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2020年04月16日
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カテゴリ: 横川典視
木曜担当のよこてんです。

 水沢競馬場の桜が見頃になっていた先週でありました。








 昨年は4月20日頃、一昨年は16日頃でしたのでやはり例年に比べ一週間から10日早い。
 2017年も20日頃、2016年も16日頃でしたから、ここ何年かでは今年の早さが際立っている感じです。

 最近は桜前線の北上が早いとはいえ、感覚的には4月20日頃に水沢あたりが満開になって、一週間かけて盛岡に接近してきて、山の方の小岩井とか川べりの北上展勝地は5月の連休あたりがちょうどいいかな・・・と思っているのですが、今年はGWには北に抜けきってしまいそうです。
 桜を愛でていられるような世の中の雰囲気ではないとはいうものの、水沢競馬場の桜をファンの皆様にご覧いただけなかったのは非常に残念です。来年こそは。



 “今年は桜が咲くのが早い、暖冬だった”みたいな話の続きになるのですが、菅原辰徳騎手のデビューの時の写真を見ていたんですよ。菅原辰徳騎手は2010年の4月17日、水沢4Rでデビューしたのでちょうど10年ですね。
 で。雪が降っていたんですよ!


★デビュー戦を待つ菅原辰徳騎手。白く写っているのは雪です

 当日の天候発表は14時5分発走の6レースまで「小雪」になっております。菅原辰徳騎手のデビュー戦となった4Rも淡い雪の中。確かに寒かった、息が真っ白になった記憶。



★デビュー戦も分かりづらいですが雪が




 さて、先週の4月12日に行われた古馬の重賞・赤松杯はこれが転入初戦になる ランガディア(水沢・板垣吉則厩舎) が優勝しました。向こう正面からずっとまくっていって直線もマイペースでぶっちぎっての9馬身差圧勝。ちょっと衝撃的な勝ちっぷりでしたね。


★赤松杯優勝/ランガディア

 祖母はダイナカール、母の半姉にはエアグルーヴがいるという華々しい血統ですからランガディアも芝の新馬戦でデビューしたところから始まってJRA時代は芝路線を進行、芝の重賞勝ちも決して夢ではないという走りを見せていました。
 一方でダートはJRA時代最後の一戦のみの経験だったのに加えて16頭立て14着の結果。まあ“ダートではどうなのかな?”という見方になるのは致し方なかったと思います。

 ただ本馬を管理する板垣吉則調教師は、必ずしもそうではなかったようです。この馬のお話をうかがった時に「もちろん芝も走るんだろうけど、調教の感じ、ダートもこなすような気がするんだよね」と言われていました。ダートで負けてるって言ってもそれほど極端に離されて負けているわけじゃないしね、と。
 板垣師の“根拠”のもう一つは、全兄が岩手のダートで活躍していたことです。ランガディアから見て3つ上の プリンスダム 。2017年に岩手に転入したプリンスダムは、こちらはダートでも実績を持っての転入で、実際に転入直後のA級戦を連勝。その年の北上川大賞典では2番人気3着の結果を残していました。そう思って見ればランガディアのきょうだいには、ダートで走っている馬が多いですよね。


★プリンスダム(2019年11月11日盛岡11R優勝時)

 「そうは言っても走ってみないと分からないからね」という姿勢を最後まで崩さなかった板垣師。それだけに、ダートでも走る事をこれだけの勝ち方で証明したことは予想以上の喜びだったようです。
 特に今年は、芝コースの改修工事が行われるために盛岡の芝のスタートが7月になっており、ランガディアをはじめ芝を狙って岩手に来た馬たちにとってはダートでもある程度の結果を出しておきたい所でした。シアンモア記念のみならずみちのく大賞典も・・・という走りを見せたランガディアは、それらの馬たちの間から一歩リードということに。




 いやもっとか。今回破った相手は ヤマショウブラック エンパイアペガサス


★ヤマショウブラックは3着。やはり盛岡の方が戦いやすいという面はあるのかもしれません


★エンパイアペガサス。かなりの出負けから5着まで巻き返してきたのは評価して良いと思います

 さてさて。“芝を狙って岩手に来た馬たち”をもう少し紹介しておきましょう。まず最初は14日のA級戦「卯月特別」に出走した ロワアブソリュー(盛岡・櫻田康二厩舎)

 ロワアブソリューもJRAの芝の新馬戦を勝ってのち芝路線を進み、芝重賞でも勝ち馬と遜色ない競馬をしていて、一方でダートは1戦のみ、結果は大敗のみ・・・というキャリアがランガディアとよく似ている馬です。




★ロワアブソリュー/4月14日水沢11Rパドック

 そんな“類似点”とランガディアの圧勝の印象が重なっての転入初戦1番人気だったのかなと思いましたが、結果は4着ということになりました。
 ただ悲観することはないと思います。全体的な印象はやはりどちらかと言えば芝の方が合いそうで、実際ゼンノロブロイ産駒の岩手での実績も、水沢ダートよりは盛岡のダート、盛岡の芝、という感じ。盛岡になればダートでも普通にやれるのではないでしょうか。


ロジチャリス(盛岡・櫻田康二厩舎) 。こちらはJRA時代には芝のみ、2017年のダービー卿チャレンジトロフィーを制している芝重賞勝ち馬ですから実績面では先に挙げた2頭よりも“上”と言えるでしょう。


★ロジチャリス /3月30日水沢10Rパドック

 その転入初戦の時の相手がちょうどロワアブソリューが戦ったのとほぼ同じ相手で、それで結果も5着。ただ、直前の南関東で全くだったダートをこなして戦った点、そこはロワアブソリュー同様悲観しなくていいと思いますね。こちらはダイワメジャー産駒。ゼンノロブロイよりは水沢ダートをこなしますが、水沢ダート・盛岡ダート・盛岡芝で比べたら一番良いのはやはり盛岡芝です。こちらも盛岡に移ってから、芝が始まってから、本当の走りを期待したいですね。





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最終更新日  2020年04月17日 13時48分03秒


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