はらみのだらだら日記

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Dec 25, 2011
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カテゴリ: 映画ほか
ふーむ・・クリスマスだねえ・・



そんなクリスマスにぴったし?の「内容が重い」映画を見ました♪

サラの鍵.jpg
「サラの鍵」

ナチスが台頭していたころのフランス警察が、ユダヤ人を迫害してヴェルディブと呼ばれる競輪競技場に何日も閉じ込めていた、という史実は「黄色い星の子供たち」という映画の予告でようやく知った次第。食事も寝床もトイレもなく、収容所に移動されるまでずっと監禁されていたそうだ。
そんな暗い史実と本作の主人公が不思議なつながりを持つ。

サラというのはヴェルディブに閉じ込められたユダヤの少女の名前で、彼女はフランス警察が検挙しに来たときにとっさの判断で幼い弟を部屋にある納戸に隠し「絶対出てきてはだめよ」と約束させ鍵をかけてしまう。
このとっさの行動がその後の彼女の運命を大きく変えてゆく。

結構重くてかわいそうな話なのだが、現代に生きる女性記者のストーリーでガス抜きになるし、最後はほのかな明るい希望が見える。
史実を受け止めつつそれでも未来へ希望を託すような不思議なラスト。


女性記者役のクリスティン・スコット・トーマスの素晴らしさは言うまでもないけど、やっぱりサラ役の少女の瞳に心が奪われる。
あの目で見つめられたらやっぱり助けたくなっちゃうよ。
弟との「再会」シーンなどほんとうに強烈でした。
この先楽しみな子役ちゃん誕生だねえ・・



白いリボン.jpg

「白いリボン」


打って変わって、こちらはそのナチスが誕生前の第1次大戦開戦前の不穏な空気がよどむドイツの小さな農村。
村民の半分以上がこの村に住む男爵家に雇われ搾取されている状況。
そんな村民をまとめているのは厳格なプロテスタントの信仰。
そういった中、ある事件が起き、それから糸がほつれるように暗い影が村を覆っていく。

白いリボンとは厳格な牧師一家で主人が息子たちに罰を与えたのち、戒めとして腕などに巻くリボンで、これをつけていつ間は嘘をついてはならず、家長に対して逆らってはならない。
いわば抑圧の象徴。これをナチスやファシズムのメタファーだと位置づける人も。成程。

とにかく画面から立ち上る緊張感、 尋常ではない。

まー怖い怖い。とにかく緊張しまくって集中とぎれず。
見た人の中には眠気を誘われた人もいるようだけど、私は緊張しっぱなしだった。
色んな事件が起きて結局犯人もわからないんだけど、それが人々の抑圧された心の怒りだったりの表出なのは感じ取れるので、別に犯人なんかどうでもいい。
抑圧は悪意を呼ぶ。 そういうことなんだろうか?

編集がすごくて舌を巻いた!

見るものを不安にさせる独特の演出は冴えわたり、しかもより揺るぎない!
しかも今回はいわゆる「 痛そうなどっきりシーン 」がなかった!でも緊張感は持続!ハネケさん。すごいよー!

この映画でも子役が大活躍。皆大人に対してやりすぎなほど敬語を使い慇懃無礼も甚だしいwこの丁寧さが裏に渦巻く悪意を感じさせるのよねー。
いやー怖かったっす。抑圧しすぎちゃだめよー!



というわけで、片方は新宿で、片方はおうちで堪能しました。
新宿の帰り道、TSUTAYAに寄ったらまーカップル率高かったw
日頃来ないだろ!!的なノリでいちゃいちゃしつつ棚をめぐっている。
・・どーせ映画なんかなんでもいいんでしょ?はやいとこ適当に借りちゃっておうちでいちゃいちゃしなさい!!・・と妬み嫉みの悪意全開のおばちゃんであった・・とほほ








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Last updated  Dec 25, 2011 09:57:48 AM
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