしっかりしてきたかなとは思います。
ちょっと腰のゆるいところがあるんですけど、しっかりしたと思います。


力のある馬ですから、さらに大きいところをとれるように、頑張って欲しいですね」


(賞品のひとつ。清酒・大吟醸オグリキャップ。たいへんうらやましい)




この日の笠松競馬場は、「名馬・名手の里」の生んだ名馬中の名馬・オグリキャップの名を冠したオグリキャップ記念がメインレースということで、同じく笠松の輩出した名手中の名手・安藤勝己さんがイベント出演のため来場。



表彰式では優勝した岡部騎手に安藤さんから花束が贈呈されました。


岡部騎手「なんか照れますね」
アンカツさん「笑っちゃうな」


普段から近しいお二人にとっては、あらたまっての花束受け渡しは、照れくさい体験であったようです。



そのアンカツさんのステージには、たいへん大勢ファンのみなさまが集まり、熱気あふれる中、軽妙なトークが展開されました。


「笠松馬の中でベスト3は?」との問いにこたえるアンカツさん(2位:フェートノーザン)。…「JRA馬の中では?」との問いもあったのですが、何しろ後ろの方にいたのでは声は聞こえない、おまけにレースとレースの合間なので長時間は見ていられないということで、このシーンしか写真ナシ。



(笠松馬1位はオグリキャップ!…オグリキャップ記念当日だから。ホントは違う馬、という話もあったらしいのですが)




どうでもよろしいが、司会の長谷川満さんがステージ中央にいて、アンカツさんがすみっこにいるというのが、お二人のキャラクターをよく表していて面白い。





この笠松開催中、水野翔騎手が通算100勝に到達。
100勝達成に次ぐレースでも勝利をおさめ、101勝(その後も勝ち星を積み重ねました)。





これで、東海地区でも今年から適用となった減量規定(デビュー5年以内、100勝以下は1キロ減)でも減量解除となりました。


水野翔騎手は、ホッカイドウ競馬でデビュー。
デビュー年に32勝をあげて一度は減量解除となりましたが(当時の減量規定については、よこてんさんのエントリ
をご参照ください)、規定が変更となりふたたび減量騎手に。


昨年、ホッカイドウ競馬のシーズン終了後に笠松へ移籍し、1月から騎乗を再開したのですが、東海地区の規定では減量ナシ。…と思ったとたんに、4月から新規定となり1キロ減量騎手にと、減量→減量解除→減量→減量解除、行ったり来たりを繰り返した、これは稀有な例なのではないかと思われます。





水野翔騎手コメント


「100勝に到達して、とりえず安心しました。
初日に達成できるかなあと思ってたら2着だったので。
それで昨日の2レースでできるかなと思ったら、また2着だったので(笑)、これは流れ悪いなあと思ってたんですが、自厩舎で勝てたので、良かったですね。


1年目はすごいスムーズに行ってたんですけど、2年目でつまずいて、そこからあんまり勝ち星がのびなかったので。
心機一転でこっちに移籍して、すごいいっぱい乗せてもらって。
勝ち星も…いっぱい勝たせてもらって。
それで100を達成できたので、ホッとはしています。


でもまだまだこれから、200・300と積み重ねていかないといけないですし、重賞もそのうち獲りたいんで、満足はしていないですし、ここは通過点だなと、そんな気持ちです。

(100についですぐ101。減量は100まで)
え?そうなんですか?
えええ?そうなんですか?ああ、なるほど、そうなんですね。
じゃあ100だったら減量、とれてないんですね。


減量は、1年目にとれちゃったんですよ、最初。
ボクの場合けっこう面白くて、1年目でとれて、去年門別で100勝規定になってまた減量になったんです。
で、去年笠松に来たときは、ここは80勝だったので減量なくなって、また年度がわりで規定変わって、それでまた減量になって。

なくなって増えて、なくなって増えて、って(笑)。
なかなかこういう経験するひといないんで。


減量が2回、とれてついてって繰り返したのは珍しいことだと思うんですけど、その分、減量のあるなしで全然違うということをボクは身を持って知っているので、斤量の差をすごく実感できたので、それを踏まえて乗って、これからも一頭一頭、確実に乗って一つでも上の着順に持ってこられるように、より多く勝てるように、できたらと思います」




所属の笹野博司調教師・通算500勝達成記念セレモニーにかけつけた水野騎手(右から2人目。左から、藤原幹生騎手・笹野博司調教師、水野騎手、渡邊竜也騎手)。



お天気にめぐまれた先週の笠松競馬。
春の大一番は終わりましたが、次回開催には新設重賞がひかえています。


3歳馬のSP I、第1回ぎふ清流カップ(1600メートル)が3日目・5月10日におこなわれます。

次回の笠松競馬は、5月8日(火曜日)~11日(金曜日)。
風薫る5月の笠松競馬へ、たくさんご来場・ご参加ください。





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最終更新日  2018年04月30日 12時55分55秒
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