PR
キーワードサーチ
コメント新着
フリーページ
この狂言は、珍しい狂言で、今回この「相模薪能」が、55周年の節目の年であることから、萬斎さんが選曲されたそうです。
私も、初見の狂言でした。
能「葵上」。
光源氏の妻の左大臣の娘・葵上(病床の葵上は、舞台上に1枚の装束としておかれ、登場しません)は、物の怪に悩まされていました。
物の怪の正体を知るため、巫女(ワキツレ・石井寛人)が口寄せ(霊を呼ぶ術)を行います。
すると、高貴な女性の姿が現れて、葵上に辱めを受けた(賀茂祭での車争い事件)六条御息所の怨霊(シテ・中森貫太)と名乗り、自らの抱える辛い思いを吐露し始めます。
怨霊は、葵上の病床に迫って責めこみ、魂を抜きとるべく、呪いの言葉を吐き捨てて姿を消します。
横川聖が祈祷を行うと鬼女の姿となった御息所の怨霊が現れて葵上を害しようとしますが、法力の前に力尽き、消え失せます。
今年のNHK大河「光る君へ」に合わせたタイムリーな演目でした。
上演頻度が高い曲なので、何度か観ていますが、久しぶりに拝見いたしました。
迫力があって、面白かった~です。
今年は、天気にも恵まれ、良い会でした。
意識不明の状態 2024年11月26日
追っかけ日記 No.523~狂言ござる乃座… 2024年10月20日
「釣狐」再び! 2024年09月26日