裏読書日記

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2008年05月29日
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徹子と淀川おじさん人生おもしろ談義
最近気付いたのですが、活字中毒と呼ばれる症状に本当に罹ってしまったようで、読み物が手にないと落ち着かないのです。先日もそういう状況に陥ったため、いただいた見本の山を切り崩して出してきたのがこちらの本。対談だし簡単に読めそうでいいなぁなんてかるーく読みだしたものの、電車の中で涙が止まらなくなってしまって困りました。淀川さんが既に物故の方であることもあって、彼の一言一言に人生が詰まっている気がします。80を過ぎてからお母さまの事を愛おしそうに語るあたり涙なしには読めません。

この対談は“徹子の部屋”に淀川長治さんが出演した時のお話しを時代を追ってまとめたものです。なんと出演回数は14回(本人の追悼の回を含む)映画の話はもちろんのこと、お母さまのこと、ユル・ブリンナーの話、どうして結婚しなかったか?、ホテル暮らしを始めたわけ…などなど多彩なお話しで彩られています。どの時もかなりお年を召されてからの出演なわけですが、無垢というか無邪気というかすごく不思議な方でした、しなやかという表現がピタリとくるかもしれませんね。

笑ってしまったのは、淀川さんが出演料などを受け取るときは絶対現金でないとイヤだ…という話です。税金を現金で納めるために夜通しお金を数えたこともあったとか(守銭奴みたいなイメージだけどそうじゃないところがまたいい)。日曜洋画劇場の収録で「さよなら・さよなら」ってやったあとにも封筒とかで現金を受け取ってたのかなぁとイメージがふくらみます。晩年はホテル暮らしをしていたということは有名な話です。でもそれに至ったわけには“8年間の万年床をめくったら下からムカデが出てきた”というエピソードがあったという事には驚かされました。潔癖な方だと思ってましたのに。本当にいい話が沢山堪能できました。

テレビ番組は時間の短さもあってセカセカ感が否めませんが、こういう風に文字になるとまたいいものですね。お二人の言葉の綺麗さもまた良いです。綺麗な言葉を喋ることの大切さを話されている回もありました。黒柳さんの言葉は満点だそうで(早口だからあんまり気づかないけど丁寧ですね)、幼年時代にトットちゃんとしてあんなはちゃめちゃぶりを見せていたのに…時の経つのは怖いもんです。

それはそうと、昨日電車の中で涙にむせびながら通勤したわけですが、今朝は本の雑誌9月号の「夢の合作タッグマッチ選手権座談会」のあまりの馬鹿馬鹿しさに大笑いしながらの通勤でした。同じ時間帯に電車に乗っている人に不気味がられていないかと今になって不安になっています。(2002/8/16掲載)





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Last updated  2008年05月29日 08時11分24秒
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