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2020年01月10日
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カテゴリ: 古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。

 本当に冬?と思ってしまうほど、日中はコートを着ていると暑く感じる今日この頃。さすがに、日が落ちると、一気に気温は下がり、その時に冬を感じますが、例年に比べると”暖冬“なのは間違いないですよね。北海道も雪が少なく、札幌で年明けまで根雪にならなかったことに驚きです。何せ、12月に雨が降った日もあったぐらいですから。雪まつりまであと1カ月を切りましたが、雪不足の影響は大きいと思います。

 さて、今週は8日、9日と園田競馬場に行きました。最近は「園田クイーンセレクション」当日に通っている感じですが、今年はさらに、吉田勝彦アナウンサーが実況放送の引退日ということで、その日は何が何でも行こう!と決めていました。本当は9日のみのつもりでしたが、「アタック!地方競馬」に出演する小堺翔太さんと赤見千尋さんが、前日しか行けないと聞き、赤見さんから「8日も行こうよ!」と言われたもので、せっかくだから2日間、園田を楽しもうと思ったんですが…。8日の昼に園田駅に着き、無料バスに乗ろうとした時に、バス乗り場にバスがおらず、係員の方々も片付けを行っていました。

「3Rが終わって中止が決まったんですわ」

赤見さんからラインも来ていて、何とガッカリしょんぼりただ、競馬場には向かって、実況放送席に顔を出しました。僕は翌日も来るので、小堺さんと赤見さんが、吉田さんの取材をしている時に、竹之上アナと三宅アナ、そして挨拶に来ていた北本アナと談笑していました。ツイッターに書きましたが、その時にヒョンなつながりがあったことを知りました。


(竹之上アナと北本アナ)

 僕が大学3回生の時、ラジオたんぱのレースアナウンサー養成講座が大阪でも開講すると、週刊競馬ブックの広告で知り、当然ながら興味があって面接に行きました。一応、軽い試験みたいなものあったんですが、合格が出て受講料を払えば受けられる状況にはなったんですが、さすがに大学生で、仕送りしてもらっていた身で高い受講料を払うことは諦めざるを得ず、辞退しました。その話を竹之上さんと北本さんにすると、「えっ!」と驚いた様子。北本さんが



と。すると、竹之上さんが

「彼(北本さん)の人生を狂わせたね!」

と応酬。いやはや、23年前の新事実。もし、僕が受講していれば、竹之上さんと同期だったんですよスマイルそして、北本さんがアナウンサーになっていたかどうか…と聞くと、ある意味で受けなくて良かったのかな大笑い

 そして9日。この日は1R、2R、5R、6Rの4つを、吉田さんが実況されることが発表されていました。学生時代に通っていた園田競馬場。多少の変化はあっても、コース側のファンエリアとパドックの雰囲気は、当時とさほど変わりないので、その当時のマイポジションを意識して園田競馬を1日楽しみました。高知から橋口アナウンサー、広島から和田年弘アナウンサーも来られたり、ライターやキャスター、文化人の方々も多く来場していて、会う人会う人がこの日を寂しくも楽しもうという気持ちで、競馬場の雰囲気は非常に良いものでした。

 迎えた6R。ゴールした瞬間、吉田節の「変わったかぁ~」というアナウンスとともに、拍手と歓声が上がり、コースを背に向けたファンが実況席に向けてスマホやカメラを向け、吉田さんに感謝の気持ちを伝えていました。実況を終え、ファンの感謝の気持ちに応えようと、吉田さんは立ち、手を上げ、その気持ちに応えていました。すると、さらに拍手や歓声が大きくなり、遠くで見ていても目頭を押さえる吉田さんの姿を捉えられました。僕自身も胸が熱くなり、感動しました。この時の様子は、​ こちら ​にアップしました。

 その後、吉田さんのサイン会がありましたが、当初1時間半を予定したものの、結局2時間ぐらい行われました。ファンの列が途絶えず、1人1人に対し、丁寧にサインを書き、「ありがとう」と声を掛ける吉田さんの姿に、また心を打たれます。


(サイン会の様子)

 最終レース終了後のセレモニーを前に、挨拶できる瞬間がありました。サイン会を終えたばかりで疲れていた様子でしたが、荘司典子さんと一緒に花束を渡しました。



 そしてセレモニー。約8分のメッセージは、静かに噛み締めるようにファンの方々は聞き入っていました。小牧太騎手、岩田康誠騎手、そして橋本忠男元調教師も駆けつけ、吉田さんとの掛け合いも笑顔となる雰囲気で行われていました。




 園田・姫路の名勝負に、吉田さんの実況は欠かせないものでした。僕が学生だった時、ケイエスヨシゼンが三冠馬となり、ヒカサクィーンという女傑もいて、兵庫の競馬が面白く、そのドラマを伝える吉田さんの実況に身震いした自分がいました。サンテレビの中継は、必ず録画をしていまいた。良い時代を過ごすことができました。その後も含め、それが当たり前のようにあると思っていましたが、とうとうレースでの声は聴けなくなるのか…と寂しく感じます。6Rの後、「寂しくなるな」と話すファンの声も聴きました。数々の名実況は、今後も語り継がれます。

 吉田節は、レース実況はもちろん、ファンファーレを前に話す時間での言葉でも、身震いしたことがありました。2013年5月3日の兵庫大賞典でした。

「今年、49回目を数える、この兵庫大賞典。オープン馬の祭典です。それにしましても、これだけレベルの高い馬が12頭揃った兵庫大賞典は、私の記憶にはありません。これまで58年、8万7千レースを喋ってきました私も、今、ワクワクしております。そして、ドキドキしております。一体、どんな展開になるのか、全く想像が尽きません。2分間の壮絶なドラマの幕が開きます!」

 歴史を知る者の言葉。そして、ファンと同じ気持ちに立つような、ドキドキワクワクした気持ちを伝え、当然ながら僕らも高揚します。実際、凄いレースでした。本当に感動しました。1つ1つのフレーズが、レースを熱くすることを改めて感じました。レースを面白くもつまらなくするも、言葉1つで変わってきます。僕は解説者、ライターとして伝え方は異なります。しかし、言葉の重みは一緒です。

 この日、吉田さんは幾度となく「ありがとう」とファンに声を掛けていました。その「ありがとう」の言葉は、吉田さんに返ります。競馬の楽しさと興奮を伝えてくれた吉田さん、本当にありがとうございました。これから、競馬場でのイベント、展望番組などのアナウンスで、まだまだ吉田節を聴かせて下さい!





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最終更新日  2020年01月11日 09時51分07秒


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