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土曜日(7月16日)に、世田谷パブリックシアターに「ベッジ・バードン」を観に参りました。
1900(明治33)年12月6日の朝。ロンドン、フロッドン・ロードの一角にあるブレッド家の3階に、ひとりの日本人留学生が転居してきました。彼の名は夏目金之助(漱石・野村萬斎)。階下には貿易会社の日本人駐在員・畑中惣太郎(大泉洋)が下宿していました。社交的で英語を流暢に話す惣太郎に対して、日本で英語教師をしていた金之助の英語は、現地ではまったく通用しませんでした。下宿先の主人ブレット夫妻(浅野和之)や、英文学を教わるクレイグ先生(浅野和之)の前では、つい口が重くなってしまいます。また、女主人(浅野和之)の妹ケイト(浅野和之)の存在も金之助を憂鬱にさせます。そんな金之助も、ブレット家の女中アニー・ペリン(深津絵里)とは、唯一肩の力を抜いて会話を楽しむことができました。アニーは、ロンドンの下町イーストエンドの生まれで、明るく気のいい働き者。ただ、コックニー訛りがきつく、彼女の口癖である「I beg your pardon?」(失礼ですが)は、金之助には、「bedge pardon?」に聞こえるため、金之助はアニーに「ベッジ」というあだ名をつけます。そして、2人はしだいに心を通わせていきます。
今回、なんと言ってもすごいのが、浅野和之さんの怪演。全部で11役もの役をこなします。
ロンドンで神経を病んだ夏目漱石は、イギリス人が皆、同じ顔に見えてしまうのです。~そういえば、昔読んだ漱石のイギリス滞在時の文章にそんなことが書かれていたなあ~。
それを逆手にとって、ベッジと弟のグリムズビー以外の英国人~女王さまから犬まで~を、同じ人にやらせてしまうなんて、さすが、三谷さん。これだと、漱石でなくても、イギリス人は、みんな同じ顔に見えてしまう。![]()
そして、その三谷さんの要望にこたえて11役をこなしてしまうのはすごい。どれも、見事です。私個人的には、漱石の下宿先の主人夫婦の妹の奔放なケイトが好きです。
今回で6回目の観劇でした。
ようやく、萬斎漱石さんの「しましょう(Hを)。」の台詞にも慣れてきたかな~。![]()
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