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小舞「祐善」野村太一郎。
狂言「祐善」の中に出てくる舞いで、旅の僧の前に傘張りの祐善の幽霊が現れて生前のありさまを語って供養を頼むというもので、謡いも傘尽くしで、傘を持って舞われました。
太一郎さんの舞いは、力強いですね。
小舞「蝉」野村裕基。
狂言「蝉」の中の舞いで、旅の僧の前に蝉に幽霊が現れて、生前烏に食い殺され、今は地獄で山蜘蛛や梟の餌食となって苦しんでいましたが、僧によって成仏でき、つくづく法師になれたと喜びます。
裕基さんは、大曲「釣狐」の披露を終えられたせいか、一段と謡いのお声も美しく、舞いもきれが増したような気がいたしました。
狂言「木六駄」。
奥丹波の富裕な主人(野村遼太)が、京都の伯父(石田幸雄)の歳暮の薪と炭を届けようと、太郎冠者(飲む万作)に、十二匹の牛に荷を担わせての運搬を命じます。
太郎冠者は、一人で十二匹の牛を引き、さらに伯父に渡す酒まで持たされます。
雪深い山の中を、牛追い声をかけながら進みます。
牛の荷に積もった雪を払ってやったり、崖から落ちそうな牛を引き戻してやったり。
~能楽堂の舞台なので、もちろん牛などいなくて、鞭1本で、十二匹もの牛を追っていくという演技を見せるのが見せどころ、さすがに万作さんです。
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