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ヨシダ総統

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2026.07.29
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テーマ: 読書(10114)
カテゴリ: 読書
東野圭吾は数冊エッセイを残しているが、最後のエッセイ集。

ほとんど全てがこの一冊に入ってると思う。

売れない時代の苦労話の連続。

初めてのサイン会。並んでいたのは身内ばかり。「意外といけるかも」と思った翌日の追加開催。お客さんはほとんど来ず、小学生が持ってきた紙切れにサインを書いて終了。「もう二度とサイン会はしない」と誓った話。

会社を辞めて専業作家になる決意。それを編集者に止められた話。

映画化されるたびに「これで在庫がなくなる」と胸をなで下ろしていた話。

何度も挑戦し、何度も逃した直木賞。それでも「普通の人は参加できないゲームに挑戦している感覚だった」という前向きな言葉。

そして受賞後、初めて気づく周囲の優しさ。話題にしなかったのは無関心ではなく、気遣いだったという事実。応援してくれていた人たちの存在。

父親から届いた直木三十五の墓の写真。添えられた言葉はなし。それでも十分に伝わる親子の距離感。



東野圭吾作品を読んできた人なら、クスッと想像する場面の連続。

そして、大作家になる夢を追い続けた一人の人間の記録。

残念ながら現在は新刊で手に入れるのは難しい一冊。

だからこそ、見つけたら迷わず手に取ってほしい一冊。

東野圭吾さん、本当にお疲れ様でした。

自分の読書人生は東野圭吾さんから始まりました。



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たぶん最後の御挨拶

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Last updated  2026.07.29 08:59:12
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