言葉の散歩路

2008年03月31日
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タロウ


ほんの半年前までは徒歩で20分くらいのうちまで
散歩紐をぐいぐい引っ張って喜んで来てたんですけどね。
今はもう、殆ど何も見えず、鼻も効かず、耳も遠くなって
支えてあげないと立てないほど足腰が弱ってしまいました。
立っていても寝ていても後ろ足がずっと痙攣したままです。
いつも工場の休憩室の床で寝ていますが、時々ふらふらと工場の中を徘徊します。休憩室は冷暖房完備で毛布も敷いてあるのに、一度部屋から出ると自分がどこにいるのかすらわからないようで、寒く冷たい工場の隅の方で寝ていたり、工場の真ん中辺りでぼーっと立ってどこかを見ている時もあります。先日の日曜日、旦那さまは現場の方へ一日中行っていたので、わたしがお昼過ぎに様子を見に行きました。朝から夕方までの長い時間、トイレを我慢できなくなっているので駐車場へ連れ出しておしっこをさせてあげないといけません。でも、たぶん足が痛いんでしょうねぇ…歩きたがらないので大変、というより、立ち上がらせるまでが一苦労でした。行ってみると目を半開きにして舌を少し出して横になったまま反応しません。耳も鼻も効かないのでわたしが声をかけながら入っても、目の前にどすどす歩いていっても、全然わからないんです。相変わらず足は痙攣してましたがあんまり反応しないので一瞬…まさか、と思ったほどです。触るとびっくりして甘噛みしようとするんですが、起きてもらわないことには…。ようやくビクッとして起きたものの、わたしが誰かもわかっていないので安心してもらうためになでなで。でもたぶんわかってないんでしょう。子供が生まれてからはあまり工場の方へ顔を出さなくなってタロウの散歩もしなくなりましたから。どうにかこうにかおなかの辺りを抱えて立たせ、少しずつ、少しずつ、可哀相だけど紐で引っ張って部屋から出しました。そうしたら外へ行く、ということがわかったのか足が進んでくれて、目が見えないので何もない平地でジャンプしてズデッと転んだりしながら、ゆっくりゆっくり駐車場へ出ました。なかなか足を進めないので尻尾の付け根というか腰の辺りを撫でてあげたら、気持ちいいみたいで足が軽くなりました。用を足すのも若い頃のように後ろ足を上げてマーキングするんじゃなくて、腰を低くしてそのまま、じょーーーーー…。長いし(笑)それはいいけど、おしっこしてる間、気持ちよくなるんでしょうかねぇ~…目を細くしてだんだん、だんだんだんだんナナメ~~~…に傾いていくんでそのまま倒れるんじゃないかとヒヤヒヤしましたヽ( ・ o ・;)ノ
その後部屋に戻っておやつ代わりに柔らかいパンをあげましたが、これまた見えないし匂いもわからないしで鼻の先にあるパンに気付くまで時間がかかります。旦那さんは慣れてるので手であげるんですけど、見えてないので危険なんですよね 元々臆病で食べてるところへ手を出したって絶対噛み付いたり怒ったりしたことはない子なんですけど。

小型で、すばしっこくてウサギみたいに飛び跳ねてた若かりし頃。散歩中にはよその犬によく吠えるくせに、吠えながら後ずさりでわたしの後ろに隠れて声も次第にフェードアウト…よその犬が通り過ぎてから小さい声で 「ぅおんっ…」 なんていってた小心者。そんな姿が走馬灯しちゃって運転しながら泣けて泣けて号泣 (苦笑) この日曜日は長閑な休日でしたが、毎日世話をしてる旦那さんの、何かとタメ息の多いこの頃の…大変さと切なさがよくわかりました。






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最終更新日  2008年04月01日 16時19分36秒 コメント(6) | コメントを書く


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