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2005.06.13
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カテゴリ: pelicula (movie)
本日の映画は『第三の男』。

The Third Man
監督 キャロル・リード
主演 ジョセフ・コットン / オーソン・ウェルズ / アリダ・ヴァリ
字幕翻訳 秘田 余四郎(?)
(1949年公開)

簡単なストーリー
舞台はウィーン。戦後のどさくさにまぎれて闇市が流行っていた時代。友人ハリー(ウェルズ)に仕事を手伝ってほしいと頼まれ、アメリカからやってきた三流(?)作家ホリー(コットン)。ウィーン到着後すぐにハリーの家を訪れると、ハリーは自動車事故にあって亡き人になっていた。出席した葬式で警察官のキャロウェイ、胡散臭いケルツ、美しいアンナに出会う。ハリーの最期について疑問を持ったホリーは、いろいろと聞きまわり、事故現場に警察に届けられている目撃者2名以外に第3の男がいたことが発覚する。この男の存在を知り、さらに調べを進めていくと、実はハリーは違法なペニシリン取引で警察から追われていた事実まで浮かび上がってしまった。友人の無実、そして彼が殺されたことを証明すべく、ホリーは捜査を続けていくが。。。

はっきり言って、有名すぎるのでストーリーを書く必要もないかと思われましたが、念のため自分でまとめてみました。

話の展開も、観客をグイグイと引き込んでいくように出来上がっていて、面白かったです。
でも三流作家ってなんで必ず酔っ払ってるんでしょう?
まぁ、酔っ払いの割には紳士的なのが、昔だなぁと思いましたが。

今回は、ちょっと字幕で気になった点があったので、書いてみたいと思います。
まず目に付くのが、二人の会話が一緒くたに書いてあること。そして二人の会話であることをわかるように片方のセリフが“―”で囲まれています。

たとえば最初のシーン、ホリーがウィーンに到着し、パスポートを確認されているところから

何の目的で?
―友達の仕事を手伝いに-

上は兵隊のセリフ、下はホリーのセリフです。
結構、このやり方があちこちで見られます。現在では『何の目的で?』と『友達の仕事を手伝いに』は別々に表示するそうですが、どうやらこのころは違ったようです。

また、戸田さんも『字幕の中に人生』でお書きになっていたとおり、有名な主人公ホリーが酒場でルーマニア人のポペスコにハリーの死に対する疑問を投げかけたときのポペスコのセリフは


原文:I shouldn’t drink it. It makes me acid.

になっていました。この翻訳は秘田氏のものらしいですが、実際、私が見ていたものは違う方が翻訳されていると思われます。それでも残っていくのですから、これぞ名セリフなのでしょうね。今回はどなたが翻訳されているのか不明のため、秘田氏の翻訳と明記しました。

それから、ちょっと細かい点では

さようなら

という表記。最近は『さよなら』が主流の気がするのですが。それだけ正確な日本語を使われているということで、見逃せない点ですね。


【番外編】
オーソン・ウェルズといえば、私にとっては一時期流行った英語教材の宣伝に出ていたデップリしたおじちゃんだったので、初登場シーンで一瞬誰だかわかりませんでした(爆)





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Last updated  2005.06.14 00:05:04
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