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月に一回通っている病院の待合室にいると、妻からメールが届いた。なんとランドセルを買ったというのだ。私は、「え、マジ?」と返信した。病院を出た後に携帯で話を聞くと、娘のピアノ教室が終わった後に妻と娘とでデパートの子供服売り場に行ったそうだ。そこにはランドセルも置いてあって、その中の一つを娘が気に入り、「これが欲しい」と言い始めた。するとすかさず店員が、「これが最後の商品です」などと追い撃ちをかけたため、娘もそのランドセルを離さなくなってしまい、もうその場で決めてしまったそうだ。いずれ買うものだし、買うときは娘が気に入ったものにしようと思っていたので、ま、いっか。ランドセルで思い出すのが、さだまさしさんの「親父の一番長い日」という曲の中の、「赤いランドセル 背負ってか背負われてか」という歌詞だ。この曲は今から25年ほど前に流行った曲だが、自分が父親になってからたまたま聴き直したとき、その歌詞の部分を聴いたとたん、自分の娘の姿を想像して涙が流れてしまった。それがもうすぐ現実となるんだ。ただ私の娘の場合、とても体格がいいので、ランドセルに背負われるなんてことはありえないな。
2006.11.18
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娘のピアノの発表会があった。発表会といえば、かつてヤマハの音楽教室に通っていた頃の発表会が思い出される。無料で会場に入れる家族は一人まででそれ以上の入場は有料。そしてカメラ、ビデオの持込は禁止。しかたなくヤマハが撮影したビデオ(たしか4千円位だった)を買ったところ、娘がほんの少ししか映っていなかったという、とても酷いものだった。でも今習っているのは個人の先生で、発表会の開催のための費用として7千円負担はしたが、会場に入れる人間も、カメラ、ビデオの撮影も制限などなかった。ただし、今回の発表会は娘だけでなく、私も出演しなくてはならなかった。娘一人で弾く曲と、私との連弾がプログラムに入っているのだった。曲目は「ちょうちょう」だったが、私のパートはそれなりの難易度で、練習に結構な時間を費やした。それでも私は自分の演奏なんかよりも、娘が緊張して失敗しないかが心配だった。まず連弾が先にあり、それから数曲後が娘のソロだった。演奏前は「パパがいるから大丈夫だよ。」と何度も娘に言い聞かせていた。私は演奏のテンポが速くならないように、そして娘に合わせるように心がけて弾いた。なんとか、それほど大きなミスをすることなく演奏を終えた。娘は緊張なんてしていないようだった。そしてソロの演奏。私は舞台の袖で娘を見送り、演奏は近くにあったモニターで見ていた。娘の姿を見ていると、ちょっと不思議な気持ちになった。一人で舞台の中央まで歩いていき、おじぎをして、ピアノを弾いて、終わるとまたおじぎをして戻ってくる。保育園の発表会などでは他の子と一緒だったが、娘一人だけというのは初めてだ。娘の成長を実感するとともに、娘が私の元を離れて一人でどこかに行ってしまいそうで少し淋しかった。今回の発表会はとても満足だった。ただ一つ残念だったのは、私がワイシャツのボタンを掛け違えたのに気付かないで演奏していたことだ。
2006.11.05
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