金の像の独り言

昨日の午後の事･･･。

ピンポーン

ドアを開けると

顔を上気させて･･･汗だくの女の人が立っていた

年は、我が娘と同じ位･･･

こんにちわぁ～

学習教材の勧誘資料が握られているのが見えた

私、こちらの地域に、小･中学生用の学習教材を

お勧めさせている○○と申します

娘と重なってしまったのか･･･

思わず･･･

この暑い中･･･大変ネェ～

お気の毒だけど･･･このあたりに、小･中学生が居る御宅は

数えるほどなのよ・・・。

どっちの方から来たの

あの～駅の方から･･･ずっと回ったんですけれど･･･

この辺りは、回っても無駄足だと思うわ･･･

線路下へ行った方がいいわよ

そうなんですか・・・

1日10キロ位歩いて回るんですよ･･･

大変ネェ～･･･この辺は人口が減っているから

子供も極端に少ないのよ･･･

多分、無駄足になるから･･･線路下の大きな道路沿いの方へ

行った方がいいわよ

ありがとうございます

失礼しました

頑張ってネェ～

こんな子供の少ない地域を回らされてる彼女に

社会の厳しい現実を垣間見た気がした･･･。

私の知人のお子さんも出版社に就職したら

新人研修という名目で

教材の訪問販売を2年近くやらされたあげく･･･

希望した業務には就けなかった

採用のときの条件とはかけ離れた業務と

報酬に転職をしたそうだ･･･。

彼女もそうでない事を祈りたい

もっと若者が希望を持って働ける国にして欲しいなぁ～