女ふたりーーあの時も、おなじ男(ひと)を愛した。/衝撃の愛、いま輝きの時刻(とき)。/日本を代表する二大女優・夢の共演!!/吉永小百合と岩下志麻ーー初共演。女流作家・高木のぶ子のベストセラー小説「霧の子午線」の映画化。/元人気アナウンサーで、引退後は画塾を開いているが、難病を患い、限りある命を意識せざるを得ない沢田八重。地方紙の第一線記者として働く活発そのもののキャリアウーマンだが、一人息子を持つシングルマザーとしての苦悩を秘めた鳥飼希代子。学生運動の最中に固い友情で結ばれ、一人の男を同時に愛した二人の女性が、四十代に達した時、再び同じ街に暮らし、昔のように一人の男を愛してしまうーー。/キャストは、沢田八重役に吉永小百合、鳥飼希代子役に岩下志麻が扮して、女同士の揺れ動く愛と友情を華麗に表現。玉置浩二、山本耕史、筑紫哲也、風間杜夫、林隆三が、女性たちの物語を支える。/映画「きけ、わだつみの声 Last Friends」で第19回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞したベテラン出目昌伸監督が、日本を代表する二大女優を主演に迎えて、本来得意とする女性の<愛と情念>の世界に挑戦。中島みゆきの主題歌にのせて、函館・ノルウェーの壮麗な風景をバックに、豊潤な映像ロマンが浮かび上がる。