言葉の散歩路

2004年03月04日
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定時間より1時間半早く、

社長、専務、常務、工場長の旦那サマ、そしてミスを犯してしまった本人とその時のメンバー2人

…が事務所に集まり、事情聴取が行われました。


会社からすぐ近くにある自宅にまだわたしがいる内に、旦那サマから電話がありました。

「やっぱり…ちょっと早く来てくれないか」

わたしも、そのつもりだった。

     …結局いつもとそう変わらなくなってしまったのですが ̄◇ ̄;



わたしの朝は、1杯のコーヒーから始まる

嘘。

ポット2つにお湯を沸かし(電気ポットではない、ヤカンなの)

1回目のお湯が沸き次第、事務所にいる方々にコーヒーをお出しする。もちろん、それぞれのお好みで。
(先日、入社以来初めて間違えた。ミルクだけの常務のに砂糖をどっつりと入れてしまった…ぼけが始まっただろーか ̄□ ̄∥)
灰皿を洗って拭いてお配りして、
ゴミ箱のゴミを収集、そしてゴミ出し。


今朝はそこに、「始末書」さまご乱入ー。

向こうの担当者に見てもらって、すぐまた手直しするから、と言うのでおおせの通りに。。。

あああらら、しっかり家のご亭主さまの名前、出てんじゃん。

当社工場責任者である○○○○
責任取らなくちゃいけないのかしら・・・

などとぼんやり考えながら文書を作り、社長がさっそく先方へ向かった。

お昼を回った頃、帰ってきて、また午後から手直し。

ご亭主サマも呼ばれ、完成品を見せられていた。



この大変真面目な状況で、わたしはふと思った───

読めない漢字ばっかでしょ。
文章も意味わかってないでしょ。



いや、意味を間違ったまま納得してしまうところの方が、一番困るところなんですけどね… ̄∇ ̄∥



でもどーやら、電話がきた昨日ではなく、おとといの夜に、すでに問題は発生していて、すぐにその場で事態は改善されていたらしい、と社長が聞いてきたらしい。
とはいえ、今回犯したミスは取引停止が普通な事態であって、いくら先方に与えた損害が思っていたほどではなかったにしろ、二度とあってはならないミスであって、失った信用は計り知れない。。。


ミスを犯した人物は、入社2年足らずの25才、独身。
ぼおーーーー
県外の大学へ行ってきたというが、誰もが口を揃えて
は?

と言う人物でありまして。
大学も様々なんだなあーと変な勉強をさせてもらいました…彼を見て。
彼は社長の甥っ子なんであります。
個人経営に等しい弱小企業の悲しい性…保証人やらなんやらでお世話になっている社長の実兄のお子様なのです。
彼のお母さんから
「家の子、ちゃんとやってますでしょうか…?」
なんて電話がかかってくるあたり、相当お母さんが手取り足取り育ててあげたようです。
きっと、幼い内から、自分で考える前に、何でもお母さんがしてくれたのでしょう。自分で考えるという事が出来ないようです。
何か質問しても、首をゆっっっくりと倒し、スローモーションの世界にいるように、忘れた頃に言葉が出る・・・
・・・だいじょーぶかあー・・・!?
     初めて会話した…しようと試みた時の印象です

いくら教えても右から左。のれんに腕押し。
旦那サマの話を聞いているとまさにそんな言葉がぴったりの彼。

「それでも最近はよく頑張っている、やってもやっぱりダメだけどな。
それでも、頑張ってるからなんとかしてやりたいが…むずかしい…可哀想なんだけどなあ…」


そんな風に言っていました。

長く居ても腕はさっぱり、だけど少しずつ威張るようだけなって、いざとなると逃げる人。
5時半に仕事を終えるのではなく、5時半に車が動き出せるように帰る時間ばかり気にしているベテラン。
腕はまあまあつけたけど、やたらとプライドが高く、協調性に欠ける人。
自分もこの会社の一員なのに、他に行く宛がなくて泣きついて来たのに、まわりを見下して何考えてるかさっぱりの人。

…そんな中で、気も利かないし動きも鈍いし、何をさせてみても失敗だらけだし何度やっても覚えないし…
それでも、威張ったり人を見下したり仕事を選んだりするような連中より可愛いと思うのでしょう。

ゆうべから心配していた。

彼がどうなるのかを。

そして、今日、社長に呼ばれて言われた。


 でも、今後どうなろうと、もうあいつは駄目だ。
 やめてもらうしかない」



覚悟はしていたでしょうけど。

かばいきれなかった。
とうとう、指導してやれなかった。
使い物になるようにしてやれなかった。

自分はやめるのは構わない。

そんなひとだからね。
つらいでしょう。

今夜のお酒は、苦いかな。

まだ先方が何て言ってくるかわからないし。。。

もしも取引停止となったら、売上のパーセンテージを見て、それに見合う人数を削減するしかない、社長はそう言った。
もちろん自分は退くつもりだ・・・・いや、こんな事がなくても元々もう退く予定になってたのを後釜が煮え切らないから延び延びになってただけの話。
「ちょうどよかったんじゃないか」
そんな声も聞こえて来る。。。


社長は口から生まれてきたような人で、初対面のお客様にまでいきなり下ネタをぶちかますような人。
一応ナンバー2という専務兼営業の彼は、そんな社長のやり方をずっと真似し続けてしきれなかったという人。
あまりにも気が小さく、けれどプライドが信じられないほど高く、人の選り好みが激しい。
よって敵ばかり作ってしまう。
「彼が社長になったら取引をやめる」
なんて会社もあるくらい。
なのに・・・お客様に向かって 「あんたねえー!」 なんて言ってる場合じゃないんですよおー


創立以来一番の、極めて厳しい状況で、かえって冗談ばかり言っている社長はせっせと先方に足を運ぶ。

「いやあー、2月の支払、ストップするって話が出てるんだってよお。
 取引停止より、そっちの方がキョワイっ!ボクちん」



こんな社長に、社員教育はムリです・・・





今日の天気予報は雪のちくもり。

ハーズレ~

振りっぱなしです
春なのに、ね。







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最終更新日  2004年03月04日 16時18分12秒
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