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半年ほど前、地元企業の工場経営者と1時間ほど話をする機会があり、事業承継の悩みを打ち明けられました。

その社長さんのお子さんは娘さん1人、義理の息子さんは工場経営に加わる意思はなく、かつ遠隔地に住んでいるとのこと。

そこで、「もし自分にもしものことがあったなら、この会社はどうなってしまうのだろう。」と悩んでいるというのです。

私ならご相談に乗ることもいたしますし、セミナーのような形式でお話してもいいですよ、と提案したところ、「是非お願いします。」とご返事があったものの、その後連絡なし(かなり感触が良かったのに不自然であり、だからこそ覚えているのですが)。

やんわりとご相談にのりますよと書面を送ってもやはりなしのつぶて。

「顧問税理士と顧問社労士に阻止された」のかな、と思います。

その会社には顧問税理士と顧問社労士がおり、私が訪問した時点で既に同じ相談をしていたというのです。

ただ、詳しくお話を聞いてみると、そのベテランの先生方の回答が余りにいいかげんで(ほとんど漫画の世界)、悩みが解決しないのもごもっとも、という話でした。

ベテランの先生は新しい法律を勉強しない人も多いですし、長いお客さんとの付き合いの中であぐらを書いている人も多いのが事実(ルーティン・ワークしかできないのも当然か)。



このような現実はほぼ全国的に見られるのではないかと思われます。

そんな中、経済産業省・中小企業庁が、中小企業の円滑な事業承継に向けて相続、企業の合併・買収(M&A)など各問題点を整理した「事業承継ガイドライン」を策定したそうです。

報道によると、親族内での承継、従業員などへの承継、M&A検討の三つの事業承継方法について、それぞれ対策を示しているそうで、後継者に悩む中小企業経営者の実情に応じた計画的な事業承継を促すのが狙いなんだとか。

同ガイドラインは、05年10月に企業庁はじめ税理士、弁護士など官民で立ち上げた事業承継協議会(山口信夫代表理事=日本商工会議所会頭)が取りまとめたものだそうです。

まあ、大先生達があまり頼りにならなくなったら、ガイドラインでも読んでご自分で勉強するか、あるいは新しい専門家に乗り換えるかしかないのでしょう。



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Last updated  2006/06/15 02:08:24 PM
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