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2018年07月04日
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カテゴリ: 坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。

 私が香港や(そのついでに)マカオに出かけた際に、必ず言っていいほど足繁く訪れていた場所があります。それは、マカオのドッグレース場。

 先日、6月30日の開催をもってその歴史に幕を下ろしました。



 かつて営業していた当時のドッグレース場の入場門


 以下ご紹介するのは、本当は写真撮影禁止の場内で撮った写真なのですが…もう廃止になってしまったわけですからいいでしょうか?



 コースへの入場風景



 ゴール板前の様子



(ドッグレース場の展示物より)



 再開時の入場門。先の写真と全く同じだ!



 日本の競馬や、その他の公営競技の記録写真でも、こういうのよく見ます。
 私が行くようになった15年ほど前には、勿論こんな風景は見られず。



 往時の繁栄がしのばれる記録写真



 これ、マカオのドッグレース場に行った方は、必ず見てますよね?
 かつて使われていた枠番抽選器



 ガラポン方式で玉が出てきて、枠番が決まっていったらしいです


 その戦後再興されてからでも55年。私もかれこれ15年近く楽しませてもらってきたマカオのドッグレースが、終わってしまうとは…。




 7月3日撮影
 結局門構えは、今に至るまでずっと変わらなかったということですね…



 門番の方に、中に入るのは止められたけれど、外から撮るのはOKっていうことだったので、外から旧スタンドを撮影。

 この左手の方が犬舎がある方向なのですが、17時になったらそちらから大勢の人々が出てきました。
 おそらくは犬舎やこのレース場で働いていた従事員のひとたちなのでしょう。




 垣間見える場内の風景
 楽しかったひとときが思い起こされる



 レース上のすぐ外の街路に、間違いなくレースで走っていたとおぼしき犬を曳いて歩かせている人々を見かけました。たぶん左の男性が練狗師(犬の調教師)なのではないかと。
 市民とたわむれる犬たちですが、いま彼らの「行く先」が動物保護の観点からも案じられています。




 レース場がなくなれば、犬も、そしてそこにいたひとびとも居場所を失う。
 場所も恐らく、近々なくなっていくのでしょう。



 マカオの夜に煌めいていた、ドッグレース場の終焉
 移ろいゆく時の流れの中、そして世の中の流れの中に、「常なるものはひとつもない」ということを改めて感じさせます。



 一方で栄耀栄華を極めているように見えるマカオのカジノ業界も、次々とリゾートホテルが建ち並んで競争は激戦。こちらも左うちわの安泰などと言うことはあり得ません。


 物事、いずれなくなるかも知れない。
 それは避けられないことなのかも知れません。

 それでも、その物事が長く続いていくために、力を注ぐこと。
 それがその物事で「生きていく」ということなのでしょう。

 競馬のいま、を案じると、こういう出来事の成り行きにも、自ずと目が向いてきます。
 競馬だって、かつてこういう茨の道を歩んで、いくつもの場所と人々と馬たちを失ってきたわけですから。

 長く続いていくために。
 していかなければならないことに、いま改めて思いを致しています。





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最終更新日  2018年07月05日 09時28分30秒
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