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まずは、野村萬斎さんの解説から。
この横浜の会で、萬斎さんが解説なさるのは、珍しい。映画か舞台のお話が出るかと思ったのですが、特になく~。![]()
今回は、出演者がかなり変わり、若手が出るという紹介でした。
狂言「粟田口」。世間に道具比べが流行り、今度は粟田口を比べることになった大名(野村万作)ですが、粟田口が何かを知りませんでした。太郎冠者(石田幸雄)に尋ねると大名の手持ちの道具類の中に粟田口はないと言うので、太郎冠者を都まで買いに行かせます。ですが、実は太郎冠者も粟田口を知らず、都に着き大声で求めていると、すっぱ(詐欺師・高野和憲)が現れ、自分こそが粟田口であると名乗ります。太郎冠者はすっぱを高額で買い、連れ帰ると大名もすっかりそれを信じてしまいます。そして、粟田口に関する家伝の書と照合して、粟田口の由緒を確かめるが、すっぱはうまく立ち回ります。
萬斎さんの解説が終わり、さあ、いよいよ始まります。
……、お幕が上がらない。
まあ、もう少し待とう。
あれ、上がらない。おかしいなあ。何かアクシデントがあったのかしら。どなたか具合が悪くなったとか。
と、萬斎さんが切戸口から再び登場。少し照れた感じ?
「実は、忘れ物がありまして…。」
万作さん演じる大名の“烏帽子”を忘れたとのこと。
なあんだ。よかった。忘れ物で。
で、烏帽子なしで演じるとのこと。
早速、烏帽子なしの大名・万作さんの登場。
でも、正直に告白?しなくても、烏帽子なしで登場しても、気付かなかったんじゃないかしら。
この横浜の会は、万作さんのお話が聞けるのが楽しみのひとつです。昨日は、昨年暮れに亡くなれた弟の万之介さんについて話されました。
万之介さんの洒脱で、温かみのある芸。そういう芸を創り出すため努力していた万之介さんの姿をお話くださいました。
狂言「花折」。のどかな春のある日。桜が見事に咲く手他の住持(石田幸雄)が都まででかけることになり、新発意(しんぼち・出家してまもない僧・野村萬斎)に留守を命じ、今年は花見に来た者を断わるようにと言いつけます。やがて下京あたりに住む男(野村遼太)が若い者たち(中村修一、村井一之、内藤連、岡聡史)を引き連れて寺を訪れます。新発意が中に入って花見をすることを許さないので、男たちは門前で酒盛りを始めます、酒が飲みたくなった新発意は花にお神酒をふるまうことにかこつけて、男の注ぐ酒を飲んでしまいます。そして自分ひとりだけ入れて欲しいという男の言葉を信じ、戸を開けてしまうと、男たちは全員入ってきてしまい、また、賑やかな宴会が始まります。新発意も一緒になって、飲めや謡えの宴は続き、気分をよくした新発意は、終宴のみやげにと、男たちに桜の枝を折って渡してしまいます …。
本当に若手ばかりでした。
僧の役も、今までは、万作さんか万之介さんでしたから、石田さんも初役だったそう。
立衆の頭を務めた野村遼太君も初めてでしょうし、村井さんと内藤さんの2人は国立能楽堂の研修生だそうで、初舞台だったとのこと。
なかなかよかったと思います。
「よし」と言わない 2024.12.06
意識不明の状態 2024.11.26
追っかけ日記 No.523~狂言ござる乃座… 2024.10.20