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「天の刻(とき)」小池真理子著。
「月を見に行く」「蝋燭亭」「天の刻」「襞(ひだ)のまどろみ」「堕ちていく」「無心な果実」
6つの短編の小説集です。
以前は、小池真理子さんの本が好きで何冊か読みました。
老眼になってからは()、読書量が減ってしまって……、久しぶりに~何年ぶりかなあ~、読んでみましたが、やはり、小池真理子さんの文章には引き込まれてしまいます。
ここに出てくるのは、40代後半の女性たち。
子供がいて、年老いた親がいて、仕事は責任の重い年齢で~。
でも、ここに出てくる女性たちは、何処かに「人生の鋭い諦観」を感じさせる。
アンニュイで破滅的で不道徳に生きようとしてみたり。
でも不倫をしていても、ドロドロ不倫とは、ちょっと違う。
40代後半の女性たちの恋愛、日常を描いた作品は、あまりないのではないかなと思います。
解説の篠田節子さんによると、この短編集はR35、30歳以上(本当は40歳以上にしたいとのことですが)読解可能の書なのだそうです。
確かにそうかもしれません。
また、何冊か読んでみたいと思います。
わかぎみ 2022年08月19日
北条義時と鎌倉幕府がよくわかる本 2022年03月09日