テクニカル的には円売りゴーサイン

2005年12月14日
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◆月曜に下落したUSDは昨日反発。中でもGBP、NZDに対する上昇幅が大きかった。注
目されたFOMC声明では「measured」の文言は据え置かれたが、現在の金融政策が緩
和的との表現は削除された。声明を受けたファーストリアクションはUSD下落、米
長期金利低下。金価格は大幅に反落。

◆FOMCは予想通り25bpの利上げを実施、FFレートターゲットは4.25%に引き上げられ
た。注目された声明では現在の金融政策が緩和的(policy accomodation)との表現
が削除された。一方で「measured」の文言は残されたが、この文言が含まれる文章
は、「金融緩和は秩序だった(measured)なペースで削減可能」から「持続的な経
済成長と物価の安定に対するリスクのバランスをとるためには、更なる若干の秩序

なる可能性がある」に変更された。また、先行きのインフレリスクの原因とし
て、エネルギー価格の上昇に加え、新たに資源(resource)利用の増加に言及。今
回の声明内容は、向こう数ヶ月間、米国の潜在成長率を上回るペースでの経済成長
を背景にFedが利上げを強いられるとの見方と整合的であり、来年央ま
でにFFレート・ターゲットが5%まで引き上げられるとの見通しを維持する。

◆声明発表後USDは売られたがその後は戻している。FF金利先物からみるとFed利上げ
期待は若干後退しており、現在来年3月FOMCでの4.75%までの利上げを60%程度し
か織り込んでいない。足許センチメントがややUSD弱気方向に傾いていること
もあり、本日発表の日銀短観や米貿易統計の結果次第では、USDは短期的には下げ幅
を一段と拡大する可能性がある。もっとも、過去の動きを見るとFedの利上げサイクル終了はUSDの下落
には繋がっていない。したがって、中期的なUSDの上昇トレンドは当面持続すると


◆本日アジア時間には12月日銀短観に注目。大企業製造業業況判断DIはについ
て25と、コンセンサス(23)よりも強めの数字を予想している。これは既往サイク
ルのピークである2004年第3四半期の26に近い水準。また、収益計画、設備投資計
画も前回から上方修正される見通しであり、2005年度の経常利益増益率見通しは前
回の前年比3.5%増から5.0%増へ上方修正される見込みである。この見通しの通り

な円安進行が収益計画の上方修正に貢献する見込みである(前回調査時の2005年度
下期USD/JPY想定レートは104.95円)。今回の想定レートも前回よりは高めに設定
されようが、実勢レートよりは低目になるだろう。このことは、予想通り今
後も円安が進行すれば、3月短観では収益計画の更なる上方修正が見込めることを
意味している。その他では、日銀が経済の生産ギャップの判断材料の一つとしてい
る雇用と設備に対する企業の過剰感や、今回初めて明らかになる2006年度の新卒採
用計画にも注目。

◆日銀短観、米貿易統計以外では、英11月雇用統計、加10月貿易統計にも注目。

◆本日はノルゲスバンクがレートアナウンスメントを行う。はコンセンサス同様
政策金利据え置きを予想している。また、グリーンスパンFRB議長の発言も予定さ
れている。





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最終更新日  2005年12月14日 08時20分31秒
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