Davi's Diary

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子供を愛せない女性たち


その頃、私は事態が私が考えたより複雑なことに気がつき、苦悩していた。
私はもともと母性愛の薄い人なので、子供を愛することがやっぱりできないんだと思い始めた。そういう相談ができる所はないかと思っていた所、日本の女性誌に「ステップマザーのクラブ」の紹介が載っていたのを見かけた。早速連絡を取って会員になり、毎月日本から会報を送ってもらった。

その会報を読んで、目からうろこが落ちた。
子供を愛せない継母たちの苦悩がにじみ出ていたからだ。
私のように母性愛の薄い人じゃなくても、愛せないものなのだ。会員の人は私と違って、子供と同居している人が大半だった。中には、自分の実子と継子をどうしても差別してしまうという人、夫に「俺の分身を愛せないのなら出て行け」と言われた人...皆みんな、苦しんでいた。夫の子供をどうして愛せないんだろう? こんなつもりじゃなかった。もっとうまくやれると思ったのに。

童話ではいつも継母は「意地悪」で、いたいけな子供をいじめる悪女に書かれている。誰だってそんな人間になりたくない。でも大人である分ひたすら我慢を要求される継母って大変な立場なのだ。その苦悩は他人には計り知れない。

子供って何だろう? 子供とは手のかかるものなのだ。トイレの世話、風呂、食事、とにかく何でもしてあげなくてはいけない。そんな苦労を差し引いて余りあるもの、それは産んだ母の無条件の愛だろう。その「産んだ母」でない立場の女性が、子供の世話をしなければいけなかった時、そこには何が見いだせるのだろう。

私は子供のうんこ後のお尻を拭く機会が一度あったが、「産んだ母」でない、免疫のない者としては結構ショックだった。夫は「ありがとうね」と言った。赤ちゃんだった子供を風呂に入れ、うんこを拭いた事がある男性の「ありがとう」。隔たりを感じずにはいられなかった。






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