言葉の散歩路

2008年11月24日
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古い小さな部屋でした
色の褪せた写真が一枚
壁で笑顔を凍らせていました
ぽつんとあるストーブを
つける人ももういない
体温のない部屋でした
どこまでも一人の部屋でした

命の気配を失った
静かで寂しい風景に
耳鳴りだけが聞こえていました
一人暮らしのその後は
恐ろしいばかりの孤独だけが
残るものだと知りました

小さい小さい玄関に
サボテンだけがありました
みぞれの落ちるこんな日に
真っ赤な花を咲かせていました
迎える人もないままに
一人命を咲かせていました
気を狂わせる程悲しい部屋の
たった一つの命でした

















るいもの戯れ言 さまよりお借りしています





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最終更新日  2008年12月09日 15時39分58秒
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